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2005年08月08日

72の法則 〜手持ちのお金が2倍になるのに年利何%で何年かかるか?〜

いきなりですが、年率20%程度の数字に、みなさんどれほど魅力を感じますか?
年率20%というのは約3年半で2倍に膨れ上がる利回りです。

    72÷20=3.6

投資の世界には「72の法則」というのがあります。
「72の法則」とは「手持ちのお金が2倍になるのに、年利何%で何年かかるか?」を教えてくれる計算式です。
72という数字を、年利で割ると投資元本が2倍になるのに必要な年数が弾き出されます。

    72÷年利率(%)=2倍になる必要年数

預けたお金を年率20%のファンドで運用すれば、3年半後には2倍になります。
年率20%とは、それだけの効果があるのです。

年利20%だと、単利と複利で10年間で2倍の差年利50%だとなんと10年間で9倍以上の差になります。

元本100万円を、年利20%の複利で運用すると、ほったらかしにしておいても
20年後には3800万円にも膨れ上がります。(下記グラフ参照)
元本100万円を、金利の低い日本の銀行の定期預金にほったらかしにしておいても、
20年後はせいぜい数回分の飲み代になるくらいでしょう。
「100万円の投資で飲み代を稼ぐぞ!」という方にはいいかもしれませんね。

複利の威力その1


















元本100万円、そして毎年100万円づつを追加投資し、年利20%の複利で運用すると、
20年後にはなんと2億2千500万円にも膨れ上がります!(下記グラフ参照)

バリ島で小さなホテルを建てるには十分すぎる資金が出来上がるのです。
なので私は最低でも年率20%を目指したいところですが、現実はそううまくはいきません・・・(涙)
→関連記事「2005年7月31日決算」


話は戻って、これがいわゆる複利の威力、そして年率20%の絶大な威力です。

複利の威力その2




















金融制度の自由化されている香港では、年率20%の金融商品は当たり前のようにごろごろしていますので、
109%の元本確保型ファンドを購入しようものなら「なんでこんなに利回りの低いものを買うの?」と、
金融機関の担当者に逆に不思議に思われるくらいです。
→関連記事「Credit Agricole 109%元本確保型アジアREITsファンド」

なおかつ、買う商品とタイミングによっては、年率100%なども現実的です。
しかし、年利数百パーセント!なんていう商品を日本で販売していたら、
販売会社はそれこそ「詐欺扱い」されてしまうも同然ですよね。
それらが香港などの海外では、当たり前のように売られているのです。
→関連記事「HSBC インディアンエクイティ(インド株ファンド)」
→関連記事「Merrill Lynch ラテンアメリカファンド」



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    この記事へのコメント
  1. 管理人さま

    先日e-mailで質問した件は
    この内容を読み決断が出来そうです。
    ありがとうございます。

    しかし問題は日本円から外貨に移す時期ですね。
    投資時期を逃したくはないのですが、
    現在円安でUS$、HK$ともに為替差益を受けそうです。
    香港に口座を開設する9月末にどうなっているかが不安です。
    利回りから判断して許容範囲内であれば思い切って決断ですね。

    HK$が落ち着く傾向がなさそうな気もしますが。。
    Posted by スマイリー at 2005年08月08日 11:10
  2. こんにちは。
    投資のタイミングは本当に難しいです。
    自分の思ったシナリオは世の中の思惑とは同じにならないことが多く難しいです。

    今回の解散総選挙で、為替はどちらに動くか?
    私は円安に動くのではと思い、先週111円になった時、USドル買い込みましたが、解散になっても全然円安になっていかず、むしろ円高へ現時点では動いています。
    こんな物ですので、自分の判断で自分の責任でとなります。
    情報は一つでなく、複数の情報を比較してみてください。
    少しは確率が高くなると思いますよ。

    私は現時点では為替差益プラスですが、今年の前半まではマイナスでした。
    株、ファンドでプラスにはなっていましたし、AU$やNZ$の金利は結構ありますので気にしませんでした。
    長期視点で見ると、円安とは思っていますが、あくまでも個人の予測です。
    とおせっかいなコメントしてしまい、すみません。
    Posted by かじ at 2005年08月08日 20:14
  3. スマイリーさん、こんにちは。

    メールのお返事、遅れてしまってすみません。
    ちょっとここのところ猛烈に忙しかったもので。。。

    9月末、円高に転じてるといいですね。
    今度の選挙結果が大きく影響してくると思います。
    Posted by kz@銅鑼湾 at 2005年08月10日 10:16
  4. かじさん、こんにちは。

    投資は「投資対象とタイミング」これに尽きますからね。
    中でも「タイミング」買い時売り時、2回ありますから難しいです。

    衆議院解散で、微妙に円安に動いた感はありましたが、
    そう大きくは変動していませんね。
    9月の選挙で、中期的に日本の方向性が見えるかもしれませんので、
    そのときにある程度ぶれるかもしれないと思っています。
    Posted by kz@銅鑼湾 at 2005年08月10日 10:19
  5. 管理人様

    本業をこなしさらにブログのUp。
    趣味とはいえ大変な労力ですよね。
    お疲れ様です。

    海外で生活していますので基本的には円高希望ですが、
    手持ちの外貨を円安時に円に換えておきたいと思います。

    昨日、新光証券に確認したところ
    US$での海外送金は可能だそうです。
    手数料25$/回。
    為替手数料50銭/US$ですので、Citibankよりもお徳です。
    US$建て元本割れファンドは売却後、
    新光証券から直接香港へ送金したいと思います。

    Posted by スマイリー at 2005年08月10日 13:29
  6. しかし日本非居住者は
    日本他銀行から新光証券への入金は出来ないようです。残念。
    これが以前にどなたかがおっしゃっていた裏技なんですね。
    ですから日本居住者は可能ということです。
    試してみる価値はあります。
    日本国内証券会社の外貨ファンド等の売却後の送金には使えそうです。

    日本国内銀行→日本国内証券→海外銀行(US$送金)
    25US$/回、為替手数料50銭
    ★CitiGoldよりお徳です。
    Posted by スマイリー at 2005年08月10日 13:36
  7. スマイリーさん、こんにちは。

    はい(笑)大変な労力でやめようかとも思ったことがありますが、
    なんだかんだで楽しいので続けさせていただいています。

    新光証券の送金もなかなか格安ですね。
    それにしても、ほんとかなり裏技的情報ですね!
    とっても参考になります。ありがとうございます!

    しかし、色んな技があるんですね〜〜〜
    Posted by kz@銅鑼湾 at 2005年08月12日 13:35

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