香港資産運用奮闘記銀行 > スタンダードチャータード銀行Easy Bankingの口座開設方法
2005年04月12日

スタンダードチャータード銀行Easy Bankingの口座開設方法

香港には、ブルー&グリーンの優しいカラーが目印の
スタンダードチャータード銀行があります。

スタンダードチャータード銀行もHSBCと同様、香港で発券業務を担っており
流通紙幣の約1割を発行しています(HSBC8割、中国銀行香港1割)

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スタンダードチャータード銀行は、インドを拠点とするチャータード銀行
南アフリカを拠点とするスタンダード銀行が合併して1969年に誕生。
エマージング(新興諸国)市場に特化した英国資本の植民地銀行です。
→関連記事「スタンダードチャータード銀行」

スタンダードチャータード銀行そんな面白そうな、それでいて高格付けの銀行に、今回口座を開設してみました。
→関連記事「金融機関ランキング」

僕はセントラルの本店(Hongkong Head Office)を訪ねました。
場所は、地下鉄セントラルの駅前、HSBC本店の隣にあります。

住所:Standard Charterd Bank Building,
   4-4A Des Voeux Road Central, Hongkong
電話:+852-2821-1756



【Easy Banking 口座を開設しよう】

本店ビルの厳かな(笑)エントランスを突き抜けて、1Fをずーっと奥まで進んでいくと、
ブースで仕切られた、「お客様カウンター」みたいなコーナーがあります。
そこにいる誰かに、「I'd like to open the EASY BANKING account」と伝えます。

すると、「こちらへどうぞ!」といった感じで別ブースに案内されますので、
そのブース内で担当者のヒアリングを受けたり、申込書類(Apprication form)
必要事項を記入したりします。

2005年4月8日時点では、日本人が口座開設に必要な書類は、
1.パスポート
2.英文で住所を証明できる書類


この2点です。
→関連記事「スタンダードチャータード銀行の口座開設」

紹介者が必要だったり、HSBCのように英文によるバンクリファレンスが必要だったり
ということは今のところないようです。


ただ「英文で住所を証明できる書類」というのがなかなか難しいかもしれませんが
僕の場合は、HSBCのステイトメントをそのまま利用しました。
→関連記事「HSBCパワーバンテージの概略その1 〜口座維持手数料〜」

しかし他行との銀行取引があるかどうかというのは、それほど重要ではないようです。

パスポートとステイトメントを担当者に手渡し、コピーをとられます。
そのコピーを見ながら、担当者が記入できるものは記入してくれますが、
それ以外の箇所(例えば、会社名、会社住所、電話、職種、収入など・・・)は、
書いてくれと言われましたので、自分で記入しました。

と言っても、開設申込用紙はA4用紙1枚ですので、自分で書く欄ははほんの数カ所です。
ものの4〜5分の作業です。(^ー^)

そして、記入し終えた開設申込書類をもとに、担当者がPCに情報を打ち込んでいきます。
(この流れは、HSBCの口座開設と全く同じです)

スタンダードチャータード銀行スターターキット開設が完了すると、写真のような「Easy Banking First Step Guide」と、
名前と口座番号が記入された「Customer Card」が手渡されます。
僕の場合は、当座預金は開設しなかったので、小切手はもらいませんでしたが、
当座預金を開設すると、一緒に小切手帳ももらえると思います。

スタンダードチャータード銀行Easy Banking Serviceは、
HSBCパワーバンテージと違い、その日のうちにATMカードを受け取れません。
後日日本の登録住所に送付されてきます。


なので、この「Customer Card」は、当日窓口で現金を預け入れるのに必要なATMカードの代用として使います。


【投資口座も同時に開設しよう】

口座開設が完了した後に、担当者に「投資口座も同時に開設したい」旨を伝えると、
FP(Financial Planner)のいる別ブースに案内されます。
そこで、前述の「Customer Card」を手渡し、「I'd like to open the investment account」と伝えます。

ここで、「どんなものに投資したいか?」と聞かれますので、
「Latin america, India, Russia・・・」などと、自分が投資してみたいセクターを言うと、
それらのファンド類をずらりとプリントアウトして説明してくれます。

その場で買う意志が無いときは、「I order later from Japan」と、
「今は買わないけど、後で日本から注文する」という意志を伝えましょう。(^ー^;
でないと、次から次へと色んな商品を薦められてしまいます。


