香港資産運用奮闘記HSBC(香港上海銀行) > HSBC香港口座開設体験談その42 〜70代夫婦二人三脚で共有名義口座の開設〜
2006年10月10日

HSBC香港口座開設体験談その42 〜70代夫婦二人三脚で共有名義口座の開設〜

春野すみれさんから、HSBC香港の口座開設体験談をいただきました。
春野すみれさん、ありがとうございます。m(_ _)m

海外投資の為、香港上海銀行に長いこと口座開設をしたいと思っていた。
だが、紹介者だの言葉だの、それに一度も香港へ行ったことがなく、ほとんど諦めかけていた。

5.2万円払ってエージェントの人にサポート依頼しようと、TELしたら紹介者は最近不要となり、
広東語通訳と開設サポートのみの費用だとのこと。
そんな時たまたま寄った書店でKZさんの「本気の海外投資完全マニュアル」を見つけ夢中で読んだ。
そのなかでやはり2005年からはルールが変わり紹介者不要になったこと、ただしこのルールも
いつ改正されるかわからないことなどを読んだ。

今しかないとすぐ決心し、その日のうちにインターネットで香港ツアー探し。
エージェントへの5.2万円は中止しその代わり夫の同行費にした。

もし開設できなければせめて二人で観光だけでもしてこなければと3泊4日の観光つきにした。
二人とも香港は初めてだったのでガイドさんつきはとてもありがたかった。
HSBCの場所や行きかたばかりきいていたら、団体なのにとうとうHSBC迄連れて行ってくれた。

3日めはフりー。いよいよ目的決行日である。ここで私がしていった準備や用意を以下に書く。

1.パスポート
2.国際運転免許証(3000円程度)
3.日本の運転免許証の実物
4.某銀行の残高証明書(住所と口座名義人を英字で明記して貰った)
5.住所入りの名刺(英字も印刷されてるのが良い)
6.現金50万円程度
7.クレジットカード(自分への信用ということでダイナースやシテイのゴールドなど持参)
8.KZさんの上記本および講談社の日英中3ヶ国語辞典


上記2は妻の私のみ準備 3は夫婦とも持参 4は妻名義 5は夫のみ持参。
二人とも70代なので共有名義とした。(夫ときて良かった)

パスポートや現金はともかく要は住所証明が1番重要のようだ。
したがって住所氏名が全書類とも一致していて、しかも英字で書かれていることが肝要。

次にFPカウンターでの英語でのインタビュー KZさんの本を熟読し、聞かれるだろう事を
辞典ひきひきホテルの便箋に書いて覚えようとした。しかし運用目的や英文金融用語など覚えきれず、
結局KZさんの本を机上で見ながら係りのお姉さんと問答した。本当に役立つ親切な本だった。

15万円は日本円でさらに5万円は口座維持手数料などで必要と思い、香港ドルで預金した。
ATMカードを一度ATMに通さないと有効にならないと本にあったのでお姉さんに言ったが
断固としてそれは不必要、今は変わったという。

しかし帰国して日本で使えないでは困るので、夫が300ドル私が200ドルおろすといってやり方を
習うという事で彼女にすまないが、やってもらった。
その後投資のブースへ案内され、いよいよ待望のファンドの説明となった。

今までのやさしく若いお姉さんと違い、やや年増で気忙しく英語わからない人たちに説明するのは
全く疲れるのよねーという感じ。普通の人より英語が話せる私もポンポン出る金融専門用語と
会話の速さにげんなり。もう何でもええわいくらやの?ときけば12万という。

えらい安いなあと思いもう1つと言ったら15万のを勧められ現金で支払った。
もしたくさんを勧められたらカードで支払うつもりだった。

最初高額を勧めて強硬姿勢だったファンド女性は、これまた私達の高額ファンドの購入を強硬反対し、
安いほうのファンドになった。ファンド選びの前に年収、許容できるリスク度と希望リターンなど聞かれた。

