香港資産運用奮闘記よくある質問 > Q9.ペイオフ解禁って、一体どういうことでしょうか?(・ω・;
2005年01月26日

Q9.ペイオフ解禁って、一体どういうことでしょうか?(・ω・;

A9.今までの「ペイオフ(預金保険制度)」のルールが変わるということです。

ぺいおふぺいおふ・・・とみんな騒いでいますが、平成17年4月以降にペイオフが起こるのではありません。お間違えなく。
平成17年4月以降にペイオフのルールが変わるのです。
ペイオフのルールが変わることを「ペイオフ解禁」と言います。

ペイオフ解禁でどう変わる?どうルールが変わるのかというと、左の図をクリックしてください。

最悪の場合、普通預金も1000万円を超える部分はカットされるということです
ここで言う「最悪の場合」とは、「金融機関が破綻した場合」を言います。



現在は、金融機関に預金をすると、その預金には自動的に保険がかかります。
万が一金融機関が破綻した場合、この保険によって預金が保護されます。


このような預金者の保護と資金決済の履行保護のための保険の仕組みを預金保険制度と言います。
預金保険制度は政府、日銀、民間金融機関の出資により設立された預金保険機構によって運営されており、
保険金等の財源は金融機関がその預金量に応じて預金保険機構に納付する保険料によって賄われます。


万が一金融機関が破綻した場合、預金保険制度により、預金は、
1.預金者に保険金を預金保険機構から直接支払う方式(保険金支払(ペイオフ)方式)
2.譲受金融機関に付保預金(預金保険で保護される預金)などを引継ぐ方式(資金援助方式)


のいずれかの方法で保護されます。

いずれを選択しても預金保護の範囲は変わりません。



ペイオフ(預金保険制度)によって保護される預金の保護の範囲は以下の通りです。

<平成17年3月まで>
A.当座預金、普通預金、別段預金については全額保護が続きます。
B.定期預金については、預金者一人当たり、一金融機関毎に元本1,000万円までとその利息が保護されます。
それを超える部分については、破綻した銀行の財産の状況に応じて支払われます。

(一部カットされることがあります←これは破綻した銀行次第。)

 
<平成17年4月以降>
A.当座預金等の決済用預金については、全額保護されます。
B.決済用預金以外の普通預金等については、預金者一人当たり、一金融機関毎に元本1,000万円までとその利息が保護されます。
それを超える部分については、破綻金融機関の財産の状況に応じて支払われます。

(一部カットされることがあります)。


なお、預金保険制度に加入している金融機関は以下の通りです。
 ・銀行(日本国内に本店のあるもの)
 ・信用金庫
 ・信金中央金庫
 ・信用組合
 ・全国信用協同組合連合会
 ・労働金庫
 ・労働金庫連合会



以上の金融機関以外は、日本の預金保険制度の対象ではありません
なので、海外の銀行は預金保険制度対象外となります。万が一銀行が破綻した場合は、
日本の預金保険制度は適用されませんが、海外にも預金保険制度はあります。

というわけで、海外の預金保険制度についてもう少し調べていきたいと思います。

さらに詳しい説明は↓こちらをどうぞ。
→金融庁のホームページ「預金保険制度のQ&A」


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  第1章 銀行編―銀行淘汰の時代
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あなたの預金が危ない!―ペイオフ時代の銀行選び
 ・危ない銀行、安全な銀行の見分け方をズバリ解説。
 ・ここまで書いていいのか?!
 ・序章 アメリカに見限られる小泉政権
  第1章 二〇〇一年九月十一日、もう一つの大事件
  第2章 公的資金再注入をめぐって本格化するつばぜり合い
  第3章 ペイオフ解禁が銀行を激変させる
  第4章 金融サバイバル時代のいい銀行、悪い銀行
  第5章 ペイオフ時代の銀行採点表


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  1. ペイオフ解禁となると銀行がつぶれた場合保証される金額が1000万円になる。というか今までは銀行がつぶれても保証してくれるシステムになっていたとは。知らなかった。ペイオフのおかげで多少なりとも信頼性のある銀行が選ばれるようになるだろう。銀行もまた信頼性を得るよ
    ペイオフ【@キャッシング】at 2005年02月12日 17:35
    この記事へのコメント
  1. kz@銅鑼湾さん、
    私のブログにコメント頂きありがとうございます。

    「香港資産運用奮闘記」、
    専門情報が極めて充実していますね!

    私も本業でオフショアファンドや
    海外関連の相談が増えていますので、
    貴重な情報源の1つとさせて頂きます。
    Posted by 人生は集中投資。1つのカゴに卵を盛りまくれ! at 2005年01月26日 23:30
  2. 人生は集中投資。1つのカゴに卵を盛りまくれ!さま

    コメントありがとうございます。m(_ _)m
    ここ最近、オフショアに興味を持つ方が増えていますね。
    今後、さらに増えていく傾向にあると思います。

    まだまだ勉強中の輩ですが、今後ともどうぞよろしくお願いします。
    Posted by kz@銅鑼湾 at 2005年01月27日 08:26

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