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2004年12月13日

マネーロンダリング

ワタクシ、ユナイテッドワールド証券を利用して数年前から中国株を購入していますが、
実は1年ほど前に橘玲(タチバナアキラ)さんの「マネーロンダリング」を読んでから海外投資にハマッてしまいまして、
中国株よりもオフショアファンドへの興味が疼き、
「なんとか!是が非でも!」の思いで香港へ飛び、HSBCに口座を開設したという経緯があります。

タイトルの通り、今はマネーロンダリング規制等で外国人に対しての口座開設は、
どこの国でも厳しくなっているというのが現実で、なかなか一筋縄では開設できません。

銀行によってルールは様々ですが、1年以上口座を保有する紹介者が必要だったり、
バンクリファレンス(他行の信用紹介状)が必要だったり、弁護士によるパスポートの認証が必要だったり・・・。


年々敷居は高くなっているようです。



マネーロンダリング


でも熱い気持ちさえあれば、そんな銀行側のルールなんて誰でもクリアできちゃうのです。
というか、クリアできる手段を真剣に探してしまうのです)。

そんな意味で、この「マネーロンダリング」という本は、
海外口座の必要性、利便性を手っ取り早く理解できる上、難しい金融の仕組みが
ハラハラドキドキしながら理解でき、海外口座開設の切なる想いに火を付けてくれます



アルゼンチン国家がデフォルト(債務不履行)を起こし、実質的な国家破綻に陥ってしまったとき、
賢い投資家はみな海外の銀行口座に資金をシフトしていました。

巷では国家破綻とかいうタイトルの本が山積みにされていますが、
そんな時にお金を守れるのも海外口座のメリットとして挙げられています。
もちろん日本人である以上、日本が国家破綻なんて考えたくもないですけどね。

海外口座の作り方みたいな本もたくさん出ていますが、
僕としてはまずこの、「マネーロンダリング」から読み始めることをオススメします。

確かにマニュアル本的な本もたくさん出ていますが、どうもいまいちイメージがピンと来ないんですよね。
しかしマネーロンダリングを読めば、「ほうほう、なるほど、ふむふむ・・・」と、

・なんのために海外まで行って口座を開く必要があるのか?
・開設した後はどのように利用するのか?
・開設して何をどう買ったらお金が増えるのか?


など、全てが洗練された架空のストーリーの中からイメージで理解できるんです。

海外に銀行口座を持ちたいと思っている方にオススメの1冊です。
まずこの1冊から始まると言っても過言ではない。

僕はこれを読んでカーッと熱くなり、実際に行動を起こしてしまいました。
で、英語も覚えるし、お金も増えるし、今楽しく海外投資真っ最中です。



【以下、アマゾンからのレビューです】

アジアでも屈指のオフショア金融センターである香港と日本を舞台に繰り広げられる国際金融情報小説。

この小説の特徴は、通常の金融サスペンスと比較してその状況設定、描写がリアルな点にある。

著者の橘玲は、「ゴミ投資家」シリーズで知られる「海外投資を楽しむ会」創設メンバーの1人であり、
自ら相当の金融現場を経験していると思われる。

小説の主人公である工藤秋生は、34歳で香港在住のFA(ファイナンシャル・アドバイザー)。
都市銀行、ニューヨークの投資銀行、ヘッジファンド運用会社を経て、現在は香港で日本人を相手に
オフショア関連のアドバイザーをやっている。

その工藤のもとに日本から若林麗子と名乗るゴージャスな美人が現れる。
日本での複雑な事情も知らぬまま、工藤はその美人に香港でオフショア会社、オフショア銀行、
私書箱サービスを利用したスキームを提案。

しかし、その数か月後、日本から黒木という男が工藤のもとにやってきたとき、
工藤は自分がとんでもない深みにはまっていくことを知る。

麗子は黒木が関係する50億円を日本から送金し、そのまま行方をくらましているという。
黒木はオフショア事情に精通している工藤に助けを求めたのだった。

その後、工藤は日本に飛び、話の全容を知ることになる。
50億円のありかを求めて再び香港に戻り、さらに日本に戻る工藤。話はいよいよ複雑に絡んだ結末へと向かう。
美人麗子の運命は? 麗子が絡んだ50億円の行方はいかに?



