今日、劇団四季のミュージカル
「EVITA」を観てきました。
先月、南十字星を観てから、劇団四季にはまっています(笑)
数千円でリアリティ溢れる歴史的なストーリーが肌で感じれるのは
大変お得です。分厚い本1冊読んだかのような内容の濃さですよ。
EVITAってどんな話かと言いますと・・・、
南米アルゼンチン。1919年、この国の片田舎に私生児として生まれ、
貧困生活をおくるなかで、富と名声に憧れた1人の少女がいました。
彼女は美貌を武器に、強い意志と行動力をもって人生の階段を駆けのぼります。
そしてついに大統領夫人となり、民衆から聖女とあがめられた彼女の名は、エバペロン。
権力を使って貧しい人々を救う一方で、国を私物化したとも言われるほどの
多面性を持つ実在の女性の半生を、ミュージカル『エビータ』は冷静な目をもって
描いています。
・・・と、
劇団四季のサイトに書いてあります。
とても、いいミュージカルでした。
よくも悪くも、
アルゼンチン国家破綻の原型が分かります。
エバペロンは、最初は貧しい民衆のためにお金を使っていたつもりでしたが、
いずれは私利私欲に変わり、国家破綻の原型を作ってしまったようです。
で、今日はアルゼンチンの税金について調べてみました。
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【アルゼンチン概要】
国名: アルゼンチン共和国(Argentine Repablic)
面積: 2,766,869平方km(日本の約7倍)
人口: 3,290万人
人種: 欧州系(スペイン、イタリア)97%、先住民系・その他3%
言語: スペイン語
宗教: カトリック(92%)
首都: ブエノスアイレス
言語: スペイン語
通貨: ペソ
→最新レートはアルゼンチン中央銀行のホームページ (スペイン語)
政体: 共和制
【経済情勢】
数年連続のマイナス成長から、1991年は4.5%の経済成長を遂げましたが、
1992年にデノミネーション(通貨切り下げ)を実施しました。
この後
アルゼンチン国家は破綻し、
デフォルト(債務の不履行)を実施しています。
日本からの輸入は、
バイク、乗用車、通信機器の部品、などです。
逆に日本への輸出は、
とうもろこし、大豆、牛肉、いか、その他魚介類など食料品中心です。
食料の自給率は、昔は非常に高かったそうです。
【法人税】
アルゼンチン国内で設立された法人、海外で設立された法人ともに、
アルゼンチン国内源泉所得に対してのみ課税されます。
税率は20%です。
日本のように、法人所得に対する地方税はありません。国税のみです。
【所得税】
アルゼンチン居住者・非居住者ともに、アルゼンチン
国内源泉所得に対してのみ課税されます。
(これも法人税と同様、地方税はありません)
で、なんとこれがややこしいことに、
物価変動の激しいアルゼンチンの内情を考慮して、
税率は毎月調整されます。
例えば今月は税率7%、来月は9%、再来月は8%、という具合です。
この税率はその月の景気変動によって、
毎月30%を上限として変動します。
【相続税・贈与税】
相続税、贈与税は州によってそれぞれ課税されるそうですが、
現在ではほとんどの州が相続税・贈与税の制度を廃止しているそうです。
【付加価値税(消費税)】
付加価値税(消費税)は、日本でいうところの消費税みたいなものです。
でも、
出版物、公共料金、牛乳、パン、薬などの生活必需品は非課税扱いです。
それ以外のものは16%の税金がかかるようです。
日本も、もしも消費税が上がるなら、生活必需品は非課税にして欲しいですね。
【取引高税】
取引高税は、各州及びブエノスアイレス市が法人や個人事業者に課税するものです。
売上高に対して
標準税率3%の税金を払うという
外形標準課税です。
利益があろうがなかろうが、年間取引高に応じて税金がかかります。
業種によって、1%〜15%と、異なった税率が適用されるようです。
※ブエノスアイレス市の場合
農業1%、製造業1.5%、貸金業・金融業4.5%、娯楽施設15%などです。
あぁ、なんかEVITAを観て色々調べてるうちに、ブエノスアイレスに行ってみたくなりました(笑)
アルゼンチンに行ったことのある方、いらっしゃいましたら、何でもいいので、何か情報くださいな☆
【参考リンク】
→アルゼンチン共和国大使館のホームページ
→アルゼンチンへの投資に関する制度等
→ブエノスアイレス 証券取引所(英文)
日本がアルゼンチン・タンゴを踊る日
・アルゼンチン経済の大崩壊は、日本の明日の姿です。
・国家破産、預金封鎖、国民資産凍結、もうその日は目前に迫っています。
・全知全能を傾けて、独力でこの危機を脱出する方法を模索します。
・ペーパーバックスのこの本は700円と激安でお買得感バッチシですね!
世界の税金裁判
・世界主要11カ国の税務訴訟制度について現地調査を行い、できるだけ詳しく、
写真や図表なども交えながら紹介している面白い本です。
・他の国々の税務訴訟の実態について明らかにし、日本の制度的背景が分かります。
・世界も分かるし日本も分かる、特に日本の税制については改めて見直します。
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Posted by causeway_bay at 23:50│
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