今回の道東4日間の旅は、北海道の大自然とふれあい、感動の連続でした。
テーマは
「ニッポンの素晴らしさ再確認」と
「自分探しのたび(笑)」
今回釧路空港からレンタカーを借りて、
北の大地を800km近く走破しました。
以下のマップに沿って、写真とコメントをアップしていきたいと思います。
9/16の羽田発午前の便で釧路へ飛び
約1時間半で釧路空港に到着。
釧路空港からレンタカーを借りて、何も無い大湿原の中をひたすら走り、釧路市内の
和商市場でまずは腹ごしらえをしました。
ここは、
勝手丼という好きなネタを好きなだけ乗せて食べるという、
まさに自分勝手な丼が名物。
ウニ、イクラ、鮭、まぐろ、サンマ、花咲ガニ・・・。かなり贅沢な丼を作っちゃいました。
【1.釧路湿原】
腹ごしらえをすませて、そのまま国道をひた走り
釧路湿原へ。
釧路湿原ではカヌーに乗り、この写真の激しく蛇行する川を、
およそ3時間かけて7キロの距離を川くだり。
湿原の中は、ほんと静かで自然の音(水や風や鳥の鳴き声など)
しか聞こえず、バリアで包まれた感じでした。本当に感動です。
普段、自分がいかに騒がしいところで生活してるのかを実感しましたね、ホント。
初日は釧路湿原の西側サイド鶴居村にある
ホテルTAITOに泊まりました。
ここの天然露天風呂は、お湯が琥珀色で肌に吸い付く様なトロトロのお湯でこれがまた気持ちいい。
お風呂入ってご飯食べて酒飲んで、翌朝早いのでこの日は早く寝ました。
2日目は早朝4:30起き。朝もまだ暗いうちから、徒歩で釧路湿原を散策しました。
早朝5:00から、現地のネイチャーガイド付きで、普通許可なしでは入っていけないところに入りました。
歩いて楽しむ釧路湿原も一歩一歩土を踏みしめながら、これまた最高です。
【2.摩周湖】
朝食をとって車で
摩周湖へ向かいました。写真は摩周湖の裏側、裏摩周展望台です。
摩周湖は、火山の噴火によって生成されたカルデラ湖で、注入・排出川が一切ありません。
最深が211.5mで、平均水探は138mあり、かなり深い湖です。
→参考「摩周湖ホームページ」
【3.神の子池】
裏摩周展望台から数キロはなれたところに、
神の子池があります。
ここの水が異様な青光りを放ち、とても綺麗でとても神秘的でした。
中国の奥地の
九塞溝という場所に絶景の湖がありますが、そこは大変綺麗だそうです。
神の子池は、そこを少し小さくしたような感じでしょうか。ちなみに
九塞溝は世界遺産です。
→参考「TBS世界遺産 第149回九寨溝 On Air Highlight」
【4.オシンコシンの滝】
その後、牧草地をまっすぐひた走る国道を北上し、オホーツク海側の町、
斜里まで抜けて、海沿いの道で知床半島に入っていきました。
このあたりの道はもうとにかく絶景です。知床にはいくつもの滝がありますが、
そのほとんどは海に流れ出す滝で、陸上からはなかなか見ることが出来ません。
数少ない陸側から見える滝のひとつとして、この
オシンコシンの滝があります。
この日は知床峠を越えて羅臼側へ移動し、羅臼の
ラウスクルというログハウスに一泊しました。
ここは宿泊した宿のなかでめしが最も美味しく、ボリュームも大満足でした。(^ー^)v
部屋からは根室海峡の向こうに、
国後島が一望できます。部屋からの景色は抜群でした。
国後島は、日本で2番目に大きい島だそうです。(戦後ロシア人に不法占拠されて現在立ち入ることはできませんが)
ちなみに1番目に大きな島は
択捉島で、どちらもかなりデカイです。東京都がすっぽり入ります。
北方領土の日本人による開拓の歴史を見てみましょう。北方領土問題はとても奥深い問題です。
→参考「内閣府>北方対策本部>北方領土の姿」
【5.カムイワッカの滝】
3日目は知床の北側、ウトロという町から知床観光船に乗りました。
知床半島は、2005年に世界自然遺産に登録されました。羅臼岳以北の北半分は
許可なしで立ち入ることはできません。知床岬に上陸することも禁じられています。
知床岬へは、ウトロから出るクルーザーなどで海側から眺めるだけなのです。
この、
カムイワッカの滝も海側からしか見ることのできない滝のひとつです。
この滝の上流には
カムイワッカ湯の滝というのもあり、温泉が流れ落ちる滝があります。
今回、カムイワッカ湯の滝には入ってませんが、知床の天然野天風呂は、
羅臼温泉熊の湯×2回、
岩尾別温泉×1回、
知床自然村むらの湯×1回と計4回の宿以外の野天風呂に入りました。
それにしても熊の湯はメチャ熱かった。でも慣れるとその熱さが気持ちよくて雰囲気もよくて一番気に入った!
