香港資産運用奮闘記HSBC(香港上海銀行) > HSBCシンガポールでのパワーバンテージ口座開設体験談
2006年07月26日

HSBCシンガポールでのパワーバンテージ口座開設体験談

当ブログのシンガさんから、HSBCシンガポールの口座開設体験談をいただきました。
シンガさん、ありがとうございます。m(_ _)m

先日、HSBCシンガポールでの口座開設をしてきました。
私の場合はシンガポールで働いており、エンプロイメントパスを保有しているので
日本在住の方とは条件が異なりますが、参考になればと思い、こちらに書き込みを
させていただきました。

私は既にシンガポールのローカルバンクのPOSBの口座を保有していたのですが、
現地通貨でのクレジットカードが欲しかったのと、HSBCのパワーバンテージが欲しかったので
思い切って口座開設に踏み切りました。

パスポートとグリーンカード(エンプロイメントパス)、口座開設時に要求される500SGDを持って
シェントンウェイのマーライオンの近くにあるコリアーキー支店を訪れました。

そして、一階の受付の女性に、パワーバンテージを開設したい旨、さらにクレジットカードを
作りたい旨を話したらすぐにパーテーションで区切られたブースに案内され、ここの書類の確認と
個人情報を聞かれました。

クレジットカードは事前に電話で確認したときに、
「香港の事例では定期預金を作らなければならないと聞いたが、シンガポールでもそうなのか?」
と聞いたら、シンガポールは香港とは違い、年収が基準となるだけだと言われました。

従って年収の証明となる書類が必要と言われたので、
会社に日本でもらっている給与とシンガポールでもらっている給与を通算した年収の額を証明する
レターを書いてもらい、その時に一緒に持参をしたら、それで問題ありませんでした。

手続きは30分ほどで終わり、
口座開設時に要求されている500SGDを口座開設の担当に案内された二階のプレミアムのカウンター
にて預け入れしました。

なんだか本当に簡単に口座が開設でき、しかも通帳もなかったため心配でしたが、
後日、続々と届く小切手やPINコード、案内、クレジットカードなどをみると、しっかりと手続きが
されていたことを実感できました。

がっかりしたのは、香港と違い、通常の株式には投資できないことでした。
投資信託はパワーバンテージのWEB上で買うことが出来るのですが、通常の株式が買えないので、
口座を開設したメリットをあまり感じることが出来ませんでした。

保険やローンなどの申し込みは出来るのですが、HSBCシンガポールでは香港のような個別株式には
まだまだサービスが及んでいないようです。

おまけに支店もシンガポール全土で10支店しかなく、HSBCの単独ATMも18箇所
(チャンギ空港やオーチャード、サンテックなど主要エリアはカバー)と少なく、
他のPOSBやDBS(この二行は将来的に統合)、UOB、OCBCなどのローカル銀行と比較すると
利便性(ただし、CitiやABNアムロ、May Bankなどが使える)はあまりよくありません。
また、口座維持料が5,000SGDで、なおかつ毎月2SGDのオペレーションチャージが別途必要となります。

以前、二つの支店でパワーバンテージを開設する事が出来ないと言う記事があったのですが、
それは同一国内での話だと思うので、国をまたいでの開設は大丈夫なのか確認をしてみたいと思います。

中国本土での投資をするのが目的で口座を開いたので、
それがHSBCシンガポールで出来ないとわかった以上、HSBC香港で口座を開設したいと思っています。

村上ファンドが拠点をシンガポールに移したり、
さらに村上さん本人もシンガポールに永住を表明したりして、シンガポールは日本人に
さらに注目されそうですね。また、カジノ計画が本格的にスタート(業者がアメリカのカジノの
運営業者に決定)しようとしており、香港・マカオを彷彿させます。

文:シンガさん 20代男性(2006年5月) ※原文のまま引用


シンガさん、お疲れさまでした。貴重な体験談をありがとうございます!
今後ともどうぞよろしくお願いいたします。m(_ _)m


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