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2005年03月26日

脱税の多い業種目はこれだ!パチンコ・バー・クラブ・廃棄物処理・貿易

こんにちは〜!ご無沙汰しちゃいました。(^ー^;
毎日更新するつもりが、色々と忙しくてポッカリ3日間も穴が空いてしまって、
香港資産運用奮闘記を毎日チェックしていただいている方には申し訳ありません。

ここのところファンドネタに偏っていましたが、今日は久々に税金について書きます。

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国税庁は、平成15事務年度(平成15年7月1日〜平成16年6月30日)における、
法人税の課税実績を公表しました。

これによると黒字申告割合は30.8%で、前年度に比べて0.5ポイント上昇しました。
少しは景気がよくなった(?)ということでしょうか。実際はあまり変わってませんが。

また、不正計算が想定される法人など、税務調査必要度の高い法人11万5,000件について
実地調査を行ったところ、何らかの非違があったものは8万6,000件、そのうち仮装隠蔽による
不正計算のあったものは2万4,000件
で、不正計算割合は20.8%でした。

また、不正発見割合の高い業種は、「バー・クラブ」「パチンコ」「廃棄物処理」の順で、
不正申告1件あたりの不正所得漏れ金額の大きな業種は、「貿易」「自動車付属品製造」「パチンコ」
の順となっているようです。

順位業種不正発見割合不正申告1件あたりの不正所得漏れ金額(千円)
1バー・クラブ53.9%14,234
2パチンコ47.5%52,185
3廃棄物処理33.1%20,342
4農業・畜産30.4%12,833
5書籍・雑誌販売29.8%7,383
6土木工事28.4%10,010
7一般土木建築工事27.8%11,698
8職別土木建築工事26.6%8,106
9水産食料品販売26.3%10,308
10自動車・自転車販売25.7%6,593


貿易業は、不正発見割合は19.2%とそれほど高くないのですが、
不正申告1件あたりの不正所得漏れ金額が大きいところに特徴があります。

貿易業は、海外取引が日常的に出てきますので、そこにオフショアの口座を何本も紛れ込ませて
利益を海外に移転させるという税逃れ見え見えのやり方も、絶対に見つかるというのに、
未だに効果があると思ってやっているバカな法人も多々あるようです。


国税庁は、海外取引に関しては敏感に反応しますし、まず疑ってかかります。
法人が利益移転のために架空の海外法人や海外口座を利用するのは、立派な犯罪ですし、
すぐにバレますのでやめましょう。

「正しい納税!明るい社会!申告と納税は正しくシッカリと!」

それに、いくら実態のある海外法人といえども、日本にはタックスヘイブン税制といういやらしい税制も存在します。
これは、日本人や日本法人が過半数を出資している海外法人には、いくらオフショアの所得であっても、
日本国内での申告&納税を求めるというものです。
→参考サイト「国税不服審判所 > 公表裁決事例等の紹介」
→関連記事「タックスヘイブンを活用する人たち」


なので、税逃れのための海外法人設立は、必ず信用できる現地人資本を過半数は入れましょう。
そうすれば、日本での法人税の申告&納税は合法的に不要です。

ちなみにタックスヘイブン税制は、法人に対しての税制ですので、今のところ個人には適用されません。
でも、今の日本政府は増税+徴税強化の傾向にありますので、今後、どのタイミングで
どのように税制改正されるか分かりません。要注意です。

それにしても、パチンコ屋というのはあれだけシステム化されているというのに、未だに脱税が多いんですね。
しかし、旧紙幣が全て消えて新紙幣が100%になったら、あのお札の中に埋め込まれている(という噂の)ICチップが
パチンコ屋の脱税を一掃するでしょう。きっと。(^ー^;
→関連記事「新銀行東京の格付け」

→参考サイト「国際的租税回避スキーム解明PTの設置について」by 東京国税局」
→参考サイト「International Tax Dialog(ITD) 租税回避防止規則、タックス・シェルターに関するオンライン文書一覧」



マネーロンダリング
・なんのために海外まで行って口座を開く必要があるのか?
・開設した後はどのように利用するのか?
・開設して何をどう買ったらお金が増えるのか?

など、全てが洗練された架空のストーリーの中からイメージで理解できる、
完璧な金融小説。とても面白くて、既に10回近く読んでしまいました(笑)
→関連記事「マネーロンダリング」


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    この記事へのコメント
  1. こんばんは。まるです。
    違法行為は、やっぱりいけないなって思いますね。
    合法なのはもちろん。
    倫理観の高さというものも、これからの投資活動やビジネス活動に求められているように思います。
    Posted by まる at 2005年03月27日 22:52
  2. ども〜、お久です!

    お仕事が忙しいのはいいことですね。きっとKZさんのお人柄が反映してのことでしょう。

    新札にICチップという噂があるとは驚きでした。具体的にそのICチップのおかげでどのようなことができる予定なのでしょう。興味がわきます。

    「マネーロンダリング」私も読みました。私的にはおもしろかったですよ。(パシャという登場人物がいたものですよね?)

    また、お邪魔しまーす。

    アキ
    Posted by カウンセラーの株式投資を主とした勝つ投資ノウハウ at 2005年03月28日 10:12
  3. まるさん、こんばんは〜。

    >違法行為は、やっぱりいけないなって思いますね。

    そうですよね。モチロンです。
    あくまでも、合法的に資産を増やすのが香港資産運用記のモットーです。
    これからもよろしくお願いしますね。(^ー^)
    Posted by kz@銅鑼湾 at 2005年03月30日 22:52
  4. アキさん、こんばんは。

    >具体的にそのICチップのおかげでどのようなことができる予定なのでしょう。

    それに関しては、この記事を参照してください。
    http://kowloon.livedoor.biz/archives/11149296.html

    マネーロンダリング読んだんですね。
    そう言えば、マネロンの主人公は「アキ」でしたよね。
    僕は、アキの冷静かつダークなキャラに憧れています(笑)。
    Posted by kz@銅鑼湾 at 2005年03月30日 23:01
  5. マネーロンダリングにパシャという登場人物は出てきませんでした。(匿名口座と勘違いしてますた)

    でも、マネロンもちゃんと読みましたよ!

    アキ
    Posted by カウンセラーの株式投資を主とした勝つ投資ノウハウ at 2005年03月31日 16:07
  6. アキさん、こんにちは〜!

    > マネーロンダリングにパシャという登場人物は出てきませんでした。

    ですよね。(^◇^;
    パシャって誰だったけなーって、読み返しちゃいました(笑
    Posted by kz@銅鑼湾 at 2005年04月02日 12:28

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