みなさんこんにちは。忙しい香港から頑張って更新です(笑)
・・・とは言ってもスマイリーさんに書いていただいた記事ですが。f(^ー^;
当ブログのスマイリーさんから、シンガポール HSBC、DBS、PHILLIP CAPITAL証券の口座開設に失敗のとても貴重な体験談をいただきました。
スマイリーさん、いつもたくさんの情報ありがとうございます。m(_ _)m
今回のシンガポール旅行では特に投資的行動は取るつもりはなかったが
せっかく東南アジアの金融センターシンガポールにいくのだからということで
急遽、PHILLIP CAPITAL証券の口座開設にトライした。
アメリカ株式市場商品(ETFs等)の購入が可能というのがお目当てだ。
事前に何の準備をしなかった関係でどこに事務所があるかも分からない常態。
とりあえず現金と住所証明としてcitibank.jpとSCB.HKの月々の明細書を持って行った。
宿泊したホテルのコンシェルジュにお願いして、事務所の場所と連絡先を調べてもらう。
当然、現地銀行の口座開設が不可欠だ思われたが、ホテルのコンシェルジュの説明ではまず最初に
PHILLIP CAPITAL証券に行けば良いとのとこだったので、それを信じて5/3朝一に
シンガポールの金融街「Raffles Place」へ行った。
さすが世界一オフィスビルの賃貸料が高いシンガポール。
見事な高層ビルが立ち並ぶ。いつかこんなところで仕事がしたいものである。
PHILLIP CAPITAL証券はOcean Towerの1Fにあると事前に説明を受けていたので
直ぐに場所はわかった。
意外とこじんまりとした事務所だ。入り口に入ると中国系の男性がいきなり中国語で声をかけてきた。
「一応日本人なんですけど。。。」と思いつつも英語より中国語のほうがしゃべりやすいので
渡りに船で中国語での交渉にはいる。
男性「いらっしゃいませ。」
スマイリー「口座を開きたいのですが。。」
男性「パスポートありますか?」
スマイリー「はい。あります。」
男性「ここに住んでますか?またここ仕事してますか?」
スマイリー「いいえ。今回観光で来ました。アメリカ市場に投資したいのですが。。」
男性「まずデポジットにS$1000(約72,000円)、3ヶ月に一度取引がないと管理費S$18(1400円)が口座から引き落とされます。」
スマイリー「ええー、結構条件厳しいなあ。3ヶ月に一度も継続して買えないよ。。」
男性「シンガポールに銀行口座ありますか?口座がないと駄目ですよ。」
スマイリー「(やっぱり。当然だよな。)提携銀行どこですか?」
男性「DBS、POSB、OCBC、UBSならいいよ。でも外国人で非居住者だと簡単に開けないと思うよ。」
スマイリー「そうですか?でも試してみます。」
ということで直ぐ近くにあるDBS銀行に行った。
そこで受付で口座を開設したいということを話すと、2Fのブースまで案内してくれた。
しかし、担当者が言うには「非居住外国人はDBS口座開設者の紹介がないと駄目です。」とのこと。
だめか。。と思いつつ、日本人ウェルカム銀行HSBCなら大丈夫だろうという甘い考えで、いざHSBCへ。
HSBCビルはフラトンホテルの向かいにある。マーライオンの直ぐ近くです。
受付で非居住外国人だけど口座を開設したいというと、2Fのラウンジに案内される。
そこで再度受付をした後、お掛けになってお待ち下さいということなのでソファーに座って順番を待つ。
しかし待てど暮らせど担当者が来ない。2度ほど催促をしたが1時間を過ぎたところでやっとブースに案内される。
少し平常心を無くしかけていた。担当の女性が英語で話しかけてくる。
女性「お待たせいたしまして申し訳ございません。で本日はどのようなご用件で。」
スマイリー「マルチカレンシー口座を開設したいのですが。。」
女性「パスポートと住所証明書ありますか?」
スマイリー「はい。あります。」
女性「どの通貨の口座を開設しますか?」
スマイリー「とりあえずSGD、JPY、USD、EURかな」
女性「入金はどちらからですか。中国それとも日本?」
スマイリー「日本のcitibankから。でも今回は現金で入金したい。」
女性「現金?いくらお持ちですか?」
スマイリー「日本円150万だけど。JPY口座にそのまま。」
女性「その現金、銀行証明か引出時のレシートありますか?」
スマイリー「え?。。。ありません。半年前に日本から持ってきた現金だから。」
女性「では受け入れられません。Citibankから送金していただければ、5営業日で口座開設できますが。。」
スマイリー「5営業日?この現金では駄目ですが。。。香港ではそんなこと言われなかったよ。」
女性「全てお客様の為です。」
スマイリー「じゃあ今回は口座開設はしません。」
女性「お役に立てませんで、申し訳ございません。」
初めから言えよ。1時間も待たせてこれかよ。事前準備をしなかった自分もいけなかったが
完全に汚れた現金を持ち込んだ外国人扱いされ、非常に気分が悪い。
シンガポールは香港に比べいろいろな外国人が入り込んで来る比率が多いのだろう。
銀行はこの位のセキュリティーを掛けないといけないらしい。
このように今回のシンガポール金融口座開設は失敗に終わった。
今回の経験により分かったこと。
●シンガポールは投資に対する敷居が高い。
●一見さんや貧乏人など儲からない客は排除する傾向にある。
●何事に対しても厳格なシンガポールの一面を垣間見た。
●今後、世界の華僑資金争奪戦は香港に軍配が上がるだろう。
●私の将来の主たる投資国は「香港」に決まった。
以上、海外口座開設失敗談でした。
文:スマイリーさん 30代男性(2006年4月)
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