香港資産運用奮闘記雑記 > 自民党総裁選、安倍氏選出 9/26から安倍晋三首相が誕生
2006年09月20日

自民党総裁選、安倍氏選出 9/26から安倍晋三首相が誕生

自民党総裁選は20日、党所属国会議員票と地方票の開票の結果、安倍晋三官房長官(51)が
麻生太郎外相(66)と谷垣禎一財務相(61)を大差で破り、第21代総裁に選出されました。

→参考「安倍晋三のホームページへようこそ!」

51歳での総裁就任は戦後最年少で、任期は09年9月30日までの3年間になります。
安倍氏は25日に党役員人事を行い、26日召集の臨時国会の冒頭、衆参両院本会議で小泉純一郎首相の
後継首相に指名されて、同日中に新内閣を発足させる。というスケジュールになります。

9月26日から我々を引っ張っていく日本のリーダーは安倍晋三首相になります

安倍さんは1954年9月21日生まれ。明日が誕生日です。お誕生日&当選おめでとうございます。
それはそれはハッピーなお誕生日になることでしょう。(^ー^)

以下、安倍さんの簡単なプロフィールです。

【主な経歴】
官房副長官、党幹事長、党幹事長代理、官房長官

【過去の主な実績】
北朝鮮による日本人拉致問題の解決に一貫して取り組むほか、幹事長時代には党改革にも尽力。
官房長官となってからは、構造改革に伴う格差是正を目指して「再チャレンジ推進会議」を設置、
推進策を取りまとめた。

【寸評】
・故安倍晋太郎元外相を父に、故岸信介元首相を祖父に持つ政界のプリンス。
父の死去に伴い、1993年の総選挙で衆院議員に初当選した。党内有数のタカ派として知られ、
憲法改正に強い意欲を示すほか、ライフワークの北朝鮮による日本人拉致問題でも一貫して
強硬路線を主張している。
・2002年9月の小泉純一郎首相の初訪朝に官房副長官として同行。
これ以降、拉致問題への関心の高まりとともに、世間の注目を浴びるようになった。
さらに、サプライズ(驚き)を好む小泉首相によって03年9月に閣僚や党3役の経験のないまま
幹事長に抜擢されてからは、「ポスト小泉」の有力候補として、世論調査などで圧倒的な支持を
集めている。
・日常生活では酒はほとんど飲まず、好きな食べ物はとんこつラーメン。
服装は基本的に夫人任せというが、ベストドレッサー賞を受賞したこともある。

[時事通信社より引用]


それでは肝心の、安倍晋三総理の政策を見てみましょう。

アジア外交(中・韓・朝を中心に) →→→ 【政経分離】
・中国とは政治問題を経済問題に波及させない「政経分離」の原則をつくる必要がある。
・共通の価値観を持つ韓国との関係は楽観視している。
・北朝鮮に対してはミサイル、核の問題はもちろんだが、拉致問題のしっかりした解決を迫る。

靖国参拝問題 →→→ 【あえて明確にしない】
・国のために戦い倒れた方に手を合わせる気持ちを持ち続けたい。
・それが外交問題に発展する可能性があるなら、そうならないよう努力する必要がある。
・私が参拝する、しない、したとか言わない方がいい。

格差社会と経済政策 →→→ 【再チャレンジ】
・勝ち組、負け組が固定化してはならない。
・何回でもチャンスのある社会をつくっていくべきだ。
・今後の人口減少社会で成長するためのキーワードは「イノベーション」と「オープン」ではないか。

消費税増税と財政再建 →→→ 【歳出削減を優先】
・財政再建にはまず、徹底的な歳出削減が必要で、さらに自然増収を図っていく。
・その上で、抜本的に税制を考える中で消費税をどうするのか、国民とともに議論しなくてはならない。

年金など社会保障 →→→ 【年金全額税方式には反対】
・公的医療制度、年金制度など公的な社会保障制度はしっかり守る必要がある。
・米国のように医療保険を民間に任せるという道は取るべきではない。
・セーフティーネットをきっちり整備する必要がある。

憲法改正 →→→ 【集団的自衛権の行使容認を】
・日本は自然権として集団的自衛権を有していると考えるのが当然だ。
・また、わが国の安全保障と憲法の乖離(かいり)を解釈でしのぐのは、もはや限界だ。


大変素晴らしいことを言っているかのようにも見えますが、具体性や方向性などの、
肝心な中身があまり見えてこないと思っている方も多いのではないでしょうか?