・・・と言った、ワクワクドキドキのストーリーで徹夜してでも読んでしまいます。
(ちなみに僕は面白くて面白くて5回くらい読んじゃいました・汗)

ちなみにマネーロンダリングは言うまでもなくもちろん違法ですので、
送金・運用は合法的な範囲で行いましょう。(^_^;


なお当サイトでも、海外口座の作り方、使い方、楽しみ方的な記事を、
HSBCスタンダードチャータード銀行を中心に書き綴っていきたいと思いますので、
みなさん定期的にチェックしてみてくださいね。


マネーロンダリング

→ついでに応援よろしくお願いします。f(^ー^;(株式投資ランキング)
→当サイト内のHSBCに関する記事はこちらからどうぞ。



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    相互リンク第3弾 香港資産運用奮闘記 by kz@銅鑼湾【On_the Fast_Track】at 2004年12月15日 14:18
  3. 本日の日経金融新聞から。フィリピン警察がインターポール(国際刑事機構)と合同で、非合法賭博業者に対する調査に着手したとのこと。中東などに出稼ぎに出ているフィリピン人労働者から本国への外貨送金仲介を無料で請け負って、賭博収入を合法な資金に変えていた疑いだそ
    フィリピン警察、違法賭博業者を調査 − 国際的な資金洗浄の疑い【アジア金融道】at 2005年05月25日 17:58
    この記事へのコメント
  1. 少しずつ興味がわいてきましたね〜
    機会があったら今度一口のりましょうかね?
    Posted by きょん2 at 2004年12月13日 22:13
  2. きょん2さま、いらっしゃいませ!m(_ _)m
    コメントありがとうございます〜!

    きょん2さんは何度か香港に行った事があるそーでっ(笑
    次行くときは、是非口座オープンしたいっすねー。サポートしますっ☆
    ではではっ!
    Posted by kz@銅鑼湾 at 2004年12月13日 23:17
  3. 別サイトにて、香港でHSBCに口座を開設したという記録を拝見させて頂きました。
    私ごときには、とても真似することは出来ないと思いますが、大金を海外の口座で扱う事は、私の一つの夢であります。
    Posted by ヒロポン at 2004年12月14日 00:55
  4. ヒロポンさま、いらっしゃいませ!m(_ _)m
    ワタシも始めたばかりで、まだまだミジンコ運用と言ったところです(涙
    将来的には「大金」と言えるくらいのお金を海外で運用したいですねー。
    というか、ワタシにとっては諭吉1枚も立派な大金ですが・・・(笑
    Posted by kz@銅鑼湾 at 2004年12月14日 10:34
  5. 初めまして、「まる」と申します。

    「マネーロンダリング」は先日読み終えました。
    とても刺激的な内容で、想像力を掻き立ててくれる良書だと思います。

    以前からAICホームページでPTという概念に触れて、オフショアバンクの存在に驚きました。

    私の場合、「オフショアマニュアル」の翻訳情報から出版元(Carlton Press)へリンクして、現在VIP subscription (36 months): EUR€197.を購読中です。

    まだまだ、使いこなせていませんが、後々使っていこうと考えています。

    THE OFFSHORE MANUAL & DIRECTORY Japanese Edition
    http://www.alt-invest.com/pl/book/manual/index.htm

    沢孝史さんブログ>ブログ村 トラックバック広場と経由して当サイトに漂着しました。

    kz@銅鑼湾さんの書かれているコラムは、興味をそそるものが多く、過去ログをチェックするのが楽しみです。

    さて…
    私の自己紹介を軽くさせていただきます。

    サラリーマン投資家で「金持ち父さん貧乏父さん」をきっかけに活動開始しました。

    当面は米国株式で集中投資を行います。
    しかし、株式利益をプールしてオフショアへ展開することを目論んでいます。

    現在はペーパートレードです。
    3ヶ月間$50,000を初期資金として運用しています。
    想定年利20%を達成した時点で、実トレード開始します。
    来年3月にペーパートレード⇒実トレード移行するつもりです。

    私のブログでは、トレードの記録や日々の活動日記などを展開しています。
    離れた友達でも、どんな投資活動をしているのか理解してもらえるようなサイトを目指してます。

    コーヒー・ブレイク代わりに…いかがでしょうか? (^^ゞ

    しばらくチョコチョコよらせていただきます。
    よろしくお願いいたします。
    Posted by まる at 2004年12月15日 11:21
  6. まるさま初めまして!こんにちは!(^_^)

    マネロン、面白いですよね。僕も何人かに薦めましたし、友人の誕生日プレゼントでも贈っちゃいました。オフショアを理解する入門書としては、かなり完璧に出来上がったストーリーだと思います。いずれ僕もあんな本を書いてみたいですねーー。(^ー^;

