Q5.バンクリファレンスって何ですか?(’◇’ゞ
A5.直訳すると「銀行照会(Bank Reference)」です。
銀行照会状のことを「Bank Reference Letter」と言います。
これは、銀行でどれだけの取引実績があり、どれだけの預入資産があるかということを
銀行が証明する書類で、今までに取引のない銀行に新規で口座開設する時に、
他行のバンクリファレンスを要求される場合があります。
銀行は、他行が発行したバンクリファレンスをもとに、その顧客の格付けや最適サービスを判断します。
銀行側からしてみれば、たくさん預けてたくさん金融商品を購入してもらったほうがいいわけですから、
一般的にバンクリファレンスの金額が大きければ大きいほど優遇を受けることになるでしょう。
香港の銀行に外国人が口座開設する場合、一般的にこのバンクリファレンスが必要です。
しかし、日本の銀行ではバンクリファレンスという習慣そのものが浸透していないため、
ほとんどの邦銀では発行してくれないと思います。
また、英文の残高証明や英文の取引明細がバンクリファレンスの代用として
利用できる場合もありますので、そういった書類が英文で作れるかどうか、利用している邦銀に
問い合わせをしてみるのも手かもしれません。
上記の書類が用意できない場合は、1年以上の口座保有者を紹介者として口座開設するのが一般的です。
最近は紹介者を不要とする代わりに、バンクリファレンスの添付を求めるケースが強くなっている傾向にあります。
Posted by causeway_bay at 16:20│
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Edit
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どうもぉ〜(^^)
実物のご本人を知る僕としましては、アバターはクリソツ(←死語!?)
です。
そうですね。
日本の銀行で、バンクリファレンスが・・・といっても、「はぁ?ばん
くりふぁれんす・・・って何ですか?」と逆に聞かれてしまう始末です。
先日の日経新聞で、日本でも、「銀行・証券・保険業」の障壁を壊すよ
うな法律の見直しに動き出したような記事がありましたが、やっととい
うか、欧米、香港の銀行などはオールokの世界で、それにならえば、日
本においても銀行で金融のワンストップ業務を行う日は近いのでは、と
思います。
そうなると、自ずと金融大再編は近い将来にあるんだろうなぁ・・・と。
その場合、それぞれの業界の既得権益の攻防戦が、日本的なジメジメ感
のもとで繰り広げられる姿が目に浮かびます。
いずれにしても、そんなのは香港では当たり前!
日本の金融、頑張らないと10年どこの遅れじゃすまなくなりますぞぉ
(^^;
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いらっしゃい!ようやく来たな(笑)
> 実物のご本人を知る僕としましては、アバターはクリソツ(←死語!?)
そう言われると思ったよ(笑)まじで気味悪いくらい似てる。
だけど、最近愛着沸いてきました(^ー^;
> そうなると、自ずと金融大再編は近い将来にあるんだろうなぁ・・・と。
日本の銀行が大再編無くして、単独で現状の経営を続けていくことはほぼ
不可能ではないかと僕も思います。
いくら不良債権が減ってきたとはいえ、
世界最高の手数料、世界最低のサービス、そして高コストな経営体質、
ドメスティックな金融サービス、これでは生き残りに限界があるでしょう。
もはや時間の問題って感じもしますね。
邦銀の生き残る道は次のどれかしか無いのです。
1.実質国有化(ex.りそな)
2.外資により買収(ex.新生銀行)
3.邦銀同士でM&Aの繰り返し(ex.東京三菱+UFJ)
4.ネット銀行などのように無駄を省いてリテールに特化
でも、1はデノミや預金封鎖の格好のお膳立てができてしまうし、
2は今後金融庁がそうは外国の手に渡らせないだろうし、
3はもう合併し尽して疲弊状態だし。
どうなる?!ニッポン!2005年はどんな年になるのかなぁ。