本日の日経新聞中国アジア面からの引用です。
「インド、石油開発急ぐ。エネルギー確保、中国と競争。」
急速な経済成長を背景に、石油・天然ガス需要が急増するインドの大手石油会社が
海外での油田・ガス田開発を急拡大しています。
リビアや
カタール、
オマーンなどの中近東諸国でも、インドの大手石油会社は
相次ぎ
開発権を獲得したようです。
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インド政府も
ロシアや
ベネズエラでの開発協力で合意し、進出の布石を打っています。
同様に、
エネルギー確保を目指す中国勢との激しい競争も予測されています。
→関連記事「中国3大石油、最高益。海外で権益拡大急ぐ構え」
インド最大の石油会社である
国営インド石油(IOC)など2社は3月下旬、
リビア北部の油田開発で、リビア政府と合意したと発表しました。
同じく国営の
インド石油天然ガス公社(ONGC)の海外事業子会社が、
3月上旬
カタールの油田開発権を獲得。
米国系石油開発会社と共同で、
エジプトの油田開発権も得ました。
ONGCが海外での開発を本格化したのは2000年以降で、
ロシア、
サハリン、
ミャンマーなどへ
計50億ドル以上を投資して、1日あたり約9万バレル(樽9万個分)の自主開発原油を輸入しています。
これを
2012年までに1日40万バレルに拡大する計画だそうです。
英石油大手BPの統計によると、インドの石油消費量は、
米国、中国、日本に続く
第4位の座をドイツ、ロシアと争っています。
10年前は世界10位で今の半分程度の消費量でしたが、急速な経済成長に伴ない世界の大消費国の一角に入りました。
→関連記事「インドの経済規模は世界第4位」
しかし、現在は
7割以上を輸入に頼っているため、インド政府は海外での油田確保に急いでいます。
国際エネルギー機関(IEA)の予測では、インドのエネルギー需要は2030年に原油換算で
10億トンと
2002年の2倍に増える見通しだそうです。
中国も25億トンと倍増し、
2カ国で世界のエネルギー需要の2割を占めるということになります。
中国vsインドの油田権益争いは今後益々強くなり、原油価格の上昇も益々加速するのではないかと思います。
ということで、
ブラジル・ロシア・インド・中国の石油採掘企業への投資は、今後も有望であると信じています。
→関連記事「Q10.BRICsって何ですか?紅茶のことですか?(・ω・;」
→関連記事「Merrill Lynch ラテンアメリカファンド」
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Posted by causeway_bay at 21:40│
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