    それと、THE OFFSHORE MANUAL & DIRECTORY、僕も気にはなって入るんですが、なんせ値段もバカ高いし、内容もとても難しそうなので、買い控えていましたが、そろそろ買ってみて勉強してみようかなぁ・・・って感じです。

    > kz@銅鑼湾さんの書かれているコラムは、興味をそそるものが多く、過去ログをチェックするのが楽しみです。

    有り難きお言葉です!ありがとうございます。m(_ _)m
    まだまだ勉強不足で、言葉が足りない箇所も多々あると思いますが、何卒よろしくお願いします。

    先ほど、on_the_fast_track立ち寄らせていただきました。まるさんのトレード記録、詳細が細かでなんかリアルですね。勉強になります。コーヒー・ブレイク代わりに(笑)これからも立ち寄らせていただきますので、どーぞよろしくお願いしますっ☆


    Posted by kz@銅鑼湾 at 2004年12月15日 13:03
  7. kz@銅鑼湾さん、

    マネロンは、普通の人が読むと描写が細やか過ぎて倒れてしまうかも?
    (^^♪

    THE OFFSHORE MANUAL & DIRECTORYはAICで翻訳版購入できますよね。
    Carlton PressではWeb版を購読することができます。

    その差は、、、

    情報のアップデートです。製本>>翻訳のプロセスを通ると、どうしても情報が古くなってしまいます。その上、値段も高くなってしまいます。
    そのため購入を見送り、Carlton Pressから直接Web版を購読することになったのです。

    kz@銅鑼湾さんはどちらを選択しますか?

    あと、東京にお住まいですよね?
    横浜方面に出てくることができれば、私のPCでWeb版お見せしてもいいですよ。

    詳細は私のブログサイト左上にプロフィールがあるので、そちらからメールで連絡お願いできますでしょうか?

    それでは、今後ともよろしくお願いいたします。
    Posted by まる at 2004年12月15日 13:16
  8. こちらでご紹介されている「マネーロンダリング」、わたしも昨年読みました。
    (日本の国税で働く身内に薦められました(笑))
    この本のすごいところは、金融・運用知識の高度さに加え、香港の裏社会
    や香港人の気質の描写の鋭さ、香港の光景を「湿気をたっぷり含んだ空気」
    まで伝わってくるように描かれた細かさですね。面白くて一気に読んでしまい
    ました。
    今年6月、まるでこの小説をお手本にしたかのようなマネーロンダリング
    が香港で摘発されたのも記憶に新しいです。
    Posted by りえ at 2004年12月15日 20:18
  9. -->まるさん

    THE OFFSHORE MANUAL & DIRECTORY、アマゾンで注文しちゃいました。f(^ー^;
    ちょっと高いですが、なんかまた熱くなってしまって(笑)
    辞書代わりに、ボロボロになるまで使い込むつもりで考えてます。
    で、それとやはり日本語じゃないとこの手の本はつらそうなので(汗)


    -->りえさん

    おぉ、りえさんもマネロン読まれましたか!!
    確かにあれは、香港の湿気まで伝わってきますよね(笑)
    国際的に取締りが厳しくなったとはいえ、それでも
    マネロンが摘発されるケースは、数ある中のほんの一部だと思います。

    南米やミャンマー、アフリカなどの国がまだまだ日常的に地下銀行が
    使われている事を考えると、世の中は不正資金も溢れてるんでしょう。

    話全然変わりますが、南アフリカのヨハネスブルグって一度行ってみたいです。
    香港からキャセイが飛んでましたよね?('v')


    Posted by kz@銅鑼湾 at 2004年12月15日 21:08
  10. >香港からキャセイが飛んでましたよね?('v')
    飛んでます、直行便!
    日本からは無いそうですね。(香港経由が一番便利なのかな?)
    南アフリカ・・・訪れた友人たちすべてが、彼の地に恋焦がれて
    戻ってきます。わたしも絶対行きたい地のひとつです。
    話題ずれちゃったけど(笑)また遊びに来ます!
    Posted by りえ at 2004年12月16日 14:17
  11. りえさま、こんにちは!

    南アフリカのケープタウンは気候もよさそうで景色も綺麗で、
    ワインや魚介類も美味しいみたいで、恋い焦がれるのも頷けます。
    でも、ヨハネスブルグは世界一治安が悪いんですってねーー。

    アジアから南アは、ヨハネスブルグから入らないと行けないみたいです。

    あ、↓こんなブログ発見しました(笑)
    http://blog.livedoor.jp/takkashi/
    Posted by kz@銅鑼湾 at 2004年12月16日 18:55

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