英スタンダードチャータード銀行(以下SCB)は、日本での個人業務に本格参入するため、
東京にリテール(小口金融)支店を開設します。
来日した個人業務担当統括の
マイクデノーマ氏が日本経済新聞に明らかにしました。
SCBは
英HSBCや
米シティバンクグループと、アジアでのリテール分野で競い合っており、
市場規模の大きい日本で攻勢をかけています。
日本では、
みずほや
東京三菱が、
富裕層向けリテールバンキングを設立する方向性を
打ち出していますが、
SCBも、この
美味しい日本の金融資産に目をつけています。
→関連記事「みずほがこの秋、富裕層バンクを設立」
→関連記事「東京三菱とメリルリンチが合弁で証券会社設立!」
SCBは、日本では3000億円強の資産規模でホールセール(大口金融)
を展開していますが、「日本経済が上向いてきた」と判断し、
りテール分野にも参入する方針を固めました。
大口ホールセールなどで
金融庁の行政処分を受けるなど、
何かと大胆且つ斬新な動きを見せるSCBでしたが、日本のリテール分野で、
「どんな大胆なことをしでかしてくれるのか?!」大変楽しみです。
SCBは、僕は個人的に好きな銀行ですので、日本での活躍に大変期待しています。
→関連記事「スタンダードチャータード銀行の口座開設」
SCBの個人業務では
グローバルな経営網を生かした資産運用を柱とするほか、
クレジットカードや
消費者金融などでも、日本の金融機関との業務提携を検討しているようです。
東京都内に開設予定のリテール支店では、
外貨預金や
投資信託などを取り扱い、
富裕層向けの
資産運用サービスの旗艦店舗としたい考えだそうです。
グローバルな資産運用(例えば、外債、外国株投資など)に対する需要が高まってきていることから、
「支店開設後、短期間で黒字化が見込める」とSCB経営陣は判断しています。
SCBは韓国で大手銀行を買収したのをはじめ、現在、中国をはじめとする東アジア、
インドネシアなど東南アジアでのリテール網の拡大に拍車をかけています。
日本では
「今のところ地方銀行などの買収は考えていない」としつつも、リテール業務参入で
「日本、東アジア、インド、アフリカというサービス網ができあがり、顧客の利便性が高まる」
と、リテール部門での更なるグローバルバンキングへの方向性を打ち出しています。
僕自身も、
「SCBは法人向けの大口ホールセールバンク」というイメージが強いのですが、
これを機会に、もう少し個人向けに使い勝手がよくなってくれることを願います。
→関連記事「スタンダードチャータード銀行Easy Bankingの概略その1 〜オンラインバンキングの登録〜」
やはり、今のところは、個人で利用するにはSCBよりもHSBCのほうが使い勝手はいいと思います。
→関連記事「HSBCパワーバンテージの概略その1 〜口座維持手数料〜」
PS:ちなみにGWは、名古屋〜京都と動き回って遊んでいました。もちろん「愛・地球博」にも行きましたが、
GWで大混雑か?!と思いきや意外や意外!とても空いていて、ほとんど並ばずに各パビリオンに入れました。
後日、時間があったら(笑)写真&コメントアップします。
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Posted by causeway_bay at 17:03│
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