課税についての考え方は、大きく分けて
属人主義と
属地主義の2つあります。
属人主義とは・・・
その国の国籍を有する人に対して、その人がどこに居住していようが、自国の法律を適用します。
属地主義とは・・・
その国に居住する人に対して、その人がどこの国籍であろうが、自国の法律を適用します。
現在、
属人主義を採用する国はアメリカとフィリピンです。
アメリカ人とフィリピン人は、世界中のどこに居住していようが、母国に税金を納めなくてはなりません。
フィリピンは出稼ぎ国家と言われているほど、世界中各国に出稼ぎに出ている人が多いので、
属人主義をとるのは止むを得ない気がしますが、アメリカの属人主義は「
他国家の主権侵害」と
一部で言われているように、課税に関しては
大変わがままで独裁的な考え方です。
今のところ、
日本を含めた世界中のほとんどの国が属地主義を採用しています。
属地主義の場合、法律が制定されている領域だけに法の効力が及びますから、
海外へ行ったら海外の法律に従うことになります。
日本に居住していれば、日本の法律に従って税金を払うことになり、
国籍は日本人でも海外に居住していれば、居住している国の法律に従うことになります。
前回の記事にも書きましたが、
デューク更家さんは日本人ですが、
モナコ公国に居住しているため、恐らくモナコ公国の法律に従って税金を払っていることと思います。
(
→過去記事「タックスヘイブンを活用する人たち」)
日本では2001年4月から、
金融ビックバン(外為法改正)が本格的に始まり、海外へ投資する人が増えてきました。
(
→過去記事「Q3.海外の口座開設って違法じゃないの?(・ω・;」)
さらに、インターネットのおかげで国境の垣根が無くなり、自由に情報を得られるようになり、
我々庶民でも海外の事を詳細にリアルタイムに知ることが可能になりました。
また、航空運賃も年々下がり、格安航空券を使って往復2万円代から海外に飛ぶことも可能となりました。
アメリカ人はアメリカ国籍を有する限り、どこの国に住もうがアメリカの法律が適用されます。
なので、
アメリカ人は一生オフショア投資の醍醐味を味わうことはできません。
そう考えると我々日本人は、属地主義で課税される我が日本に生まれただけで、
オフショア投資の醍醐味を楽しめるという面では恵まれていると思います。
日本脱出!海外分散で資産を死守せよ
・どうやら国民から政府へ資産が収奪される周期が60年から70年であるらしい。
・これから日本国は国民から資産の収奪をする。戦後と同様の危機が訪れる?!
私は日本は大好きです。がもしも今後、日本国家が増税の繰り返しで最悪預金封鎖やデノミ等の事態に陥り、
もしもこの国での生活が困難になっても、
自分の居場所を自由にいつでも選択できるという自由があります。
自国の法律から逃れて他国の法律に従うという選択肢があるということは、アメリカ人には考えられないことです。
このホームページを見ている人はほとんどが日本人だと思いますが、(^ー^;
みなさん、そんな日本に生まれた以上、
属地主義ならではのメリットをもっと楽しみませんか?
「海外投資は属地主義国家ならではの楽しみです。」
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Posted by causeway_bay at 21:07│
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