香港資産運用奮闘記よくある質問 > Q14.親ファンドと子ファンドの手数料の違いを教えてください(’◇’ゞ
2005年06月05日

Q14.親ファンドと子ファンドの手数料の違いを教えてください(’◇’ゞ

A14.子ファンドは取次会社が間に入る分、多く手数料が差し引かれます。

よくある質問Q12で「ファンド・オブ・ファンズ(FOF)って何ですか?」という
お話をしましたが、今回はその具体的な手数料の違いについてお話したいと思います。
→関連記事「Q12.ファンド・オブ・ファンズ(FOF)って何ですか?(・ω・;」

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日本の大手証券会社が広く募集しているファンド・オブ・ファンズの場合、
「運用利益年3%」と謳っているとしても、まず最初に外国の投資信託会社(親ファンド)や
外国の証券会社(販売代理店)が手数料として1〜2%
引いています。
なので、本当は(親ファンド単体では)「運用利益5%以上」あるのです。

さらに、その子ファンドを申し込んだあなたは、最初の買い付け手数料で2.1%(うち税金0.1%)引かれて、
さらに信託報酬で年0.7875%(うち税金0.0375%)が引かれて、さらにさらに、分配金と償還時の利益からは
10%(所得税7%、地方税3%)が税金で引かれているのです。

ということは、ファンドの本当に利益が5%あったとしても外国の投資信託会社、外国の証券会社、
日本の証券会社、日本の政府と、みんながちょっとづつ利益をつまんでいき、
あなたの手元に利益が届く頃には、年利5%どころか、結局0.05%程度に目減りしてしまうという仕組みです。

これが、「外国籍ファンドを日本の証券会社で買う」パターンです。
いわゆる「ファンドオブファンズの子ファンドを購入する」という仕組みです。

外国籍ファンドを海外で買うのと日本で買うのと、同じ運用実績でもこんなに違う













なので、例えばマネックス証券などが販売している「HSBCインドオープン」を買うよりも、
その親ファンド「HSBC Indian Equity」をHSBCで購入したほうが賢い選択ということになります。
→関連記事「HSBC インディアンエクイティ(インド株ファンド)」




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    この記事へのコメント
  1. こんにちは!へ〜こんなに引かれるんですね。
    へ〜ボタンを3叩きです。

    ということは外国籍ファンドは日本で購入しては
    [い け な い]ってことですね。 
    Posted by 寅蔵 at 2005年06月05日 13:08
  2. 寅蔵さん、毎度どーもです。f(^ー^)

    ファンドに限らず何でもそうですが、
    できれば余計な流通経路を省いて買ったほうが、
    そのほうが余計なコストがかからなくて済みますよね。

    特に金融商品はそのコストが目に見えずらいですから、
    それに税金もコストになるし。。。注意が必要です。
    Posted by kz@銅鑼湾 at 2005年06月05日 13:34

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