【日本円の現金を預け入れよう】

投資口座の開設が完了したら、すぐ裏手にある預入窓口(Easy Banking Counter)に行き、
持参した日本円と、前述の「Customer Card」を窓口で手渡し、
「Deposit Please to Hongkong Dollar Savings(香港ドル普通預金)」と伝えて下さい。
初回預け入れ(Initial Deposit)最低額は、1,000香港ドル(約14,000円)相当額です。

米ドル普通預金の場合は、Hongkong Dollarの部分をUS Dollarにしましょう。

すると、目の前で現金を数えて、預入が完了し、「HK Dollar Deposit Slip」という
香港ドル預入明細(黄色い紙)がもらえますので、これは控えとして保管しておきましょう。

HK Dollar Deposit Slipには、日付、時間、口座番号、名前、通貨、レートなどが記載されています。

ちなみに同じ日に日本円を香港ドルに替えましたが、
HSBC 10,000円あたり、711.8香港ドル に対し、
・スタチャンは、10,000円あたり、715.6香港ドル と、
日本円→香港ドルの両替は、ややスタチャンのほうがレートがいいようです。

為替手数料や入金手数料は一切ありません。
(実際は、日本で言うところの為替手数料は、交換レートに加味されています)

次回以降で、スタンダードチャータード銀行「Easy Banking service」の、
口座維持手数料引き出しオンラインバンキングの使い方など口座概略的な事を
解説していきたいと思います。お楽しみに!(^ー^)

→関連カテゴリー「スタンダードチャータード銀行」


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    この記事へのコメント
  1. お帰りなさい。 二日酔いの香港は、それはそれで”味わい”がありますね。 本人は大変だと思いますが。 とにかくですねー。  ・・・ 臨場感がスゴク伝わってきて、一気に読めますね。 文章はとても参考になります。 もちろんですが内容も。 私も夏までには「香港」に行きたいですね。 行く機会があったらアドバイスを是非お願い致します。 面倒くさいと思いますが。
    とにかくご無事でなによりでした。 休息を十分に取られましたら、いつも以上のブログを期待しています ^^
    香港の話はまだ沢山ありそうですね。 
    失礼します。
    Posted by 株式五月雨風雲記 at 2005年04月13日 00:05
  2. 五月雨荘管理人さま、こんばんは!(^ー^)

    香港に行くと、いつも飲んだくれです(笑
    それはそれで面白いのですが、香港に限らず海外に行くと
    ついつい飲みすぎてしまいますね。

    お!香港に行かれるんですか?!口座開設ですか?
    そのときは、是非是非お役に立てればと思います。
    何かありましたら聞いてくださいねー。

    Posted by kz@銅鑼湾 at 2005年04月13日 22:23
  3. はじめまして。
    以前より記事を拝見させていただいておりましたが、初めてコメントの書き込みをさせていただきます。

    私もつい先日、香港へ行き、kzさまのサイトを参考にさせていただきながら香港のHSCBとCitiBankに口座を開設しました。
    HSBCの口座を開設した3月末の時点ではバンクリファレンスは特に必要なく、紹介者と英文表記の住所が書いてある証明書が必要でした。
    私は英文表記の住所のある身分証明書を持っていなかったのですが、何とか担当者にお願いして運転免許書で勘弁してもらいました。本当なら必要なようです。

    ところでkzさんは香港へ送金する時は、どのようにしていますか?私は新生銀行からドルで送金をしようかと思っていますがもっと良い方法がありますでしょうか?
    Posted by おなかがプリン体 at 2005年04月14日 23:41
  4. おなかがプリン体さま、はじめまして。(^ー^)

    > HSBCの口座を開設した3月末の時点ではバンクリファレンスは特に必要なく、紹介者と英文表記の住所が書いてある証明書が必要でした。

    なるほど。。。これまたHSBCもころころルールが変わるもんですね。
    また紹介者が必要になったということですか。

    それにしても、日本の運転免許証で開設できたというのはラッキーでしたね。
    きっと担当者がベテランの方(?)か何かで、ある程度裁量効かせられたのかな?

    > ところでkzさんは香港へ送金する時は、どのようにしていますか?私は新生銀行からドルで送金をしようかと思っていますがもっと良い方法がありますでしょうか?