→参考「秘境温泉・神秘の湯」
【6.知床岬】
ウトロから知床半島の断崖絶壁沿いを約2時間かけて、
知床岬まで向かいます。
この断崖絶壁がもうとにかく圧巻!大自然のすごさを目の当たりに感じました、ホント。。。
船からはときどき野生のヒグマの親子を発見しました。
遠くから見ると小さくて可愛いんですが、立ち上がるとなんと、
大きいひぐまは身長3メートルもあるそうですね。
知床半島というのは世界自然遺産に登録されているだけあって、
大自然のダイナミックさを肌で感じることができます。
都会に住んでいるとそのような感覚を忘れがちですが、ときどきこういうものを見ると
あらためて自分自身や身のまわりを見直す、いいきっかけになりますね。
【7.知床五湖】
往路2時間に復路1時間、計3時間をかけてウトロ〜知床岬間を往復したのですが、
目に飛び込んでくる風景を見ていると、ほんとあっというまの3時間でした。
ウトロから車で20分ほど山を登ったところに
知床五湖という5つの湖があります。
ここは一湖〜五湖まですべてを巡って、約60分の散歩道です。
この知床五湖の景色がまた絶景で、何十枚も写真を撮りました。
さすがに、ここですべてをアップロードできませんので、ほんの一部ですが、
比較的綺麗に撮れてるものを載せます。(つーか写真下手くそですみません)
写真を見て分かるとおり、とにかく天気がよく、湖には綺麗にくっきりと山が写り、
見ていてため息がでるような景色でした。
約60分の散歩を終えると、ちょうど夕暮れ時で、オホーツク海に沈む夕焼けを
シャッターにおさめることができました。とても綺麗です。
知床五湖を散策したあとは、
知床自然村にある露天風呂むらの湯へ入浴。
日が沈むオホーツク海を一望できる高台にある露天風呂で、景色は圧巻でした。
この日の宿は、ウトロ側の
民宿ランタン。部屋は新しくて綺麗で、食事は美味しくてとてもよかったです。
この民宿のオーナー・タケルさん(↑ホームページのTOPの写真のご主人)が、またとても気前のいい方で、
私がぐびぐびお酒を飲んでると、
「これ食べてみてよ」と言って、粒ウニやら塩辛やら、次から次へと
酒のつまみを小鉢で色々出してくれて(笑)酒がどんどんすすんじゃいました。いやぁ、飲ませ上手です。
でもどれも美味しかったです。さすが元漁師。この日もいい感じに酔っ払って早めの就寝です。
4日目は朝5:00に起き、ウトロから20分ほど山道を走ったところにある天然野天風呂、
岩尾別温泉へ行きました。
誰もいない早朝の天然野天風呂は最高!早朝に風呂の清掃が終わってお湯を注いだばかりの一番風呂!
岩尾別は、めちゃ熱い熊の湯と比べて湯温はちょうどよかったですが、個人的には熊の湯の雰囲気が好きです。
岩尾別は木々に囲まれすぎてて、ちょっと暗い感じです。なんとなく熊も出てきそうな雰囲気。
岩尾別温泉で早朝露天風呂を楽しんだあとは、民宿に戻って朝ごはんを食べてチェックアウト。
4日目はまた知床峠を越え、根室海峡沿いにぐいぐい南下していきます。
【8.知床峠】
知床半島は知床峠を境に、北は斜里、南は羅臼(羅臼昆布で有名)の二地域に分かれます。
写真に写っている山は
羅臼岳で、知床連山の中で最高峰の山です。本当は今回羅臼岳に登るという
案もあったのですが、私のような登山初心者にはちょっときついようだったので止めました(笑
知床観光の拠点は斜里側で、羅臼は観光というよりも漁師町の印象が強いです。
なので、観光船や観光スポットは斜里側のウトロに集中し、車や人が多いのもウトロ側です。
【9.国後島最短地】
最終日は、ウトロから知床峠を超え、羅臼から根室海峡沿いをひたすら南下。
途中、エビが反ったような形をした
野付半島に立ち寄り、国後島最短距離の地点へ。
野付半島は
ラムサール条約(特に水鳥の生息地として国際的に重要な湿地に関する条約)に
登録された湿地で、世界的にも野鳥の宝庫だそうです。
→参考「野付半島ネイチャーセンター」
【10.霧多布湿原】
標津、厚床を経由して車をぐんぐん飛ばし、
霧多布湿原へ。
その規模や景観は、釧路湿原には全然及びませんが、ここもまた釧路とは違った趣で
とにかく広くて、デカクて、静かで、とても綺麗な風景です。
帰りの飛行機の時間の関係で、ここではあまりゆっくりすることはできませんでしたが、
湿原の上に敷かれた木道をてくてく散歩し、北海道の雄大さを堪能しました。
この写真は、
琵琶瀬展望台から眺めた霧多布湿原です。
琵琶瀬展望台で食べた、焼きたての焼きとうもろこしが異様に美味かった(笑)
霧多布湿原のあとは、海沿いに
厚岸までひた走り、牡蠣で有名な
厚岸グルメパークへ行き、
厚岸のカキフライ定食を食べて、そのまま釧路市内→釧路空港へと戻りました。
レンタカー返却時、明細書を見たら
4日間で約800kmの走行距離でした。
それにしても、
道東の旅は感動の連続です。是非おすすめです。次は流氷の時期に行きたいですね。
↓昨日思わず買っちゃいました(笑)絶景ポイントなど詳細に表示されてます