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2005年03月04日

東京三菱とメリルリンチが合弁で証券会社設立!

本日の日経新聞一面からの引用です。
「東京三菱・メリル、合弁証券」

三菱東京フィナンシャルグループ米メリルリンチは3日、
2005年度中にも合弁で日本に証券会社を設立する方向で最終調整に入った。

メリルの持つ高度な商品開発力三菱東京の厚い顧客基盤を融合させ、
国内では前例のない個人富裕層に的を絞った証券会社を立ち上げて、
プライベートバンキング業務を本格展開する。

新会社にはメリルリンチ日本証券が抱える1兆円規模の金融資産を移管。
両グループから総勢150人が移り、個人富裕層の資産囲い込みを目指す。
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ついに、三菱東京が富裕層向け業務に外資との連携に動き出しました。('〜';
しかも、昨日僕がファンドを買ったメリルリンチとの合弁証券会社の設立です。なんとタイムリーな話題(笑)
→関連記事「というわけで早速買っちゃいました(笑)Merrill Lynch ラテンアメリカファンド!」


三菱東京&メリルの合弁新証券会社のスキーム







【メリルリンチってどんな会社なんでしょう?】

投資銀行業務や資産運用、保険などを手掛ける米国の総合金融グループ(金融コングロマリット)
本部はニューヨークで、世界30カ国以上に拠点を持ち、従業員数は5万人。
個人の預かり資産は、2004年末で約1兆3000億米ドル(約140兆円)
・・・日本全体の個人金融資産の約1割相当額に値します。w('○')w

日本への進出は、1972年に東京支店を開設、破綻した旧山一証券の個人営業部門を1998年に買収
個人営業(リテール)部門に相当力を入れているようです。
→参考サイト「メリルリンチのサイト>アメリカにおける歴史」



【メリルリンチ創始者チャールズ・E・メリルとは?】

フロリダ州の貧しい家庭に生まれ、学費が続かず大学を中退せざるを得なかったが、
「ウォール街」で働き始めるや、持って生まれた類いまれなる先見性によって、めきめき頭角を現していった。

「いずれチェーン・ストアが小売業界を支配する時代が来る。」チャールズは誰よりも早く、こう予測。
現在のK・マートやセーフ・ウェイの前身である小売店の株式の取り扱いをいち早く始め、
個人投資家に投資機会を提供。
その後の小売店業の繁栄で、すでに30代前半にして彼は成功者の仲間入りを果たしていた。
→参考サイト「メリルリンチのサイト>創始者チャールズ・E・メリル」



東京三菱+UFJの統合による「三菱UFJグループ」と、メリルリンチ日本証券の預かり資産合計額はおよそ40兆円にものぼります。

三菱UFJグループは、資産運用力を高め新グループの収益の柱となる個人営業(リテール)部門の戦略を強化するには、
米国の証券会社とタッグを組むのが一番の近道だと判断した模様です。

これに対して、三井住友+大和証券連合がどう動くのか見ものです。
しばらくは、金融再編の動きを追いかけて楽しめそうです。関係者の方々にはすみません。m(_ _)m

→関連記事「日本の銀行&証券、統合でどうなるか?」


シティバンクとメリルリンチ
 ・全米最大の不良債権を抱えたシティバンク、巨額の赤字を計上したメリルリンチ
  2つの金融コングロマリットはいかに苦境を乗り越え、世界のトップ企業となったか。
 ・日本の個人資産1400兆円市場を虎視眈々と狙う、両社の経営戦略を徹底解剖!


日本市場を席巻するメリルリンチのナンバーワン戦略―世界最大の証券会社その実力と正体
 ・ちょいとのぞき見(笑)
  ☆☆☆「メリルリンチが資産運用の世界を変える」☆☆☆
  ☆☆☆「世界の金融界に君臨するメリルリンチの真実」☆☆☆
  ☆☆☆「日本市場を変えた行動力と先見性」☆☆☆
  ☆☆☆「メリルリンチ・ファンド徹底分析」☆☆☆
 ・投資の常識を変えると言われるメリルリンチの商品・サービスから調査力・
  運用力・組織力までを徹底分析!!


