香港資産運用奮闘記その他新興国 > インドの若年労働者層が世界を揺るがす?!
2005年02月15日

インドの若年労働者層が世界を揺るがす?!

インド株については、まずインドの情勢を冷静に知りましょう。

さてさて、本日の日経新聞国際面からの引用です。
「インド、最大の15億人へ。潜在力と火種を内包」

国連によると、インドの人口は2035年までに中国を抜き世界最大に躍り出る。
2050年には15億人を超え、東南アジア諸国全体にほぼ匹敵する。

同じBRICsの中国とロシアが直面する少子高齢化とは無縁、
若くて豊富な労働力が経済成長への武器となる。
→過去記事「Q10.BRICsって何ですか?紅茶のことですか?(・ω・;」

→香港資産運用奮闘記に一票お願いします。m(_ _)m(KABLOG)
→2005年も応援よろしくお願いします。m(_ _)m(株式投資ランキング)

インドでは若年労働人口(15〜39歳)が2025年に5億5000万人まで膨らむ。
日本との差は現在の10倍から20倍に拡大。中国と比較してもなお1割多い。



【理科系大学の最高峰、インド工科大学(IIT)

総定員3400人の枠を目指し、全国からトップレベルの受験者が17万人以上集まる。
地元紙は通信教育や塾の宣伝広告であふれ、裕福な家庭のこどもが塾に通ったり、
家庭教師を付けたりするのは当たり前。

IITに落ちたらMIT(米マサチューセッツ工科大学)に行く」という冗談があるほどの狭き門だ。


・・・余談ですが、マサチューセッツ工科大のサイトは、googleページランク10!さすがです。。。



【ITを軸としたインドの経済成長】

IT関連の高等教育機関は400近くあり毎年約15万人の技術者を輩出する。
米国企業によるIT業務の海外委託(オフショアリング)ではインドが全体の約7割と圧倒的な強さを誇る。
優秀な技術者を量産した結果、サービス産業が国内総生産(GDP)の半分を占めるまでになった。
→過去記事「インド政府のITビジョン」


政府は今後10年間で年率7〜8%の経済成長を続け、
「2020年には先進国入りする」というシナリオを描いている。

これに呼応するように米国家情報会議(NIC)は、
先月公表した報告書で「2020年までにインドのGDPは欧州に匹敵する規模になる」と予測している。
→過去記事「インドの経済規模は世界第4位」



【今後の貧困対策がインドの重点課題】

しかし、同時に政府の貧困対策や地方振興策が十分な効果を上げなければ、
大量の失業者を出し、社会不安を招く。



世界の人口ベスト10人口増はパキスタン、バングラデシュも含めて南アジア全体に共通し、
この地域は2050年に24億人になり、
「世界の4人に1人が南アジア」の時代が間もなくやってくる。

それはイスラム過激派の台頭や地域紛争など、
地政学的にも大きなリスクと隣り合わせだ。




イスラム教徒が約9割を占めるバングラデシュでは「第2のタリバン」とも称される
イスラム過激派の存在が火種となりつつある。

昨年以降アフガニスタン帰りとされる通称「バングラバイ」という指導者がインド国境付近で活動を展開。
貧しいイスラム教徒の支持を集め、構成員は1000人規模にまで膨れ上がった。


南アジアの人口増は経済成長の潜在力を高める一方で、世界の秩序を同様させかねないもろ刃の剣でもある。

→参考サイト「外務省ホームページ>各国インデックス>インド」


2時間でわかる図解 インドのしくみ―人口10億人の成長大国の政治・経済・ビジネス・社会
 ・人口10億人の成長大国インドの政治・経済が2時間足らずで理解できてしまう!
 ・インド投資の前にインドを理解しよう!ファンドを買う前にまずこれを買って読め!的な1冊☆


やがてインドの時代がはじまる―「最後の超大国」の実力
 ・「21世紀は中国の時代ではなく、インドの時代となるだろう」
 ・世界一のソフトウェア輸出額を誇り、英語話者数世界一、
  世界最大の民主主義国家でもあるインドのダイナミズムを活写


香港資産運用奮闘記アジア株 > インドの若年労働者層が世界を揺るがす?!


香港資産運用奮闘記その他新興国 > インドの若年労働者層が世界を揺るがす?!


この記事へのトラックバックURL
    この記事へのトラックバック
  1. 最近、インド株の投資信託が次々と出てきて注目を集めてますよね。 先日、私も新生銀
    インド株【『インド株・・』投資でビジョンをカタチにする】at 2005年02月25日 00:56
    この記事へのコメント
  1. kz@銅鑼湾さん、こんばんは。
    今日はお疲れ様でした。

    実は例の本の出版の慰労会が重なっていたのですが
    どうしても今日のメンバーで飲みたかったのでそちらを
    優先しました。

    今日は本当に楽しかったです。
    次回はいつになるかわかりませんがまた一緒にこのメンバーで
    飲めることを楽しみにしています。

    それでは。
    Posted by らくだ at 2005年02月16日 01:17
  2. らくださま

    昨晩はお疲れさまでした!とても楽しかったです。(^ー^)
    とりあえずは療養に専念して、復活したらまたたくさん飲みましょうね〜。

    本の出版メンバーのみなさまにもよろしくお伝えください☆
    Posted by kz@銅鑼湾 at 2005年02月16日 09:46

 ※コメント入力時に、引用文に全角の「>」をつけると赤の太字で強調表示されます