米国の人口が今月中旬にも3億人を突破する模様です。
2億人を超えた1967年から40年足らずで1億人も増えたことになります。
人口減少や少子高齢化に悩む日本やヨーロッパ各国とは対照的に、
高い出生率と大量の移民流入によって2050年までに4億人に到達する見込みです。
→関連記事「インドの若年労働者層が世界を揺るがす?!」
アメリカの州ごとの人口を見てみましょう。
1900年の人口を1とすると、伸びが大きいベスト5は、以下の通りです。
第1位 ネバダ州(47.2倍)
第2位 アリゾナ州(41.7倍)
第3位 フロリダ州(30.2倍)
第4位 カリフォルニア州(22.8倍)
第5位 ワシントン州(11.4倍)
となっており、全体として南部・西部の伸びが際立って大きくなっています。
世界一のカジノシティ・ラスベガスを持つネバダ州は、ここ数年人口の増加が著しく、
なんと州の電話帳は、年に3回も改訂されるそうです。(ラスベガス最近行ってないなー)
→参考サイト「Mr.ベガスのラスベガス大全」
私は過去に5回ラスベガスに行きましたが、州で発表されているホテル・地域ごとの還元率や、
ジャクポット情報など、昔はホント、しつこいぐらいによく調べたものですわ(笑)
一回ダウンタウンの
ホイールオブフォーチュン(スロット)で大勝ちして、航空券やホテル、
さらにはお土産代まで浮く程度勝ったことはありますが、あとの4回はスッカラカンにやられてます。
カジノは観光客のみならず、ホテル・レストラン・警備・エンタテイメント・交通など多くの分野で
莫大な雇用を生み出すので、今後のマカオ、また石原都知事の東京湾カジノ構想などが楽しみです。
人口増加は、
[消費拡大]→[需要拡大]→[企業収益拡大]→[雇用拡大]→[消費拡大]→
と、
経済規模の拡大を助長し、社会や経済を活性化させる要因となります。
もちろん、移民増による社会不安や、原油高、テロ、戦争などその他の懸念事項もありますが、
「人口が増えるということ=消費や住宅需要が拡大すること」 という方程式は事実です。
そんなことを考えると、今後アメリカ株市場は面白いかもですね。世界一デカイ市場ですから。
パンローリング10月新刊「アメリカ株投資完全マニュアル」で勉強してみましょう。
ちなみに、
世界でいまもっとも「人口増加率の高い国」は、注目のアラブ首長国連邦(UAE)
→参考サイト「キッズ外務省 > 世界いろいろ雑学ランキング > 人口増加率の高い国・地域」
この地域は、出生率というよりも
移民の極端な増加が、人口増加率を押し上げているのでしょう。
なんせ、
ドバイでは人口の約7割が外国人、UAE国全体では3割が外国人という移民国家ですから。
しかも、移民のほとんどがドバイから飛行機で1〜2時間足らずの
パキスタン人・インド人で、
彼らの多くは、ドバイで貿易商を営んでいます。
私の知人のパキスタン人も数名、日本の税務署が嫌になって(笑)昨年ドバイに移住してしまいました。
イスラム圏であるパキスタン人には、母国から近くて習慣や食生活が見事にマッチするドバイは、
とても生活しやすいようです。
仕事もある、食べ物も美味しい、法制度など色んな面で自由、同郷が多い。
→関連記事「イスラムへの理解無しに海外投資は語れない? 〜イスラム金融のマネーが激流〜」
しかし、ドバイは税金は安くてビジネスチャンスはあるが、家賃などの物価が高いので、
お金が稼げないとキツイところみたいで、帰郷するパキスタン人も多いようです。
現在のドバイの急成長および不動産ブームで、
ドバイの家賃は毎年最低20%以上も上昇していて、
また賃貸物件も少ないことから、不動産に関しては完全な売り手市場のようです。
→参考サイト「UAEビジネス・生活情報ネット > ドバイ賃貸住宅の平均家賃」
ん?ドバイってなんだか香港に似てませんかね?
→関連記事「UAE、カタール、バーレーンに相次ぎ国際金融センター建設」
・移民が多い
・ビジネスチャンスがある
・食べ物が美味しい(なんでもある)
・法制度などが自由
・家賃が高い
なんかドバイには面白そうな臭いがプンプン漂ってきます(笑
Posted by causeway_bay at 12:36│
Comments(0)