今、
金融再編がものすごい勢いで進んでいます。
この先日本の銀行は一体どうなるのでしょうか?
銀行、証券、保険がグループ化されてくると、それぞれの組み合わせによっては、
手数料が割安になったり、金融サービスがワンストップになったりと、色々と
利用者が大きなメリットを受けられるようになります。
米国の
シティグループは、それで顧客を囲い込んで成長してきました。
以下の図を見て見ましょう。(我ながらなかなか分かりやすい図です・笑)
三菱東京とUFJの統合で、
三菱UFJグループができあがります。
このグループの総資産は、
三菱東京106兆円+UFJ82兆円で、188兆円の総資産を持ち、
株式時価総額10兆円を超えて、スイスUBSを抜き、
世界第9位のメガバンクに変貌します。
→過去記事「三菱東京+UFJが、株式時価総額世界第9位に」
それに対して、現在統合交渉を進めている、
三井住友FG+大和証券グループ。
このグループの総資産は、
三井住友FG102兆円+大和証券グループ38兆円で、
143兆円の総資産。これまた、ものすごい規模のメガバンクの誕生です。w('○')w
そして、提携関係からどのように変化していくかは未だ定かではありませんが、
みずほFG+日興コーディアルグループという、これまたものすごい強者が存在します。
このグループの総資産は、
みずほFG137兆円+日興コーディアルグループ29兆円で、
166兆円もの総資産を持つ、巨大メガバンク。
みずほグループには、みずほ証券、新光証券、みずほインベスターズ証券の3つの証券会社があり、
その3社が合体し、しかも日興と統合すれば、数字の上では三井住友+大和連合を上回る証券会社が誕生します。
三井住友+大和證券グループ、みずほ+日興コーディアルグループ、三菱東京+UFJグループ、
どのグループとも、日本のGDPの2割程度の総資産を保持する、巨大うなぎに変貌を遂げます。
ちなみに、証券業界のガリバー「野村證券」は、一時三菱東京との関係強化も囁かれていましたが、
現時点では独自路線を崩すつもりもなく、メガバンクの傘下に入る予定は無いと言っています。
が、先日
M&Aビジネスにおける分野で、
英国の投資銀行ロスチャイルドとの業務提携を発表しました。
→参考リンク「日経プレスリリース」
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Posted by causeway_bay at 23:55│
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