ブラジルの国営石油会社
ペトロブラスは、
12億8000万ドルを投じて
原油タンカーなど計26隻の船舶を調達すると発表しました。
2006年末以降、順次運行を開始する予定です。
船舶への大型投資は約20年ぶりで、原油の輸送能力を高め、
将来の大量原油輸出などにも対応できる体制を整えつつあります。
船舶調達のための入札には、日本企業の
三井物産・
三井造船連合と、
石川島播磨重工業の
造船子会社が、それぞれ技術支援している企業などが応札する予定です。
現在、原油価格が急上昇していますが、投機家の資金流入によって価格が上昇している事実もありますが、
現に35年程度で枯渇するであろうと言われている石油は、確かに足りなくなっているという事実もあります。
世界的に需要の大きい
「石油」という資源を
たくさん持つ国、それを
掘り起こす企業、
加工する企業、
販売する企業が、今後中長期的に有望であると感じることは自然の流れでしょう。
ブラジル沖の海底油田には、膨大な原油が眠っているようですが、採掘・搬送技術等で、
既に莫大な日欧米資本が入っている中近東と比較すると、まだまだ水を空けられているのが現状です。
今回のニュースのように、今後原油の採掘・搬送インフラが整ってくれば、ブラジルの原油関連産業は、
ますます注目を浴びてくることと思います。
ただ、原油開発を行うにあたって、
現状の外国資本の援助のみでは資金不足という懸念もあり、
自社油田を切り売りするという、いわゆる
「タコが自分の足を食べて生き延びる」というような
観測も一部で報道されていますので、
何か突発的な(例えば自然災害やテロ等)事故によって、
外国資本の流入がストップしてしまうと、開発がたちまち止まる恐れも秘めているのです。
ただ、これに関しては今のところペトロブラスは否定しています。
→関連ニュース「ペトロブラス、油田売却の観測を否定」Yahoo!ニュース
※PBR ペトロブラス株価推移
→関連記事「ブラジル、2004年は5.2%の経済成長だった!」
→関連記事「Merrill Lynch ラテンアメリカファンド」
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Posted by causeway_bay at 10:02│
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