香港資産運用奮闘記その他新興国 > 石油・希少金属・水・食料、ハートオブアフリカ 「スーダン」
2010年02月05日

石油・希少金属・水・食料、ハートオブアフリカ 「スーダン」

明日からドバイ・アブダビに行ってきます!(約半年振りの中東です)
総勢10名のわくわくどきどき視察ツアーです。

政府系ファンド、金融、不動産、物流、港湾、航空等の上場企業を中心に
プレゼンを聞き、会社・港湾見学、そして勉強会などを行なってきます。

原油埋蔵量が世界第5位のアラブ首長国連邦。
その国がいま、原油に代わり次世代のエネルギー戦略を構築しています。


◆ゼロカーボンシティーと呼ばれる「アブダビマスダールシティ」


そしてかつ名実ともに世界のビジネスハブを目指す、

◆ドバイの20箇所以上のエコノミックフリーゾーン(経済自由特区)


現地が金融危機を経て、どのように変貌しているのか?
本物の情報をたっぷり吸収し、帰国後ワールドインベスターズTVで配信します。


また、現地へ足を運ぶといつも感じることですが、
中東アフリカ地域のビジネスハブであるドバイには、その地域の情報がふんだんに集まります。

ドバイに行き、現地の新聞を読んだり、金融機関とのMTGを行うと、


◆サウジアラビアのラービグがいますごいことになってて・・・
◆スーダンのアルモグランプロジェクトが遅れているけど・・・
◆パレスチナの証券取引所に日本人がアクセスできるとか・・・
◆南アフリカ証券市場、全上場銘柄の四季報をもらったりとか・・・



とにかく情報ハブとしても機能するドバイには、日々色々な国々の情報が次から次へと入ってくるのです。

なぜならドバイは、

【202ネイションズ、1カントリー】
(Two hundred two nations, one country.)


と呼ばれるほど、多国籍の人間がひとつの国で働いているからです。



      ★ドバイからはじまった、「スーダン」への興味★



そんなドバイで、私は今から3年近く前にアブダビ政府系ファンドの知人から、


「石田さん、スーダンがこれからすごいことになるよ。
SWF(政府系ファンド)はスーダンの農地を大量に買い始めている。」



ということを聞きました。
その話を聞いたのは、2007年の夏、彼とのアブダビでのお食事のときでした。



そして私はそのスーダンという国が気になり、いてもたってもいられなく、
2008年の4月にスーダンに飛び、実際はどうなのか?何が起こっているのか?見てきました。

スーダンの首都ハルツームはこんな感じでした。


そして、私が始めて政府系ファンドの知人から話を聞いたその約1年後・・・

2008年の8月に、【湾岸産油国、スーダンで農業投資が拡大】
という記事が、ようやく日本の新聞に記事として掲載されていました。


私が、アフリカのスーダンという国に興味を持ち、調べ続け、この国の力になることが、
何かできないものかと色々考え続けています。


スーダンのハルツーム首都圏は、タイプの異なる2つのナイル川(青ナイルと白ナイル)が合流する地点にあり、
この水が生み出す灌漑農業は非常にポテンシャルが高いといいます。


すでに、中国・インドなどアジアの資源消費大国が、この地の石油・希少金属・食糧を確保するべく多額の投資が始まっています。

石油・希少金属に加え、灌漑農業・家畜など食料生産でも、この国は大きなポテンシャルを持っています。


これまでの、【先進国が新興国を支援する「南北協力」】

       ・・・という構図が、大きく変わりつつあります。


これからは、【新興国が新興国を支援する「南南協力」】

       ・・・いまそのような構図が、できつつあります。



世界中を見渡すと、豊富な外貨準備を持っているのは欧米ではなく、【中国、そしてアラブ産油国】
(そういや、映画「ハゲタカ」も、中国政府系ファンドvsアラブ政府系ファンドの戦いでしたね)


これらの国々が、いまアフリカ大陸への莫大な投資を行なっています。

その投資からスーダンは潤い、仕事のなかった人たちが仕事を持ち、
石油の輸出国と変貌し、少しづつ豊かになりつつあります。





クウェートの大手財閥、アルアーリフ・グループの首脳はこう言いました。

     ★スーダンは新生児。今投資すれば将来大きく育つ★


同社は国営スーダン航空に約5億ドルを投じて49%出資。
現地に合弁で銀行や、ナイル川を利用する水運会社も設立しました。すでに、今からもう2年前のことです。


スーダン投資庁によると2007年の約40億ドルに及ぶ外国からの投資のうち、なんと6割を
クウェートやサウジ、UAEなどアラブ産油国が占めています。
その後に続き、中国・インド・マレーシアなどのアジア諸国が続きます。

ホテル、農園、通信、石油化学、自動車、建設機械、観光リゾート。


西部ダルフール紛争による米国の経済制裁を尻目に、
イスラム外資主導で開発ラッシュが起き、スーダンは毎年10%成長が続きます。


そんな、スーダンという国の存在を知っていましたか?

私たち日本人の知らないところで、ものすごい地殻変動が起きているのです。


さて本日の【WITV芋洗坂トークライブ!】
17時50分から、ムサ・ムハンマド・オマルさんをお招きしての生放送です!


多くの方が知らない、そんなスーダンの現在の姿を、前スーダン大使館特命全権大使の、
ムサ・ムハンマド・オマルさんに津々浦々と方っていただきます。

前スーダン大使館特命全権大使、現在はサウジアラビア大使顧問を務められます、
ムサ・ムハンマド・オマルさん。


年末年始に、母国スーダンに一時帰国されていたムサさんから、
【年末年始のスーダン帰国報告会】というテーマでのフリートークです。

なかなか聞けない、貴重なお話盛りだくさんで参ります!ぜひご覧ください!お見逃し無く!
17時50分オンエアーです!


また放送スタジオのある六本木ワールドインベスターズトラベルカフェにお越しいただくと、
ムサさんの生トークが見れます。(※こちらから会員証をゲットすると、店内メニュー全品10%オフ)

また、ライブは配信日から【1週間の期間限定】で再放送も行っています。
(※)タグ「ライブ中継アーカイブ」で検索してください
(※)再放送を視聴するには、簡単な無料アカウント登録が必要です
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Posted by causeway_bay at 11:37│Comments(0)

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