本日の日経新聞国際面からの引用です。
「タクシン・タイ首相、首都交通網早期に整備。公約実現に意欲」
タイの
タクシン首相は、下院選での圧勝を受けて、
公約である
総額1兆5000億バーツ(約4兆円)規模の
首都圏交通整備事業などの大規模インフラプロジェクトを
早期に実施する意向だ。
(※写真は
「アジアの声さん」からいただきました)
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タクシン首相は勝利が確定的となった6日夜記者会見し、
「このままではバンコクの交通システムは麻痺する。一刻の猶予もならない」と
同プロジェクトの必要性を強調、着工を2期目の優先課題に掲げた。
通称「メガプロジェクト」は今年を初年度とする4カ年計画で、
交通、エネルギー、農業のインフラ整備が柱となる。
全長291キロメートルに上る
バンコクの都市交通システム整備に5000億バーツを投じるほか、
発電所新設など
エネルギー関連に2500億バーツ、
農業関連や灌漑施設に1400億バーツなどをあてる。
【バンコクの渋滞問題と消費市場の関係】
バンコクと言えば、都市の中心を走る
高架鉄道(BTS)や、
昨年完成した
地下鉄が都市交通の主体に変わりつつありますが、
それでもまだまだ渋滞緩和は問題で、道路鉄道などの都市交通整備に多額の予算をかけるようです。
それだけ渋滞がひどいというのは、街には人が溢れ、自動車が溢れ、バイクが溢れ、
あらゆる消費市場が底上げされ、国が経済成長に向かう一種のプロセスであります。
バンコク市内は巨大なショッピングセンターがいくつも建ち並び、
日本のデパートでも見かける高級ブランドがズラリと並び、若い女の子がお洒落なファッションに身を包み、
携帯電話を片手に歩く。そんな光景がバンコクでは当たり前になってきました。
【タイの人口ピラミッド】
日本とタイの人口ピラミッドを比較すると、
50代以上、
いわゆる団塊の世代が重くのしかかる日本、
少子高齢化が問題視されているにも関わらず、
全く対策が施されない日本に対して、
15〜40歳の働き盛り世代が人口の中核を占めるタイ。
力強い躍動感や勢いを感じるここ数年のタイの発展は、
この若い世代が大きな原動力になっているのでしょう。
【タイの食糧自給率】
タイの食料自給率はアジアで最も高いと言われています。
食料や資源の自給国は、通貨も強いと言われています。
豪ドルやNZドルがここ最近元気と言われている所以です。
→過去記事「オーストラリアドルとニュージーランドドル(資源国通貨)」
食料自給率の高い国が、さらに農業に大きな予算を充てる。強みをとことん強くするタクシン首相の政策です。
シンガポールも、
金融・貿易・情報通信に大きな予算を費やし、政策を実行してきました。
シンガポールも自国の強みをとことん強くする政策で成長してきました。
【タイのGDP】
さて、GDPを見てみましょう。
タイはGDPを見ると、まだまだ成長途上の段階ですが、
今後大きな飛躍が期待できるでしょう。
1人あたりのGDPは、既に中国を上回っています。
食料自給率が高く、若い世代に支えられているタイは、中期的な投資対象としては大変期待できると思います。
【タイ株投資、タイ株のファンドなど】
タイ株に投資するファンドも多く出回ってきました。
手数料は若干高めですが、
アイザワ証券など、タイ株に直接投資できる証券会社もあります。
もちろん様々な壁はありますが、タイの証券会社に直接口座を開いて取り引きすることも可能です。
→過去記事「トムヤンクンとタイバーツ」
2005年のタイ経済成長率は、津波被害にもかかわらず、
従来予想通りの5.5〜6.5%になる見通しだそうです。
タクシン首相の指導力と、若い世代の力強い躍動感や勢いが一丸となって、
国家の強みをさらに強くする国となっていくでしょう。
ちなみに、
HSBC Thai Equity Fundの騰落率は、
3年間で+256.77のパフォーマンスでした。
3年前に100万円購入していれば、
356万円に膨れ上がった計算です。
HSBC Thai Equity Fund
HSBC Thai Equity Fundは、HSBCパワーバンテージ口座で購入可能です。
→過去記事「海外口座の作り方シリーズ」
→過去記事「HSBCインベストメントサービスの使い方(誰でも使えます)」
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Posted by causeway_bay at 13:02│
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