    僕は基本的に、年に数回香港に行く機会がありますので、
    今のところ送金したことはなく、全て飛行機で運んでいます(笑


    Posted by kz@銅鑼湾 at 2005年04月15日 08:23
  5. こんばんは。
    すいません。便乗質問になりますが、
    現金は(日本円で?)直接持って行くとのことですが、
    100万円以上は税関で申告が必要だったかと思いますが、
    一度に持っていく額は100万円以下に抑えているのでしょうか?

    今度香港に行く時に200万円ほど持って行きたいのですが、
    税関に申告せずにそのまま通過してしまうのはマズイのでしょうか?
    Posted by なお at 2005年04月16日 00:29
  6. なおさん、こんばんは。

    いつも100万円以下で持って行きますが、
    実際のところはそれ以上持ち出しても、分からないようですよ。


    Posted by kz@銅鑼湾 at 2005年04月16日 23:07
  7. こんばんは^^
    なるほど。やはり税関でカバンの中身を調べられたりしない限り
    100万円以上持ち出してもバレないようですね。
    日本人は税関もほとんどスルーですし。
    なぜか私はよく止められますが^^;;

    ところで、
    >2.英文で住所を証明できる書類
    これについてなのですが、バンクリファレンスだと発行に手数料がかかりますので、できれば他の物を代用したいのですが、
    StarwoodやHyatt、大韓航空などから届くDMなど、
    あるいは香港人の友人から届く手紙などでもOKなのでしょうか?
    Posted by なお at 2005年04月17日 01:09
  8. なおさん、こんばんは!

    > StarwoodやHyatt、大韓航空などから届くDMなど

    HSBCの口座開設に日本の免許証を使って開設できた方もいますから、
    ゴリオシすれば、それでもいけちゃそうな気はしますが。

    要は担当者の裁量次第ってとこだと思います。
    上記の書類で開設出来ないことはないと思うのですが。。。
    Posted by kz@銅鑼湾 at 2005年04月17日 21:47
  9. こんばんは。
    レスありがとうございます。
    よく考えたら・・・kz@銅鑼湾さんみたいにHSBCのステートメントを持って行けばいいですね^^;;
    HSBCの時はソニー銀行のバンクリファレンスを持って行ったので、
    今回もソニー銀行のバンクリファレンスしか頭に浮かびませんでした^^;;

    次回の香港は2月になりそうですが、
    スタンダードチャータード銀行かシティバンクにするか迷っています。
    シティバンクの方がWEBは使いやすそうですが、面白みに欠けますね。
    Posted by なお at 2005年04月17日 23:46
  10. なおさん、こんにちは。

    そうですね、HSBCのステイトメントでノープロブレムです。

    シティは、窓口での日本円の預け入れができないそうですよ。
    日本円→米ドル→香港ドルと、ワンクッションおいて
    両替しなくてはならないそうなので、その分コストがかかります。
    なので、僕はシティには開設していません。

    SCBは、窓口で直接日本円→香港ドルでの預け入れが可能です。
    Posted by kz@銅鑼湾 at 2005年04月20日 10:27
  11. こんばんは。
    香港での銀行口座開設の記事興味深く拝見しました。

    僕も投資目的で香港の口座開設を考えているところですが、
    HSBCとスタンダードチャータードで迷ってます。
    HSBCは誰でも知ってる大手なので安心かなと思いつつも
    SCBの格好いいロゴデザインに惹かれてます。

    で、つたない語学力でSCBのサイトを調べてみたら、
    株式を取引するには「優先理財」の口座を開設する
    必要があるような気がしました。
    でも、「優先理財」は80万HKドルの残高を維持しないと
    3ヶ月ごとに600HKドルの維持費がかかるみたいですね。
    これって僕みたいな一般人にはかなり厳しいですよね…
    やっぱり少ない資産で株式投資もやりたい場合は
    HSBCの方がいいんでしょうか??
    Posted by ほんこんばぐーす at 2005年05月14日 22:37
  12. ほんこんばぐーすさん、こんばんは。

    HSBCとSCB、どちらがよいかとよく聞かれますが、
    僕個人的にはHSBCのほうがいいと思います。

    SCBの優先理財とはPriorityBankingのことですね。
    これは、確かに口座維持手数料のかからない最低金額が
    約1200万円と、かなり高いですよね。

    HSBCのパワーバンテージなら、140万円ほどで口座維持手数料は
    免除になりますし、ネットでほとんど完結できますし、
    香港株、ファンド、債券などもネットで買えますし、
    使い勝手もなかなかいいと思いますよ。
    Posted by kz@銅鑼湾 at 2005年05月15日 22:14

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