香港資産運用奮闘記雑記 > 復活日本?!なお成長途上(株式時価総額世界ランキング)
2005年01月22日

復活日本?!なお成長途上(株式時価総額世界ランキング)

本日の日経新聞総合面より引用です。「復活日本、なお成長途上」

資本市場での企業価値を示す株式時価総額の2004年末時点の世界ランキングは、
米ゼネラルエレクトリック(GE)が首位となった。

【世界の株式時価総額ランキング】

04年末03年末社名(国名)時価総額純利益

1位

1位

GE(米)3,858165
2位

3位

エクソンモービル(米)3,306235
3位2位マイクロソフト(米)2,90480
4位5位シティグループ(米)2,500164
5位6位ウォルマートストアーズ(米)2,23698
6位8位BP(英)2,099131
7位4位ファイザー(米)2,02591
8位21位バンク・オブ・アメリカ(米)1,898130
9位10位HSBC(英)1,88572
10位14位ジョンソン・エンド・ジョンソン(米)1,88291
11位11位ボーダフォン・グループ(英)1,777148
12位9位AIG(米)1,710107
13位13位IBM(米)1,64180
14位7位インテル(米)1,47875
15位19位トヨタ自動車(日)1,469109
16位16位プロクター・アンド・ギャンブル(米)1,39767
17位45位JPモルガン・チェース(米)1,38957
18位20位トタル(仏)1,38176
19位15位グラクソスミスクライン(英)1,37643
20位18位ノバルティス(スイス)1,34557

(時価総額、純利益ともに、単位は億米ドル)


世界規模の合併・買収(M&A)や事業再編、エネルギー高を支えに欧米企業が上位を独占。
日本企業も最高益を相次ぎ更新しているが、上位入りは15位のトヨタ自動車のみ。
市場からの評価では依然として欧米勢との格差は大きい・・・。

2年連続首位のGEは、1年間で時価総額を24%(741億ドル≒約7兆5千億円)増やした。
昨年は英医療システム、製薬大手のアマシャム社を約95億ドルで買収する一方、保険部門を分離するなど、
積極的な拡大戦略と事業の再構築を進めている。

原油高も順位変動の大きな要素になった。
エクソンモービル、英BPは原油価格の高騰を追い風に世界各地で新規油田開発に取り組んでいる。

4位の米シティグループ、9位のHSBCなど大手金融は、低金利や株式相場の回復などもあり、
存在感をさらに高めた。

日本企業で唯一上位入りしトヨタ自動車は2003年末から四つ順位を上げた。

上場企業は2005年3月期も最高益を更新する見通しだが、GEなどの欧米勢はそれを上回る成長を維持。
1999年末の上位30社のうち4社あった日本勢はトヨタ1社になり、5年前に3位だったNTTドコモは38位に後退した。

IT景気に沸いた1999年末、IT企業は上位10社中7社を占めたが、
昨年末時点で名前が残っていたのはマイクロソフトのみだった。
金融やエネルギーに比べて株価上昇が小幅で軒並み順位を下げた。

米医薬大手のファイザーメルクは製品の安全性問題から時価総額を大きく減らしている。


【関連書籍】

以下、今回のランキング上位企業に関する書籍をいくつか並べてみました。
どれも、独自の思考やノウハウなどが満載でとてもためになる本です。是非読んでみてください。


「GE」強さのしくみ―ウェルチが創り上げた世界最強企業の秘密に学ぶ
 ・米国屈指の優良企業GEについて短時間でGEの全容がつかめる入門書。
 ・積極的なM&A(企業の合併・買収)戦略で,航空機エンジンや重電,金融,放送など,
  幅広い事業を手がける米ゼネラル・エレクトリック(GE)。
 ・1999年には1兆円を超える純利益をあげた"米国史上空前の企業"である同社の
  現状や歴史,強さ,について分かりやすくまとめている。


ウェルチ―GEを最強企業に変えた伝説のCEO
 ・「20世紀最高の経営者」と称されるジャック・ウェルチ。
 ・図体が大きいだけの企業に成り下がっていたゼネラル・エレクトリックを、
  変化に迅速に対応できるエクセレントカンパニーに育て上げた全てが分かる!


ウォルマート「儲け」のしくみ―低い粗利で、大きな純利益―世界NO.1企業の「儲け」の秘密を徹底分析!
 ・小売業界世界トップのウォルマートは、なぜ、そんなに凄くなれたのか?
 ・弱点はまったくないのか? ウォルマートのこれまでの成長の過程と、
  その成長を支えてきた基盤となる理念と戦略について考える本。


シティバンク 勝利の複雑系
 ・「上司が怖くてミスを報告せずにいたら、余計ひどいことになってしまった」
 ・「部下は自分の思い通りよく働いていると思っていたら、大きな勘違いだった」
こんな経験ありませんか?身に覚えのある人はこの本を読みましょう。
 ・この本には世界最大の銀行が挑む、進化と創造の経営手法が描かれています。




香港資産運用奮闘記雑記 > 復活日本?!なお成長途上(株式時価総額世界ランキング)


この記事へのトラックバックURL
    この記事へのコメント
  1. kzさん、どぉもです。

    このところ、破竹の忙しさで外動きっぱなし状態(^^;。
    ご無沙汰になってしまいました。。

    さて、自分もこの記事見ました。

    トヨタでさえ、このランク。
    HSBCは流石ですが、日本の金融機関は全然及びもせず・・・
    ですよね。

    あらためて世界は広い。

    それと最近、急激にネット証券をはじめとして、中国株を
    取り扱う証券会社が増えてきました。
    時流を見定めていた部分はあるんでしょうが、いまさら?
    という感じがしてしまい、もっと各社が早く中国株の扱い
    をスタートしていれば、今頃は高い次元での競争により、
    もっともっと充実したサービスを享受できたのでは?と
    思いますよね。

    先日、打ち合わせをしていた某社社長さんとちょっとマネー
    的な話題になりました。その方は「日本国破産」本で有名
    な浅○氏と親しく、その手の話にも及びましたが、やはり
    相当日本の財政状況に危機感を抱いておりました。

    今年は、パワーバンテージの香港ドルを膨らませたいっす。
    Posted by oga-kz at 2005年01月23日 01:11
  2. どもども、お疲れさーーん。(^ー^)v

    > このところ、破竹の忙しさで外動きっぱなし状態(^^;。

    ・・・って、今に始まった子ことではないと思うけど(笑)
    でも、適当なところで息抜きかねて、また遊びに行こう〜〜。

    浅○氏の日本破綻関連本、ほとんど読んでます(笑)
    やはり、日本人としては国家財政に対してネガティブに考えたくないけど、
    この手の本はどうしても手にとって読んでみたくなるんだよね〜。

    でも、やはりHSBCの時価総額に関して、さすが!って感じだね。
    なんかますます、パワーバンテージのHKD増やしたくなっちゃうわ(笑
    しかーーし、今年はなんとかしてプレミアに昇格しよう!!

    Posted by kz@銅鑼湾 at 2005年01月23日 22:12

 ※コメント入力時に、引用文に全角の「>」をつけると赤の太字で強調表示されます