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2005年08月11日

「中国・韓国の歴史教科書」に書かれた日本

「中国や韓国の若者は、なぜ反日運動に生命をかけるのか?」
これを読むと、少しだけ頷ける気がします。

中国や韓国の「歴史観の矛盾」が、反日思想を生み出している原因のひとつです。
恐らくどこの国も、自国を美化した表現で教科書を作っているとは思いますが、
それにしてもちょっと極端すぎる中国の歴史観には私もびっくりしました。


中国の歴史教科書は数種類あるようですが、そのすべてが「歴史教学大綱」に基づいて、
人民教育出版社の歴史室で作られているために、いずれも国定教科書として発行されています。

また、その教科書の目的は非常にはっきりしており、「祖国を熱愛し、中国共産党を熱愛し、
社会主義の思想熱愛する学生を要請するためのもの。」
と言い切っています。


自国を愛する思想というのは大切だと思いますし、日本には今欠けているものだと思いますが、
それゆえに、中国共産党の行動を賛美し、共産党と対立したものは徹底的に糾弾しているのが、
中国の国定歴史教科書の特徴です。

なので、日清戦争、義和団運動、辛亥革命、満州事変、盧溝橋事件、南京事件などなど、
日本と中国共産党が争った出来事を、どのように表現されているかが想像つくと思います。

また、特に近現代史を重要視しており、約1200ページ強におよぶ膨大なページ数のうち、
近現代が半分以上を占めているのも、中国歴史教科書の特徴です。


この本は、マスコミで騒がれている「反日教育」は本当に行われているのかどうかを知るために、
中国と韓国で使われている教科書を入手し、翻訳を試みています。

反日デモの原因が教科書であるとしたら、特定の立場から書かれた解説本より、
実際に使われている教科書のほうが真実を雄弁に語ってくれるはずです。

中国や韓国の教科書では、日本をどのように扱っているのか?
しばしば話題となる「従軍慰安婦」「南京大虐殺」などをどのような記述で伝えているのか?

中国、韓国の歴史教科書にはどのような「日本」が登場していたのか。
そして、真実がどこにあるのか。

値段も税込900円とお手頃ですし、是非手にとって読んでいただきたい1冊です。
読んだ上で何を感じるか?お読みいただいた読者の皆さんの判断にお任せいたします。



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