香港資産運用奮闘記ASEAN・極東 > タイ株の基本その3 〜いくらから買えるか?〜
2005年11月29日

タイ株の基本その3 〜いくらから買えるか?〜

外国人がタイ株の取引をするにあたっては、特に必要な最低金額は設けられていません。
通常の単位株(100株単位)での取引になりますが、現在タイは比較的株安・バーツ安傾向にあり、
ある意味今が買い時と見ることもできます。

鳥インフルエンザなどの一時的な要因もあり、現在東南アジアからは欧米資金が引いていますが、
タイ経済を中期的に見ると、津波被害や鳥インフルエンザなどの影響は微々たるもので、
タイの2005年GDP成長率は、従来予想通りの5.5〜6.5%になる見通し
だそうです。

BTS

さて、「タイの株はいくらから買えるか?」という話に戻します。
株価は購入する企業によってもちろんばらばらですが、例えば株価10バーツの株式を1,000株購入すると、
株価10バーツ×1,000株×2.7円(対日本円レート)=約27,000円での購入が可能です。

「タイ企業への投資は初めてだから、少し様子を見ながらやってみようかな・・・」というのであれば、
20,000〜30,000円程度からの投資も十分に可能です。


例えば、タイの食品加工業CPF(チャロンポカパンフーズ)の株価が5.10バーツ(約14円)だとすると、
14円×1,000株=14,000円で、タイの食品大手企業を1,000株購入することが可能です。
→関連記事「チャロンポカパンフーズ(CPF)が約定されました」

CPF株価推移


同様に、タイの大手商業銀行BBL(バンコク銀行)の株価が105.00バーツ(約280円)だとすると、
280円×1000株=280,000円で、タイの大手商業銀行を1000株購入することが可能です。
→関連記事「バンコク銀行(BBL)が約定されました」

BBL株価推移

経済発展の入り口に差し掛かった国への投資ですから、資金的な敷居はまだまだ低いといえます。
タイは銀行・エネルギー・インフラなど株価指数を構成する優良企業株式がまだまだ割安で取得可能です。

いくら成長性が期待できるとはいえ、タイ株一辺倒はもちろん危険ですが、
分散投資先のひとつとして、タイ株をポートフォリオに組み込んでみるのはいかがでしょうか。
実際にタイの企業を買ってみると、タイの経済成長を肌で感じることができると思います。

→関連記事「タイの経済成長と人口ピラミッド」
→関連記事「タイ自動車生産100万台突破へ 〜タイはアジアのデトロイト〜」
→関連記事「中東オイルマネー、東南アジアに恩恵。タイはイスラム圏に食品を輸出」
→関連記事「バンコク銀行(BBL)が約定されました」
→関連記事「タイをもっと知りタイ!バンコク〜チェンマイ1日目!(10/SEP/2005)」


【アンケートにご協力ください】
〜香港の企業や金融機関を1日に3つ回るとしたらどれを選びますか?〜


海外投資実践マニュアル(1) 香港 Hong Kong
 ・インターネットで世界の株式市場に投資しよう!
 ・日本から郵送で口座開設可能な香港のネット証券会社を紹介。
 ・中国株(H株、レッドチップス、B株)、日本株、アメリカ株のほか、香港先物・オプション市場
  および韓国、台湾、タイ、シンガポール、インドネシア、フィリピン、マレーシア、オーストラリア
  などの株がインターネットで売買できます。


2年で元手を50倍にするアジア株投資術
 ・ペイオフ解禁の2005年はアジア株がチャンスです。
 ・安く買って大化けを狙うには、中国に続く「割安・大化け株の宝庫」アジア、インドが狙い目。
 ・この本はアジア株、BRICs投資術の決定版として分かりやすく書き綴られています。



香港資産運用奮闘記ASEAN・極東 > タイ株の基本その3 〜いくらから買えるか?〜


この記事へのトラックバックURL

 ※コメント入力時に、引用文に全角の「>」をつけると赤の太字で強調表示されます