今、世界的に
BRICs諸国の経済成長が話題にのぼっていますが、
このファンドは、その
「BRICs諸国の経済成長の波に乗ろう!」というのが狙いのファンドです。
インド、中国のみならず、ブラジル、ロシアを組み合わせた
BRICs諸国の分散投資が特徴です。
→関連記事「新興国(BRICs)債券で運用する投信残高が5割増し」
インド株、中国株や、それらに投資するファンドは購入されている方も多いかと思いますが、
インドオープン、チャイナオープンのようなファンドも多く出回ってきて、猫も杓子も中国株で、
ここ最近、
インド・中国は過熱気味のような気もします。
その点、ブラジル、ロシアは、まだまだ未知数が多く面白い投資先だと思います。
HSBC Global Investment Funds – BRIC Freestyle (Class M2C)
※PDFファイルをご覧になるにはアクロバットリーダーが必要です。
このファンドの説明書を見ると、
「BRICsは、明日の国際社会を担う巨大国家だ!2050年には経済的リーダーシップをとるでしょう」
・・・と書いてありますが、2050年まで待てない・・・。先は随分と長いです(笑)
あくまでも、
超長期スタンスで資産を増やしましょう。というアピールですかね。
【組み込み銘柄】
組み込み銘柄の上位10社を見てみましょう。
上位10社中、
半分の5社が石油会社です。
ペトロブラス、ペトロチャイナなども組み込まれています。
ペトロブラスは、ブラジルの国営石油会社で、ブラジル沖海底油田の採掘で、
いま世界的に注目を浴びる石油会社です。
→関連記事「ブラジル、2004年は5.2%の経済成長だった!」
この銘柄は、
メリルリンチ・ラテンアメリカファンドにも組み込まれています。
→関連記事「というわけで早速買っちゃいました(笑)Merrill Lynch ラテンアメリカファンド!」
産業別に見てみると、
資源・素材、製造業、金融業で半分以上を占めます。
特にブラジルは、1993年以降は実質GDP前年比が10年連続プラスで推移するなど、
非常に安定感がでていて、石油、鉄鉱石、ボーキサイトなどの天然資源も豊富です。
ちなみに私は、BRICsの石油や天然ガス企業は、将来的にかなり有望とみています。
豊富な埋蔵量を抱えるものの、採掘技術、搬送技術などがまだ遅れているため、それが改善されれば
今後数年かけて、輸出量は大きく伸びていくと思います。
国別に見ると、ブラジル、ロシア、インド、中国、
ほぼ均等に4等分に投資されています。
(中国には香港も含まれています)
【手数料は若干高い?!】
ファンドサイズは、
170百万米ドル(約178億円)
まだそれほど大きくありませんが、まぁ中くらいの規模です。
→関連記事「よいファンドを選ぼう!その4 〜純資産額が大きめのファンドがよい〜」
売買手数料(Initial charge)は、
5.25%とちょっと高めです。
信託報酬(Management Fee)は、
年間1%とられます。
成功報酬(Performance Fee)というのがくせ者で、5%の目標値よりも高い運用実績を残した場合には、
利益の中から20%の成功報酬をとられるようです。
(英訳が間違っていたらすみません。どなたかご指摘下さい・・・汗)
なんか、非常に手数料が高いファンドですが、その分お金が集まる自信があるのでしょう。
→関連記事「よいファンドを選ぼう!その3 〜ファンドのコスト〜」
私個人的には面白そうなファンドだと思っています。
手数料が高くても、その分上がればヨシですから。
まだ設定されて日が浅いですし、買うなら今のうちかなと思い、買うタイミングを見計らっています。
これももちろん、
HSBCパワーバンテージ口座からオンライン購入が可能です。
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Posted by causeway_bay at 14:21│
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