一般の個人を対象にしたネットによる日本経済新聞社のアンケートでは、
意外と厳しい台所事情があきらかになりました。
ボーナスの使い道を尋ねたところ、
第1位は「将来のための貯蓄・運用」と、
まぁまぁこれは手堅く
35%の回答。
以下、
「日常生活費の補填」「住宅ローンの支払いなど」との答えがそれぞれ
4分の1づつあります。
「ボーナスが無いと生活が出来ない」なんて、ある意味なんて
贅沢な生活をしてるんでしょ。。。って感じですが。
この2つの回答が過半数ってことは、
半数以上の家計が赤字という見方ができますね。
なお、回答と同時に頂いたコメントで、
「ボーナスで生活費の補填をしている。なくなったら生活できない(会社員55歳)」
「以前購入した商品などの支払いに支障をきたしている(会社員40歳)」
・・・などといったコメントがあったそうです。
少なくとも、香港資産運用奮闘記においでいただいてる読者の皆様方は、
海外での資産運用を考えてらっしゃるのですから、このような貧乏父さんのような
赤字垂れ流しのキャッシュフローとはほど縁遠いとは信じていますが。。。
ここで一言言っておきますが、住宅ローンの残債がある方は、海外投資をする前に
「出来る限りローンを繰り上げ返済してしまうこと」が一番の資産運用になりますので、
香港の銀行に口座を作る前に、頑張って日本の住宅ローンを完済してしまいましょう!
さて、そして「将来のための貯蓄・運用」と答えた方からの二次回答として、
「ボーナスで何に投資しますか?」という質問に対して、最も当てはまるスタンスとして
「とにかく元本割れしないことが大切」と答えた人が
47%と約半数に達しています。
→関連記事「Q4.元本保証ファンドってどんなのですか?(’∋’;」
→関連記事「HSBC 108%元本確保型グローバル10ファンド」
「購入したい金融商品」の回答でも個人向け国債が2位にランクインされています。
それにしても大人気なんですね〜、個人向け国債。僕は絶対に買わないと思いますが。
年4回発行の個人向け国債は現在ちょうど28日まで募集中です。
今回の
初回利率は0.45%。
金利上昇局面にも対応できる(?)うえ、
国家が元本を保証する(?)ので、
安全性が極めて高く(?)、
元本確保にこだわる方(?)にはもってこいの商品です。
(?マークが多くてすみません・笑)
ほとんどが10年満期もので、1年経過すれば中途換金できますが、その際に直近2回分の
利子相当額が差し引かれます。
たった0.45%の金利でもこれだけ人気があるということは、日本人はよほど低金利に慣れてしまったんですね。
それにしても
「慣れ」とは恐ろしいものです。
そして、今回の日本経済新聞社のアンケート(20〜50代の男女1032人を対象)結果では、
「ボーナスを香港で運用する」「オフショアファンドを買う」「外国株を買う」などという
回答はひとつも無かったようです(笑)
ということで、私自身含めてこのサイトに出入りしていただいている方々は、
投資に関して、よく言えば
「かなり先駆者的な」、悪い言い方をすれば
「一風変わった人」
という判断ができるでしょう(笑)
でも、みなさん頑張りましょう。p(^ー^)q
何でもみんながやってないことをやると
「変人扱い」されるのです。
今のうちは、
「海外投資?危ない。やめたほうがいい。」などと言われるかもしれませんが、
流行り始めてきた頃に
「やっときゃよかった。でももう遅い」などと言われるんです。きっと。
→関連記事「投資で失敗する日本人」
もし周りで
「個人向け国債を買ってみたよ」というお友達がいらっしゃいましたら、
ぜひぜひ
香港資産運用奮闘記をご紹介してください(笑)
日本国債〈上〉
・「無能な政府の財政ビジョンが、国債乱発という安易な手段に頼りすぎ、
しかもその国債の発行がいかに不安定な現状に依存しているか。
・そして、それをじっと我慢して支えてきたわれわれを、いかにないがしろにしてきたか。
・この「未達」によって国債市場が暴落し、金利は高騰。
・株式市場はかつてない値崩れを起こし、日本発の金融恐慌として世界を震撼させる。
入門の入門 債券のしくみ―見る・読む・わかる
・債券と預金はどう違う? 発行と流通のしくみは?
・国債にはどんな種類がある?外債投資で失敗しないポイントは?
・新しい制度・システムを中心にわかりやすく解説。
Posted by causeway_bay at 14:20│
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