スタンダードチャータード銀行は、
インドを拠点とするチャータード銀行と
南アフリカを拠点とするスタンダード銀行が合併して1969年に誕生。
エマージング(新興諸国)市場に特化した英国資本の植民地銀行です。
→関連記事「スタンダードチャータード銀行」
そんな面白そうな、それでいて高格付けの銀行に、今回口座を開設してみました。
→関連記事「金融機関ランキング」
僕は
セントラルの本店(Hongkong Head Office)を訪ねました。
場所は、地下鉄セントラルの駅前、
HSBC本店の隣にあります。
住所:Standard Charterd Bank Building,
4-4A Des Voeux Road Central, Hongkong
電話:+852-2821-1756
【Easy Banking 口座を開設しよう】
本店ビルの厳かな(笑)エントランスを突き抜けて、1Fをずーっと奥まで進んでいくと、
ブースで仕切られた、「お客様カウンター」みたいなコーナーがあります。
そこにいる誰かに、
「I'd like to open the EASY BANKING account」と伝えます。
すると、「こちらへどうぞ!」といった感じで別ブースに案内されますので、
そのブース内で
担当者のヒアリングを受けたり、
申込書類(Apprication form)に
必要事項を記入したりします。
2005年4月8日時点では、日本人が口座開設に必要な書類は、
1.パスポート
2.英文で住所を証明できる書類
この2点です。
→関連記事「スタンダードチャータード銀行の口座開設」
紹介者が必要だったり、HSBCのように英文によるバンクリファレンスが必要だったり
ということは今のところないようです。
ただ
「英文で住所を証明できる書類」というのがなかなか難しいかもしれませんが
僕の場合は、
HSBCのステイトメントをそのまま利用しました。
→関連記事「HSBCパワーバンテージの概略その1 〜口座維持手数料〜」
しかし他行との銀行取引があるかどうかというのは、それほど重要ではないようです。
パスポートとステイトメントを担当者に手渡し、コピーをとられます。
そのコピーを見ながら、担当者が記入できるものは記入してくれますが、
それ以外の箇所(例えば、会社名、会社住所、電話、職種、収入など・・・)は、
書いてくれと言われましたので、自分で記入しました。
と言っても、開設申込用紙はA4用紙1枚ですので、自分で書く欄ははほんの数カ所です。
ものの4〜5分の作業です。(^ー^)
そして、記入し終えた開設申込書類をもとに、担当者がPCに情報を打ち込んでいきます。
(この流れは、HSBCの口座開設と全く同じです)
開設が完了すると、写真のような
「Easy Banking First Step Guide」と、
名前と口座番号が記入された
「Customer Card」が手渡されます。
僕の場合は、当座預金は開設しなかったので、小切手はもらいませんでしたが、
当座預金を開設すると、一緒に小切手帳ももらえると思います。
スタンダードチャータード銀行の
Easy Banking Serviceは、
HSBCパワーバンテージと違い、その日のうちにATMカードを受け取れません。
後日日本の登録住所に送付されてきます。
なので、この
「Customer Card」は、当日窓口で現金を預け入れるのに必要なATMカードの代用として使います。
【投資口座も同時に開設しよう】
口座開設が完了した後に、担当者に
「投資口座も同時に開設したい」旨を伝えると、
FP(Financial Planner)のいる別ブースに案内されます。
そこで、前述の
「Customer Card」を手渡し、
「I'd like to open the investment account」と伝えます。
ここで、
「どんなものに投資したいか?」と聞かれますので、
「Latin america, India, Russia・・・」などと、自分が投資してみたいセクターを言うと、
それらのファンド類をずらりとプリントアウトして説明してくれます。
その場で買う意志が無いときは、
「I order later from Japan」と、
「今は買わないけど、後で日本から注文する」という意志を伝えましょう。(^ー^;
でないと、次から次へと色んな商品を薦められてしまいます。
【日本円の現金を預け入れよう】
投資口座の開設が完了したら、すぐ裏手にある
預入窓口(Easy Banking Counter)に行き、
持参した日本円と、前述の
「Customer Card」を窓口で手渡し、
「Deposit Please to Hongkong Dollar Savings(香港ドル普通預金)」と伝えて下さい。
初回預け入れ(Initial Deposit)最低額は、1,000香港ドル(約14,000円)相当額です。
米ドル普通預金の場合は、Hongkong Dollarの部分をUS Dollarにしましょう。
すると、目の前で現金を数えて、預入が完了し、
「HK Dollar Deposit Slip」という
香港ドル預入明細(黄色い紙)がもらえますので、これは控えとして保管しておきましょう。
HK Dollar Deposit Slipには、日付、時間、口座番号、名前、通貨、レートなどが記載されています。
ちなみに同じ日に日本円を香港ドルに替えましたが、
・
HSBC 10,000円あたり、711.8香港ドル に対し、
・スタチャンは、10,000円あたり、715.6香港ドル と、
日本円→香港ドルの両替は、ややスタチャンのほうがレートがいいようです。
為替手数料や入金手数料は一切ありません。
(実際は、日本で言うところの為替手数料は、交換レートに加味されています)
次回以降で、
スタンダードチャータード銀行「Easy Banking service」の、
口座維持手数料、
引き出し、
オンラインバンキングの使い方など口座概略的な事を
解説していきたいと思います。お楽しみに!(^ー^)
→関連カテゴリー「スタンダードチャータード銀行」
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