昨日から
精熙国際のIPO申込が始まりました。ちょっと期待のできるIPOと睨んでいますが、
さてさてどうなることやら。。。これもとりあえず需要申告だけしました。
IPOの申し込み期間は1月26日〜2月3日。ちなみに香港は明日から旧正月に入ります。
【精熙国際[開曼]有限公司(Yorkey Optical International [Cayman] Ltd)の概要】
事業内容:光学器械用のプラスチックおよび金属部品の製造販売
精熙国際[開曼]有限公司は台湾ベースの消費者向け電子製品生産会社です。
同社はデジタルカメラ、カメラ端末、コピー機、コンピューター関連機器、フィルムカメラのプラスチック
・メタリック部品を含む光学・オプトエレクトロニック部品の生産及び販売を行っております。
広東省東莞市を生産拠点とし、24時間体制で最大生産能力に近い80−95%の稼働率を誇る最も生産効率の高い
光学製品製造業で、初期デザイン、製品の鋳型製造、プラスティック射出成形、メタルスタンプ、コーティング、
プリントを含む、光学製品に関するワンストップソリューションを提供しています。
同社の主要顧客には
キャノン、オリンパス、ニコンが含まれ、
これらの顧客は国際デジタルカメラ市場において、それぞれ
約17%、11%、9%のマーケットシェアを占めております。
2004年末現在、デジタルカメラは同社売上の62.7%を占め、カメラ端末(10.3%)、フィルムカメラ(9.5%)がこれに続き、
堅調な成長を背景に、
デジタルカメラ及びデジタルカメラ機能付き携帯電話の開発に焦点を当てています。
デジタルカメラ及びデジタルカメラ機能付き携帯電話は、今後まだまだ大きく伸びる余地のある消費市場で、
業界統計によると、
デジタルカメラの国際出荷は今年9270万個まで増加すると見られております。
しかし、デジタルカメラの出荷台数は増加するものの、各社競って新機能を開発しているため、
新機種を発表しても、そのまた数ヵ月後にはさらなる新機種が・・・と、いたちごっこ状態で、
デジタルカメラ各社は、もはや消耗戦に突入しています。
それ自体は、いわゆる
「買い替え需要がそれだけ存在する」ことですから好材料なのですが、
精熙国際の主要顧客がその消耗戦に勝ち残れないと、精熙国際の株価にも不安を及ぼします。
精熙国際の主要顧客のキャノン、オリンパス、ニコンのうち、
・オリンパスは2004年度に231億円の連結営業赤字
・老舗ニコンはデジカメに押されフィルムカメラから撤退
など、主要取引先の経営状態に不安が残るため、その影響を大きく受ける可能性が懸念材料です。
→参考サイト「asahi.com>フィルムカメラ ニコン撤退へ デジカメ市場 消耗戦」
→新規上場企業の銘柄分析は確実ですか?確かなIPO銘柄情報をご提供します
【精熙国際[開曼]有限公司(Yorkey Optical International [Cayman] Ltd)のIPO条件】
公開株数: | 200百万株(オーバーアロットメントオプション次第) 拡大株式資本の25%に相当 |
オーバーアロットメントオプション: | 30百万株(公開株式の15%) |
仮条件: | HK$1.63 - HK$2.35/株 |
時価総額: | 3.26億香港ドル – 4.7億香港ドル |
過去3年間の純利益: | 2002年度:646.4万米ドル 2003年度:1008.4万米ドル 2004年度:1119.3万米ドル |
2005年度収益予想: | 1930万米ドル以上 |
基本EPS: | 0.181香港ドル(※2005年予想完全希薄後EPS) |
2005年度予想PER: | 9.0倍 – 13.0倍 |
配当性向: | 純利益の50% |
申込期間: | 1月26日 – 2月3日 |
公募価格決定: | 2月4日 |
配分結果の発表: | 2月9日 |
上場日: | 2月10日 |
主幹事: | 建華証券 |
銘柄コード: | 2788 |
売買単位: | 2000株 |
→参考サイト「中国情報局>デジカメ部品生産の精熙国際が2月上場へ」
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Posted by causeway_bay at 15:36│
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