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  1. このところ金融再編がますます加速し、連日興味深いニュースを提供してくれています。 その中でも、「東京三菱とメリルリンチが富裕層ビジネスの開拓へ向けて合弁で証券会社を設立する模様」というニュースに反応してみました。 日本の富裕層開拓、いわゆる「プライベ.
    金融改革!日本の富裕層の壁を切り崩せるか?【個人投資家25時】at 2005年03月06日 15:31
  2. 日本人は一般的に「金(ゴールド)」というものに、比較的興味が無いと思います。 もちろん、自分も含めてデスガ・・・。(^ー^; なので、みなさまが恐らく「興味が無いと思われるファンド」かもしれませんが、 今回ご紹介するファンドは「Merrill Lynch World Gold Fund
    Merrill Lynch ワールド・ゴールド・ファンド【香港資産運用奮闘記 by kz@銅鑼湾】at 2005年03月12日 09:24
  3. 3/3(ひなまつり)に注文を出した、Merrill Lynch ラテンアメリカファンドが、 昨日見たら約定されていました。とりあえず、US$3000分です。(^ー^) →関連記事「Merrill Lynch ラテンアメリカファンド」 HSBCパワーバンテージの投資商品購入画面で、 「注文したけど残
    Merrill Lynch ラテンアメリカファンドが約定されました【香港資産運用奮闘記 by kz@銅鑼湾】at 2005年03月12日 09:24
  4. 先ほどエントリーした記事「ブラジル、2004年は5.2%の経済成長だった!」 という、ブラジル経済の可能性をひしひしと感じて(笑)、 Merrill Lynch ラテンアメリカファンドを、早速注文しちゃいました。(^ー^; →関連記事「Merrill Lynch ラテンアメリカファンド」 →
    というわけで早速買っちゃいました(笑)Merrill Lynch ラテンアメリカファンド!【香港資産運用奮闘記 by kz@銅鑼湾】at 2005年03月12日 09:25
  5. BRICsの「B」ブラジルの経済発展が注目されています。(^ー^) ブラジルは、1992年以前は年率数千%というハイパーインフレを引き起こし 不安定な経済環境でしたが、1993年以降は実質GDP前年比が10年連続プラスで 推移するなど、非常に安定感がでていて、IMFの予想では200
    Merrill Lynch ラテンアメリカファンド【香港資産運用奮闘記 by kz@銅鑼湾】at 2005年03月12日 09:25
    この記事へのコメント
  1. コメントありがとうございました。東京三菱しびれをきらしてメリルと組みましたね。
    東京三菱からするとうちには何でこんなに金持ちの顧客が
    多いのに証券ビジネスで儲からないんだ?もうもたもたしてたら間に合わないじゃないか。時間がないんだよ。もううち
    の人材じゃだめだ。どうしたらいい?そうだメリルの人材
    だったらうちの顧客を思いっきり深堀してくれるぞ!
    これはいい考えだ。早くメリルと組まなきゃ。(・・・他
    に取られないうちに)ってとこでしょうね。
    Posted by 寅蔵 at 2005年03月04日 18:27
  2. 寅蔵さん、こんばんは〜!

    確かに、三菱東京は優良顧客をたくさん抱えてるんですよね。
    でも、証券業務が儲からない。

    メリルリンチの商品開発、運用スキームを利用できれば
    莫大な収益が期待できますもんね。

    確かに三菱東京からしてみたらいい考えです。
    メリルからしてみても、三菱東京の優良顧客を抱え込める、
    一応表向きはお互いWINWINですよね。(^ー^)
    Posted by kz@銅鑼湾 at 2005年03月04日 21:55
  3. kz@銅鑼湾さん、こんにちは。
    私も東京三菱−メリルの件には注目しています。
    日本でプライベートバンクってなかなか成功していないんですよね。富裕層の牙城が厚くて。。。

    なんとかその富裕層を動かすきっかけになってくれればいいのですが、メガバンクが絡んでいることもあり、「囲い込むだけで何もできない」といった結果にならないで欲しいですね。
    その面では、メリル頑張れ!といったところでしょうか?
    Posted by しゃけお at 2005年03月06日 15:36
  4. しゃけおさん、こんばんは!(^ー^)

    東京三菱−メリルの件、今後どうなるか楽しみですね。
    でも確かに、日本人富裕層の「預金信仰」は強いですから、
    預貯金から投資商品にどれだけシフトされるかが問題ですね。

    なんだかんだ言って、日本円信者、預金信者、郵便局信者、
    まだまだ多いですよね。
    Posted by kz@銅鑼湾 at 2005年03月06日 22:16

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