インド株については、まず
インドの情勢を冷静に知りましょう。
さてさて、本日の日経新聞国際面からの引用です。
「インド、最大の15億人へ。潜在力と火種を内包」
国連によると、インドの人口は2035年までに中国を抜き世界最大に躍り出る。
2050年には15億人を超え、東南アジア諸国全体にほぼ匹敵する。
同じBRICsの
中国とロシアが直面する少子高齢化とは無縁、
若くて豊富な労働力が経済成長への武器となる。
→過去記事「Q10.BRICsって何ですか?紅茶のことですか?(・ω・;」
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インドでは
若年労働人口(15〜39歳)が2025年に5億5000万人まで膨らむ。
日本との差は現在の10倍から20倍に拡大。中国と比較してもなお1割多い。
【理科系大学の最高峰、インド工科大学(IIT)】
総定員3400人の枠を目指し、全国からトップレベルの受験者が17万人以上集まる。
地元紙は通信教育や塾の宣伝広告であふれ、裕福な家庭のこどもが塾に通ったり、
家庭教師を付けたりするのは当たり前。
「IITに落ちたらMIT(米マサチューセッツ工科大学)に行く」という冗談があるほどの狭き門だ。
・・・余談ですが、
マサチューセッツ工科大のサイトは、
googleページランク10!さすがです。。。
【ITを軸としたインドの経済成長】
IT関連の高等教育機関は400近くあり、
毎年約15万人の技術者を輩出する。
米国企業によるIT業務の海外委託(オフショアリング)では
インドが全体の約7割と圧倒的な強さを誇る。
優秀な技術者を量産した結果、サービス産業が
国内総生産(GDP)の半分を占めるまでになった。
→過去記事「インド政府のITビジョン」
政府は今後10年間で年率7〜8%の経済成長を続け、
「2020年には先進国入りする」というシナリオを描いている。
これに呼応するように
米国家情報会議(NIC)は、
先月公表した報告書で
「2020年までにインドのGDPは欧州に匹敵する規模になる」と予測している。
→過去記事「インドの経済規模は世界第4位」
【今後の貧困対策がインドの重点課題】
しかし、同時に政府の貧困対策や地方振興策が十分な効果を上げなければ、
大量の失業者を出し、社会不安を招く。
人口増はパキスタン、バングラデシュも含めて南アジア全体に共通し、
この地域は2050年に24億人になり、
「世界の4人に1人が南アジア」の時代が間もなくやってくる。
それはイスラム過激派の台頭や地域紛争など、
地政学的にも大きなリスクと隣り合わせだ。
イスラム教徒が約9割を占めるバングラデシュでは
「第2のタリバン」とも称される
イスラム過激派の存在が火種となりつつある。
昨年以降アフガニスタン帰りとされる通称「バングラバイ」という指導者がインド国境付近で活動を展開。
貧しいイスラム教徒の支持を集め、構成員は1000人規模にまで膨れ上がった。
南アジアの人口増は経済成長の潜在力を高める一方で、世界の秩序を同様させかねないもろ刃の剣でもある。
→参考サイト「外務省ホームページ>各国インデックス>インド」
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やがてインドの時代がはじまる―「最後の超大国」の実力
・「21世紀は中国の時代ではなく、インドの時代となるだろう」
・世界一のソフトウェア輸出額を誇り、英語話者数世界一、
世界最大の民主主義国家でもあるインドのダイナミズムを活写
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Posted by causeway_bay at 23:55│
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