香港資産運用奮闘記GCC(ペルシャ湾岸)・MENA > エミレーツ航空が好決算、航路を更に拡大
2007年04月29日

エミレーツ航空が好決算、航路を更に拡大

ドバイを拠点とするUAEのフラッグキャリア、エミレーツ航空は一人勝ち状態。
エミレーツ航空は、燃料コストの高騰にも関わらず前年度比25%増の8億4400万ドル(約1000億円)という
当期純利益
をたたき出しました。

参考記事:
Arab News > Emirates Logs Huge Profit, Plans to Buy More Aircraft

エミレーツ航空はエアバスの総二階建て大型機A380を40機以上発注していますが、エミレーツ航空の社長は、
「エアバスの納期の大幅な遅れにより路線・便数の拡大のスピードに悪い影響を及ぼす。」とコメントしています。

ボーイング、エミレーツ航空より777型機、42機を受注関連記事:
総二階建て旅客機エアバスA380(Airbus A380)
2016年の開港を目指すドバイの新空港ジェベルアリ国際空港(Jebel Ali Airport)
エミレーツ航空のエコノミークラスは、メールの送受信ができます




その何かと話題のエミレーツ航空ですが、先日ドバイでDIFCのサンディさんにうかがったお話ですと、
エミレーツ航空は今後の144ヶ月間連続(12年間)で、毎月新路線を就航させる。

というとんでもない計画を打ち立てて、路線・旅客数の急拡大を目指しています。
そんなエミレーツ航空にとって、確かに新機材の調達スピードは死活問題。エアバスの納期遅れによって、
大きな機会損失を2年間も被るわけですから、損害賠償もんです。

ドバイは中東の金融・貿易・観光の中心地となるべく投資を進めておりますが、エミレーツ航空もそうした
ドバイ首長国の戦略産業の一端を担っており、世界5大陸すべてとドバイを結んでいます。

「数年後エミレーツ航空が世界の空域を制覇する」と言っても過言ではありません。

関連記事:
2016年の夏季五輪にドバイが立候補?!


ちなみにエミレーツ航空は完全なUAE国営会社で、今のところ未上場です。
同社の会長はドバイの首長であるシェイク・モハメッド・ビン・ザイード・アルマクトゥーム殿下です。

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Posted by causeway_bay at 00:44│Comments(0)

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