純資産額10億円のファンド、そこから
運用会社は年間500万円の報酬が得られますが、
そこから
ファンドマネージャーの人件費、運用チームの人件費、その他間接費や必要経費を考えると、
年間500万円ではやっていけるわけがありません。言うまでも無く
採算割れです。
ちなみに日本のファンドですが、
野村アセットマネジメント投信、全198本のうち、56,6%のファンドが採算割れ。
日興投信、全169本のうち、68,6%のファンドが採算割れ。
大和投信、全194本のうち、なんと71,6%ものファンドが採算割れ。だそーです。
日本のファンドを購入すると、なんと
半分以上の確率で採算割れファンドを掴まされてしまいます。
こういうのはいわゆる
「安楽死ファンド」と呼ばれているそうです。
→ゴミ投資家のための海外ファンド入門から引用
【安楽死ファンド】
赤字垂れ流しのファンドですから、積極的な運用もできるはずがありません。
積極的な運用が出来なければ、解約も相次ぎます。解約が相次げば、純資産はまた目減りしていきます。
純資産が目減りすれば、さらに運用に支障がきたします。といった悪循環に陥ります。
設定後数ヶ月経過した段階で
「資金が思うように集まっていないファンド」は、言ってみれば
「お前はすでに死んでいる!ひでぶっ!!」状態なのです。
純資産100億円のファンドであれば、
運用会社は年間5000万円の報酬が得られます。
しかし、
国際舞台で大活躍する優秀なファンドマネージャーは億単位の報酬を得ているそうですから、
その他の間接費や必要経費も考慮すると、年間5000万円ではまだちょっと物足りない気がします。
しかし
手数料率が1%になれば、
1億円が運用会社の懐に入る計算です。
なので、
「純資産額と手数料率のバランス」も優れたファンドを見分ける上で必要な要素です。
さらに、
純資産額500億円のファンドであれば、
ファンドマネージャーも運用会社もウハウハですね。
純資産額500億円以上のファンドは、相当優秀なファンドマネージャーが運用していると思います。
【純資産額100億円以上のファンドを買おう!】
新しくファンドの購入を検討されている方は、
純資産額10億円程度の「安楽死ファンド」は避けなくてはいけません。
多額の資金は集めたものの、結局
何一つまともな運用をせずに仮死状態に陥っているファンドですから、
大切なお金を預けるにはリスクがありすぎます。('ー';
前回までのお話の中で、
パフォーマンスや
ベンチマーク、
手数料などもファンド選びの重要な要素ですが、
純資産額(Fund size)がある程度大き目ののものを選ぶということも大切です。
あくまでも目安ですが、
純資産額100億円以上のファンドであれば、まぁ安心ではないでしょうか。
ファンドを選ぶ際には、
純資産額(Fund size)100億円以上のファンドを買いましょう。
【HSBC GIF インディアンエクイティはどうか?】
ではまたまた、
HSBCアセットマネジメントが設定・運用している、
HSBC GIF(Global Investment Fund)インディアンエクイティを例に見てみましょう。
→関連記事「インド株のファンド」
Fund detailsの
Fund sizeの欄を見てみましょう。
「Fund size:25億9383万米ドル」
円換算で、
純資産額2700億円以上の超大型ファンドです。文句なしのお金持ちファンドです。
HSBCアセットマネジメントも、ファンドマネージャーもきっと大儲けでしょう。
こういった、大型ファンドを選ぶのもよいファンド選びの1つです。(^ー^)
ちなみにこちらも、純資産額2000億円以上の超大型ファンドです。
→関連記事「Merrill Lynch ワールド・ゴールド・ファンド」
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Posted by causeway_bay at 15:27│
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