例えば、
「北朝鮮に対してはミサイル、核の問題はもちろんだが、拉致問題のしっかりした解決を迫る。」
「何回でもチャンスのある社会をつくっていくべきだ。」
「財政再建にはまず、徹底的な歳出削減が必要で、さらに自然増収を図っていく。」
など、

こんなことは国民からしてみれば当たり前のことで、わざわざ大々的に発表することでも
ないような気がするんですが、どうでしょうか。

もっとこうインパクトのある政策を何か、ひとつでも構いませんから、発表して欲しいですね。
零細企業は法人税を10年間ゼロパーセントにするとか!(笑)

先日の日経新聞に載ってましたが、所得税収は減少気味ですが、景気回復によって企業が増収増益、
ここ最近は法人税収がすごい勢いで上昇しているようです。
なので、そのくらいサービスしてくれてもバチは当たらないでしょう(笑)


あとは競争力を高めるため、少子化による労働人口の減少を防ぐためにも、外国人の受け入れ体制を
もっと戦略的に整備していくとか。となると治安面も上手に考えなくてはいけません。


しかし、私は先月から六本木で仕事をしていますが、六本木という街は外国人だらけです。
例えば、牛丼の吉野家へ行くとバングラデシュ人が「イラッシャイマセー」と注文をとりに来ると思ったら、
隣ではフランス人が「ナットウテイショク、ヒトーツクダサイ」とか言って食べてるし(笑


六本木は大変小さな街ですが、その小さなエリアの中には、外国人が働ける環境、生活できる環境、
商売できる環境と、その特色はほかの日本のどの街にも負けません。

100円ショップの店員はインド人だったり、飲み屋のチラシ配りがアルジェリア人だったり。
この間階段の踊り場でタバコを吸っていて、仲良くなった韓国人は上の階の会社の社長でした。
こないだ「エーティエムドコデスカ?」と、私に道を聞いてきたのはカナダ人の学生たちでした。

こんな六本木という街が、渋谷や新宿などと比べると格段に治安がよいというのは意外と知られてません。
色んな国の人たちが存在し、色んな言葉や文化が交錯する六本木はとても楽しい街です。

六本木にいる外国人は優しくて能天気です。新宿歌舞伎町みたいな銃撃殺人や放火、爆発事件、
また渋谷のように、チーマーやコギャルといったいつもナイフを持ち歩く人種もほとんど存在しません。

六本木は恐ろしい事件は、今のところ聞いたことがありません。
でもその代わりと言ってはなんですが、ライブドア事件や村上ファンド事件など
その類の事件がおこるのはいつも六本木ですが(笑


居心地のよい環境にくれば、人間は心が穏やかになって犯罪率が低下し、治安もよくなるかもしれません。
となると、外国人にとっても住みやすい街づくりをすれば→外国人の流入→その結果、労働人口の増加
そして治安も維持できれば、これはいいと思うんですけど。どうでしょうか(笑

香港もある意味六本木と似ています。
世界中から人が集まり、色んな国の人が生活していますが治安のよさは世界でもトップクラスです。
外国人が一定数集まれば、労働力、資金、情報と、色んなものが日本に集まってきます。
そのような、様々な日本の経営資源をたくさん集めていくことが日本の競争力を高めていくでしょう。


国家経営も会社経営と同じで、経営資源(人・もの・金・情報)のカードの交換です。
国内外からどれだけいいカードを集めていけるか。集めたカードをさらに強いカードと、どれだけ有利な条件で
交換していくことができるか。そこがポイントです。

安倍総理の話からかなり大きくそれてしまいましたが(笑)
兎にも角にも安倍さん!期待していますから頑張ってください!



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