【PE(プライベートエクイティー)ファンドとは・・・?!】
いわゆる
「ハゲタカファンド」のことです。
経営不振に陥っている企業を買収した後、財務や営業などを建て直して
株式を公開するか、他社へ転売するなどして資金を回収するファンドです。
→関連記事「海外銀行口座の作り方その1 〜どの国で開設するのがよいのか?〜」
しかし、
PEファンドは
「企業の成長と雇用創出で投資価値の増大を目指すもので、
ハゲタカファンドとは違う!」という言い方もあります。
要は、ポジティブな言葉で説明してるだけで、結局意味は同じだと思うのですが。。。
米カーライルなども最近、PEファンドで多額の資金を調達していますが、
今回のゴールドマンのファンドが、
PEファンドでは過去最大規模になります。
→関連記事「よいファンドを選ぼう!その4 〜純資産額が大きめのファンドがよい〜」
米国ではこうした動きが活発になっており、今後米国の投資銀行による企業買収が
一段と増えていくと言われています。
【GSキャピタル・パートナーズV】
ゴールドマンサックスの新たなファンド名は
「GSキャピタル・パートナーズV」
ゴールドマンは、このファンドによって
「ここ数年急拡大している企業買収のマーケットで、
引き続き主導的な地位を占めることができる」とコメントしています。
しかもこのファンド、
ゴールドマン自ら総額の約3割にあたる25億ドルをファンドに投じて
残りを機関投資家などから資金を調達しているという、
「やる気マンマンファンド」です。
「幅広い業界を投資対象とする」としており、資金の一部は
日本の企業に向かうでしょう。
総額85億ドルとは、
日本円換算にして1兆円弱という金額ですから、かなりデカイファンドです。
が、しかし、昔、
野村の1兆円ファンドというのが問題になりました。
「1兆円という規模が、投資信託としての適正規模を大きく逸脱してしまっている」という意見もあります。
あまりにもでかすぎて、
いわゆる「タイタニック号」と同じであるという見方です。
→参考記事「Monthly GENDAI Internet」
しかしこのPEファンドは、通常のファンドのように
「短期間に銘柄の組み替えを行うファンド」とは違いますし、
運用能力の違いを考えると、一概に資金がデカイからと言って、タイタニック号のような運命を辿るとは思えませんが。。。
ゴールドマン・サックス―世界最強の投資銀行
・もともとちっぽけな同族経営の銀行は、いかにして有能な人材を集め、
ウォール街で最強の地位を確立したのか。感動と真実のドラマです。
・独創的なビジネスモデルのゴールドマンサックスは、やはり凄いの一言。
・開拓者精神に満ち溢れた米国の金融機関は、やはり日本とは違うなぁ・・・
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Posted by causeway_bay at 10:10│
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