本日の日経ベンチャー面からの引用です。
「海外歌手投資ファンドをミュージックセキュリティーズが展開」
音楽制作支援の
ミュージックセキュリティーズ(東京)は、
海外のアーティストを対象にしたファンドの設立に乗り出します。
日本の個人投資家から資金を集めて、
CDの制作費や広告宣伝費を提供し、制作したCDを日本で販売、
販売した利益の中から投資家への配当を行うというものです。
第一弾として、
モンゴルの音楽アーティスト5〜8グループのファンドを今月中に立ち上げる予定。
総額1000万円程度をネット経由で個人投資家から募ります。
最低購入単位は1万円。
モンゴルは、音楽CDの制作環境がまだ十分に整っていませんが、音楽のクオリティは
現代風の音楽が台頭してきており、日本でも人気が出る可能性が十分にあると判断した模様。
今後、中国や韓国などのアーティストを対象としたファンドも立ち上げるそうです。
| 投資対象となるモンゴルの人気ヒップホップグループ「TATAR(タタール)」 1999年モンゴル。メンバーの3人が出会い、隣人の壊れたトレーラーの中で練習を始めた。そして2001年8月7日、正式に活動を開始、「タタール」が誕生した。バンド名はかつてモンゴルの地域に住んでいた遊牧民族の名前であり、勇気、決断力と活気を備え合わせているという意味を表す。デビュー作がモンゴル国内で圧倒的な支持を受けており、人気・実力ともにモンゴルNo.1のHip Hopグループ。「僕ら(タタール)は自分たちの価値観や想いを歌・曲で表すようにしている。自分たちで曲を作り、自分たちで歌う。ザヤが歌詞を書き、ジャガーがアレンジする。僕ら3人は、高校を卒業するまで、10年間(モンゴルの高校は最近まで10年制だった)ずっと同級生だった。ほとんどの時間は自分たちのために、自分たちの成長のために使ってきた。」 |
ミュージックセキュリティーズ社は、2001年設立の会社で、これまで国内アーティストを対象に
CD制作費と広告宣伝費に資金を振り向ける
1000万円前後のファンドを20本組成し、そのうち10本は
すでに運用を終了し、
全て元本割れすることなく投資家に配当できた実績があります。
投資金額は少額ですし、なかなか面白そうなファンドだと思います。
コンテンツビジネスは、初期投資が少額ですし、新興国にはまだまだ未成熟な分野です。
今後もこのようなファンドが続々と登場してくるでしょうね。
このような資金の環流は、非常によいことだと思います。(^ー^)
Posted by causeway_bay at 09:46│
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