タイ経済の活性化に伴い、一部に注目を浴びているのが
ベトナム経済です。
ベトナム戦争後、静かに
共産党政権による国政が行われてきました。
中国よりもソ連共産党に近いとされたベトナム労働党ですが、
ベルリンの壁の崩壊以降は独自の路線を歩んできています。
「ドイモイ」といわれる開放路線のなか、資本主義は着実に進展してきているようです。
安い人件費、勤勉な労働力、
中国に隣接しているという地理的な良い条件がそろっている国です。
そんなわけで、現在は各国からの直接投資が着実に進展している段階です。
産業構造は
社会主義的な計画農業経済から、資本主義中心の工業経済へ転換の方向に向いていますが、
ベトナムは、中国と同様の
一党独裁政権です。すべての権限は党ならびに官僚が握っています。
そういう意味では、ゆっくりしかし確実に進展していると見たほうがいいでしょう。
現状は、経済データを見ても後進国です。
しかし、
ホーチミンや
ハノイなどの都市部では、バイクや自転車などの激しい交通量、
それと、建築が進む道路やビルの勢いがすごいようです。
それと、一部で誕生した富裕層によって
高級マンションが飛ぶように売れているようです。
そう考えると
一昔前の中国沿岸部を予測させるように、
これから大成長する余地が十分あるでしょう。
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ホーチミンの街です。うちの奥さんが先月ホーチミンへ行きましたので
写真をいただいちゃいました。(^^;)
南北に細長く
インドシナ半島に位置するベトナムは
海洋国でもあります。
漁業のほかに、
太平洋大陸棚に眠る天然資源の埋蔵量も豊富です。
潜在的に、今後大成長を成し遂げる可能性が大きく秘められている国です。
株式市場はまだスタートしたばかりです。
上場企業はまだ数十社程度で、全て
国有企業の民営化上場です。
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外貨獲得が国策であるベトナムでは、
持ち込みは比較的簡単ですが、
持ち出しするには複雑な手続きが待っているようです。
今のところ、ベトナムドンも人民元と同じように、様々な規制があります。
(
→過去記事「人民元に対する規制」)
投資先としては、活力溢れるとても魅力的な国ですが、様々な現状を考えると、
投資するには、よほどの
長期的スタンスとカントリーリスクを覚悟する必要があるのではないかと思います。
【ベトナムの基本データ】
・格付け BB−(ソブリン提供)
・人口 7890万人
・国土面積 330,991平方キロメートル
・首都 ハノイ
・産業構造
農業 24.3%
製造業 18.7%
商業 14.5%
鉱業 9.5%
その他 33.0%
・平均賃金 50.08米ドル(約5000円強)
・株式市場
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Posted by causeway_bay at 09:10│
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