中国の株価が低迷を続けている。代表的な株価指数、
上海総合株価指数は年初から昨日までで14%下落した。
第一次中国株ブームの
2001年6月の最高値からはなんと43%安!
しかし
国内総生産(GDP)成長率は今年も9%台を確保する見通しで、
株価と経済成長率が反比例するという異常な関係が一段と鮮明になった。
そんな異常事態の根底にあるのは、中国独特の
「非流通株」の存在だっ。
1400社近い上場企業の大部分が国有企業で、
発行済み株式数の6割強を国が保有しており、
それらは市場では流通しないため、株価変動には感心が薄い。
株価上昇を見込む我々個人投資家によって流通されている一般の流通株の株主とは利害が一致しない。
その上、非流通株主は株式の過半数を握る立場を利用し、
増資や優良資産の吸い上げなど自らに有利な決定を一方的に下す。
1株あたりの利益を薄め、流通株主の権利を侵害しているのだ。
・・・と、中国国内では多くの投資家がそう感じているらしい。
中国人民銀行(中央銀行)が11月下旬に実施したアンケートで
「
株や株を組み込んだ金融商品を買う」と回答した人がわずか6.2%。
個人投資家の怒りや失望を反映し、年初に実施したアンケート結果の11.4%から下げ止まらない。
もはや、中国株市場は中国国民にとっては
汚職や不祥事の温床というイメージが強いらしい。
中国人は
何でもかんでも信用して騙される日本人と違って、株式投資には慎重だ。
今、日本でも中国株ブームに沸いて、それ系の書籍やセミナー、ホームページがたくさんあるが、
ほとんどの情報が
やれ「中国株は儲かる!」、やれ「北京オリンピック!」だ、やれ「昭和30年代の日本だ」、
などと言って中国株のいいとこばかりが強調されているが、
「
「中国は共産党の1党独裁政治」「株式市場は政策に簡単に左右される」
というリスクを十分心得て中国株投資に挑みましょう!
まぁしかし、上記のような企業ばかりではありません。
確実に株価の成長が著しい企業も存在します。
銘柄選定は十分慎重に!
中国株二季報2005年春号
↑掘り出しモン銘柄選定の必携書!
最低これが手元に無いとイイ銘柄に出会えませんよ。
→管理人のヤル気アップのために1クリックお願いします。(株式投資ランキング)
Posted by causeway_bay at 22:30│
Comments(2)│
TrackBack(2)│
Edit