香港資産運用奮闘記その他新興国 > スーダンの銀行めぐり(その1) 〜スーダンポンドを調達するために〜
2008年08月18日

スーダンの銀行めぐり(その1) 〜スーダンポンドを調達するために〜

私の場合、新興国視察はまず「銀行めぐり」からはじまります。

なぜなら、銀行の活気や忙しさなどを見ると、その国の今後の発展を垣間見れるからです。
逆に、銀行にお客がいなくて、ヒマそうにしているとそれは要注意かなと。
(日本の信用金庫や信用組合はまずいのではないかと・・・)

銀行が賑わっているということは、お金を預けたりお金を借りたり、とにかく資金需要が旺盛で、
お金が循環しているということを少しでも如実に表している場所と捉えることができます。
(⇒尻馬さんのブログにもスーダンの銀行情報が満載です)

スーダン(ハルツーム市内)の銀行は、割とどこも賑わっていました。

私自身、もともと何件も銀行を巡る予定は無かったのですが、途中でお金が無くなってしまい(苦笑)
手持ちの円をスーダンポンドに両替するのに必死で、結局この日は半日銀行&両替屋めぐり。


もともとの経緯をお話しますと・・・、

「スーダンは物価が安いだろう」となめてかかっていた私。「3日間の滞在で30000円あれば十分だ」と考え、
ナショナルバンクオブドバイのドバイ国際空港支店で、手持ちのディルハムを300米ドル分両替しました。
(この時点で、スーダン国内では米ドルとユーロのみが両替可能で、湾岸通貨は両替が難しいと聞いていた)

そして財布の中に以下の現金を入れて、ドバイからスーダンへ飛び立ちました。

1) 300米ドル (⇒スーダン国内で両替が可能)
2) 50000円  (⇒スーダン国内で両替が不可能っぽい)
3) UAEディルハムの小銭が少々(⇒スーダン国内で両替が不可能っぽい)



10スーダンポンド(SDG)紙幣結果として、場所によってはUAEディルハムは両替可能だったのですが、
小銭しか持っていなかったので両替できるほどの金額ではありませんでした。

スーダンのハルツーム国際空港に到着し、まずは空港で300米ドルを
スーダンポンド(SDG)へ両替
しました。しかし予想以上にスーダンは物価が高く
手持ちの300米ドル分のスーダンポンドがあっという間に底をつきます。


スーダンの銀行スーダン国内では、なんとっ、

「クレジットカード、外貨、T/Cは一切利用不可」

だからなんとか、入国時に必要なスーダンポンドを手にしないと
現地で何もできないのです。




ホテルは、ドバイの旅行会社を通じて事前にクレジット決済で支払っていたのですが、
それ以外の食費やレンタカー、外国人登録費用、出国税・・・など、
すべてニコニコ現金払いしか受け付けてくれません。もちろんホテルの支払いも現金のみ。


そもそもそんな国の銀行が、どんだけ存在価値があるのか?なんてことはもとより、

自分自身の現金(スーダンポンド)を調達するのに必死で(笑)

スーダン人ガイドの提案で、「銀行に交渉して日本円をスーダンポンドに両替してもらおう。」
ということになり、彼の案内と交渉のもとで、必然的にハルツーム市内の銀行や両替屋をめぐることになります(笑)


ハルツームのバンクストリートと呼ばれる通り結果として、スーダンの色々な銀行に行くことができて楽しかったのですが、
さすがに気温45度の炎天下ですから、それはそれはつらい。。。

そしてドバイのように、エアコンの効いた綺麗な建物がそこらじゅうに
建っているわけではありません。とにかく体力消耗しました(汗)

←写真はハルツーム市内のバンクストリート(銀行通り)。
この交差点を中心に、縦横無尽にハルツーム市内を歩き回ります。


スダニーズフレンチバンク(ガムホリア通り支店)この交差点の角にあったのが、
スダニーズ・フレンチ・バンク(Sudanese French Bank)

ここの銀行から、私のスーダンの銀行めぐりが幕を開けます。
色々と、銀行や両替屋をめぐり、最後は何を血迷ったのか(笑)、
「スーダン中央銀行(Central Bank of Sudan)」(発券銀行)まで
行ってしまいますので、どうぞ続きをお楽しみに(笑)

次回へつづく ⇒ スーダンの銀行めぐり(その2) 〜かなり優しいスーダンの銀行員〜


関連記事:
"スーダン"に関連する記事は以下をご参照ください →サイト内検索「スーダン」
スーダンの銀行めぐり(その5) 〜ついに中央銀行へ〜
スーダンの銀行めぐり(その4) 〜スーダンの銀行はエアコンが効いています〜
スーダンの銀行めぐり(その3) 〜スーダンの喫茶店にて〜
スーダンの銀行めぐり(その2) 〜かなり優しいスーダンの銀行員〜
スーダンの銀行めぐり(その1) 〜スーダンポンドを調達するために〜
湾岸産油国、海外で農業投資拡大 〜スーダンの農地開発〜
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スーダンの査証申請その6 〜いよいよスーダン査証を受け取り〜
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「石田和靖、アフリカ・スーダンへ行く!」



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