彼女たちはそれらをパソコンに打ち込み客の希望にあうファンドを勧めてゆく。
結局フィデリテイとHSBCのファンドを買った。

午後からは日本で連絡していた香港登録投資アドバイザーと会う。
投資についての説明と、当然ながらのお勧め。丁度自分に納得できる月掛けのファンドがあったので
ドルコスト平均法にもあうので決めてサインした。

ここでも二人共有とし、10年満期にした。複利で年率最低12%は堅いという。
ホントなら嬉しいが、なって見なければ分からない。しかし夢が見られるだけでもわくわくする。

今回の香港行きでとても面白い経験をしたと思っている。
契約したファンドは当然ながら、リターンは過去からの予想であり、将来確約されるものではない。
だめでも傷つかない程度のお金しか投資はしないと決めている。

しかしとても楽しかった。今は夫とそれらの話で盛り上がり、このごろでは英語の単語も不思議に
頭に入るのだ。今日はインターネットバンキングに成功。HSBCで安くても買っておいたファンドの経験、
そのとき貰った書類のお陰ですべてが分かりやすかった。やはり何でもまずやってみるべきだ。

これが香港で何もやってこなければやがて口座開設だけで終わってしまう人も多いと思う。
10年後が今はとても楽しみだ。嬉しい。

皆さん、口座の開設までは割りとその気とやる気とお金さえあれば、意外と簡単にできます。
しかしこれからが大変と言うことが良く分かりました。
例えば、以下のとおり

HSBCのインターネットバンキングの利用、使いこなし自分たちにあう良い海外ファンドを、
どのように見つけるか。より良いアドバイスや商品説明などしてくれる現地正規代理店はどこにあるの?
エージェントは?コストや手数料などで騙されたりしないだろうか。

香港は日本じゃないから、勝手がよく分からない。大体ファンド購入に対しても 多くの日本人は
慣れていないのでそこからして理解しにくい。海外投資だから、当然ながらすべて英語、英語、英語。
語学力に絶対の自信のある人はともかくとして、上記の心配を英語で立ち向かっていこうと言うのは
これから先、相当なストレスであろう。

しかし、それにもかかわらず、結構私には面白いのです。日経新聞やCNNニュースにも敏感となり、
英語の勉強もやる気が出てきました。今までよく出かけた海外観光英語ではない、真剣実地英語?です。

今回の香港での口座開設をきっかけに今までと違う世界が見え始めてきました。
今後どのような展開となっていくか、とても楽しみだし、わくわくしています。
カズさん、今後ともどうぞよろしくお願いします。

最後にカズさま、ほんとに良い本を有難うございました。
海外投資関係の本を今迄多く買いましたがほとんどが実践的でなく、いつも1歩が踏み出せなかったのです。
カズさんの本は文が気取りがなく肝腎のポイントを外してある本が多い中、惜しみなく何でも教えてあります。

またマネー誌など見るとばりっとしたスーツに決まって腕組みスタイルのマネー専門家風が難しい顔で
気取って写っています。カズさんの本の著者紹介の写真あれはとてもいいです。

日本でも香港でもだめかもしれないと気弱になったとき何度もあの写真の笑顔に力ずけられ、
励まされました。今後もカズさんらしさを大事にされ、ご活躍ください。



文:春野すみれさん 70代女性(2006年7月) ※ほぼ原文のまま引用


春野すみれさん、お疲れさまでした。それと大変な力作をありがとうございます。m(_ _)m
しかも、相当お褒めのお言葉を頂戴し、ワタクシ編集しながら赤面して汗かいております(照)
ていうか、↑これほめすぎですね(笑)でも今後ともどうぞよろしくお願いいたします。(笑) 
ご主人とともにいつまでも楽しい夢を追い続けて下さい。

PS:あの写真は本の出版後、「写真写りがいまいちだったかもなぁ」と思ったのですが、
そうでもなかったようで、少し安心しました(笑)


→関連カテゴリー「HSBC(香港上海銀行)」

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