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2005年11月13日

TISCO証券香港の概略その6 〜年間口座維持手数料〜

「口座維持手数料」という言葉にあまりよいイメージを持たない方も
いらっしゃるかもしれませんが、私は基本的に口座維持手数料賛成派です。

TISCO証券香港リミテッド
というのも、香港に限らず日本でもそうですが、銀行や証券口座というのは、
「口座を開いたはいいが、結局何も資金を動かさず、実態は休眠口座」という
「金融機関にとって維持管理コストだけがかかるまったく利益を生まない休眠口座」
が数多くあるのも事実です。

先日、香港在住の方から聞いた話です。
「HSBCにも毎日日本人が口座開設に来るが、開設した後8割の人が口座をほったらかしだそうです。
株やファンドなどにスイッチングするのは、残りの2割の人だけだという話をHSBCの担当者から聞いてます。
だから、一度窓口で口座開設時に投資商品を買わないと、ウェブで買えなくしたのではないでしょうか。」


基本的に香港の銀行は、引出手数料等をチマチマと徴収する日本の銀行とは収益構造が違うのです。
ただ小額のお金を預けてほったらかしにされても、銀行側としては困ってしまうのです。
顧客のライフスタイルや要望に合わせた金融商品・サービスを提供し、それらに対応した手数料が収益源なのです。

なので、上記香港人の話が本当の話だとすると、
香港資産運用奮闘記に来ていらっしゃるみなさんは、少数派(残りの2割)ということになりますね。
少なくとも当サイトにお越しの方は、口座を開いてほったらかしということはされてないと思います。
残りの8割の方々に、このサイトの存在を是非教えてあげてください(笑)

話は戻りますが、私たち本気の海外投資家からしてみれば、休眠口座から口座維持手数料を徴収し、
私たちのようなアクティブな口座保有者にサービスを還元するというのがあるべき姿
と思っています。
(ここで言う「本気の海外投資家」とは、金額の問題ではなく気持ちの問題です)
なので、結論から言いますと、「私は口座維持手数料賛成派です。」
→関連記事「HSBCパワーバンテージの概略その1 〜口座維持手数料〜」


前置きが大変長くなりましたが(笑)、
TISCO証券香港では、ある一定の条件をクリアしないと、年間口座維持手数料がかかります。
それはもちろん、休眠口座の撤廃とアクティブな口座へのサービス還元のためです。
なので、一定の条件のもとで口座維持手数料が免除される仕組みになっています。

TISCO証券香港の口座維持手数料・・・年間(暦年)200香港ドル(約3,000円)

※本年度の7月に口座開設した方は7月から12月までの期間を対象に手数料が発生します。
 例えば7月に口座開設した方、200香港ドル×6ヶ月÷12ヶ月=100香港ドル になります。

そして、以下の条件をクリアすることによって口座維持手数料は全額免除されます。


【口座維持手数料免除の条件】

(1) 口座開設後1ヶ月以内に5,000米ドルまたは40,000香港ドルを入金すると、初年度(12月迄)無料
(2) 現地で口座開設される方で、「本気の海外投資完全マニュアル」を持参すると、初年度(12月迄)無料
(3) 次年度以降は、1年間に取引を2回以上行うことによって無料


なので、そんな頻繁な売買がなくとも、年に2回の注文を出すことによって無料になりますから、
実際は口座維持手数料というのはかからないケースがほとんどです。

もちろん、前述のように「口座開設してほったらかし」という休眠口座にはそれなりのペナルティが課せられる
仕組み
になっておりますが、これはむしろサービス還元につながりますのでありがたいことです。

→関連カテゴリー「TISCO証券」

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