本日の日経新聞中国アジア面からの引用です。
「インド、経済好調で旅客急増。今年度200機契約」
インドの航空機利用客は昨年度下半期(2004.10〜2005.3)に
前年同期比26.5%増の約1852万人(外国航空会社含む)を記録しました。
インド民間航空省は今後も
年20%を超える成長を続けると予測しています。
→関連記事「インドも中国に続き、石油のガブ飲みを始めているぞ」
5月には大手ビールメーカーの子会社
キングフィッシャー航空や、
ロイヤルエアウェイズなどが
相次ぎ参入する予定です。
格安航空の草分け
エアデカンも大幅増便を計画中です。
ちなみに、この格安航空
エアデカンですが、
バンガロール〜デリー片道500ルピー(1,250円)という冗談みたいなプランを設定しているようです。
→参考サイト「今日のインド!その126」
インド航空会社の保有機は現在約160機ですが、有力経済誌によると各社はボーイング、エアバスなどと
120機以上の新規購入で合意。
今年度の契約は200機で計100億ドル以上に達する見通しです。
航空機メーカーはなお活発な売り込みを展開中で、機体整備やパイロットの訓練施設などでも
今後
1億ドル規模の新規需要が見込まれるようです。
民間シンクタンクの
アジア太平洋航空センター(CAPA)は、インド航空各社が今後3年間で
300機以上を新たに発注し、乗務員や整備士、地上職員はじめ、関連業務などで、
約3万5千人の
新規雇用が生まれると予測しています。
旅行客増加などの波及効果にも期待が高まりそうです。
→関連記事「インドの経済規模は世界第4位」
【路線拡大を巡るインド航空各社の主な動き】
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エアインディア(国営)
・ボーイングから計50機の新規調達を決定
・米国路線を週14便から28便に増便予定
・欧州経由の北米路線も計画中
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インディアン航空(国営)
・エアバス10機を2005年冬から順次調達
・3月末にハイデラバード〜シンガポール、バンコク線を開設
■
ジェットエアウェイズ(民間)
・4月からムンバイ〜シンガポール線開設
・5月からムンバイ〜ロンドン線開設
・2005年夏にニューヨーク線開設予定
・今後2年半でボーイング17機を調達
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エアサハラ(民間)
・5月からシンガポール、クアラルンプール線を開設予定
・7月からロンドン線開設予定
・2006年にニューヨーク線開設予定
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Posted by causeway_bay at 10:00│
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