こことげぬき地蔵商店街は世界一と言っても過言ではありません。
で、何が世界一かと言いますと恐らく、
高齢者の集客数世界ナンバーワン!
とにかく土日の人の多さ!特に高齢者の多さは半端な数ではありません。
通りはもちろん、どこのお店も人・人・人だかり!
私、正直言って高齢者パワーに圧倒されました。f(^ー^;
恐らく日本で一番景気のいい商店街ではないでしょうか?
→とげぬき地蔵商店街オフィシャルホームページ
そんなとげぬき地蔵商店街をてくてくと歩いてみると、「マジデスカ?!」の連続。
左の写真は衣料品店
「現金問屋虎屋」。こちらの洋服は
ほぼ200〜300円で買えます。
10円や20円で買えてしまう物もたくさんあります。カオサン通りもビックリ!(笑)
なんと、靴下は50円、おしぼりやタオルは10円という思い切った破格!
おしぼりは100枚買っても1000円ですからね。驚きの値段です。
こちらのお店も、店頭・店内ともに押し合いへし合いの人だかりでした。
昔、
「お年寄りはいたわりましょう」と教えられてきましたが、いまの老人は元気です。
若い人を押しのけて、店の中に突っ込んでくるほどのパワーを持ち合わせています(笑)
「お年寄りは(若い人を)いたわりましょう」という目的語を挿入したほうがよいですね。
さらにテクテク歩いて、細い路地を入るとなにやら行列が・・・。
なんだなんだ?この行列は?と思い、その行列の先頭まで辿ってみると・・・、
なんとそこは
「ふっくらもっちり10円まんじゅう」
まんじゅうが10円で買えるなんて、まだまだ日本はデフレなのか?思ってしまいます(笑)
1個10円ですから、これまた
100個買ってもったの1000円なのですね。
でもホームページを見ると、このお店大変儲かっているようです。
今年に入ってから、ものすごい勢いで店舗展開、急拡大しています。
→元祖10円まんじゅう和ふ庵のホームページ
和ふ庵からさらに路地を奥に行くと、
ふぐ・すっぽんの三浦屋があります。
こちらのお店は、よくテレビや雑誌でも取り上げられることの多い有名店です。
こちらのお店にしか無い、すっぽんから作る
スーパーハイスープ(945円)飲んでみました。
湯飲み茶碗1杯のスープで945円もしますから高価ですね。
まんじゅうが94個も買えます(笑)
しかし、その看板に書かれている通り、飲んですぐ分かります。とろっとしてて、強烈な栄養素が体の中に
注ぎ込まれていく感じが、体で分かります。味はGOODです。コンソメスープのようなあっさりとした風味でとても美味しい。
→すっぽん料理の巣鴨三浦屋のホームページ
こちらも有名なお店、
ときわ食堂。
いたって普通の、ただの定食屋さんなのですが、これだけの行列ができています。
こちらは食べたことがありませんが、店頭のショーケースを見ると、値段が安い!
日替わり定食450円、特別定食500円と、基本的にワンコイン定食なのです。
その他、納豆、冷奴、煮物、佃煮などの色んなオプションが格安で食べれます。
でも最近、70円の納豆が100円に値上がりしてしまったようです。
→庚申塚ときわ食堂
さらにテクテク歩くと、
洋服500円というのはここでは珍しくもなんとも無いことに気づきました。
ウィンドブレーカー、トレーナー、ジーパン、セーターなど、あらゆる衣類が500円というのは、
とげぬき地蔵商店街の相場のようです。それにしても安すぎ・・・。
左の写真のように、ジャンパー495円という値札はあちこちで見かけます。
デザインにこだわらない人は、こんな服でも十分でしょう。
商店街を半分くらい歩くと、
巣鴨郵便局があります。
ここは、
土日営業で精力的に切手・はがきなどを売るという、日本でも類を見ない
珍しい郵便局です。とげぬき地蔵商店街は土日に多くの高齢者が集まり、しかも高齢者は
切手とか手紙が大好きですから、ここの郵便局は土日が稼ぎ時なのです。
なので営業スタイルが普通の郵便局と違います。
そして面白いのは郵便局の敷地無いの自転車置き場の様子!
香港のHSBCは、休日になると多くのフィリピン人メイドなどが集まってみんなでお菓子食べたり、
トランプやったりしている姿が見られますが、巣鴨の郵便局は、多くの高齢者が集まって、
みんなお酒を飲んだりおにぎり食べたりしている姿が見られます(笑)
さらにテクテク歩くと、なんだか香ばしいいい匂いがしてきました。
その匂いに釣られて行ってみると、
いわしを焼いていました。(美味しそう!)
このいわし、
なんと一列500円ですって!一列何匹いるのか数えてみると、なんと20匹もいます!
いわし20匹500円です。(これも安い!)
この匂いに大きく心揺らぎましたが、さすがに一人で20匹も食べれないし、いわしは断念。
で、さらに歩いていくとまたいい匂いが。。。焼きそば屋台発見。
ここの焼きそばは特製のチキンスープでソバを焼いているらしく、とても旨そう!
すーーごくいい匂いがしてきました。これまたたまらん匂い!
大盛り焼きそば300円と書いてありますが、どの程度大盛りなのかというと、
パックの蓋が閉まらないほどの大盛りです。二人前は余裕であるかと思うほどの量です。
これも、とても美味しそうでしたが、食べきれなそうだったのでやめました。
錦糸玉子や紅しょうがなどもたくさん乗せて、見た目も綺麗です。
とげぬき地蔵商店街は、まともな衣料品や食べ物ばかりではありません。
かなり怪しいものもたくさん売られています(笑)
こちらは、シャネルとかブルガリとかの香水を売っている屋台でしたが、値段を聞くと
どれでも500円とのこと。シャネルの香水が500円〜?間違いなくニセモノ(笑)
そしてさらに、ブランド品の財布。
こちらも、グッチやヴィトンなど置いてありましたが、これも
どれでも500円だそうです(笑)
香港の尖沙咀を歩いていると、「ニセモノアルヨ」と言って、堂々とニセモノを売りつける
外国人がいますが、香港に負けじと劣らず巣鴨もなかなか捨てたものではありません(笑)
とげぬき地蔵商店街でも、あちこちでニセモノが売られています。
あと、そんなニセモノにまぎれて、こんなものが売られていました。
アイドルタオル!(古っ!一体いつの商品なんだ?!)時代を感じますね〜(笑)
これって何なんですか?と聞いたら、広げるとアイドル等身大写真が印刷された、
超大型のバスタオルらしい。
販売価格こちらも500円。
このあたりは、何でもかんでもワンコインがある種の相場なのでしょうか。
またさらに歩くと、
「巣鴨の母」なる占い屋さんを発見。
テレビなどにもよく出ていて、有名な占い師のようです。
芸能人の写真や雑誌取材記事なども、入り口の扉に一杯貼ってあります。
2000円で手相を見てくれるので、ためしにやってみようかと思いましたが、
今日は予約で一杯とのこと。これまた断念(涙)
とげぬき地蔵を最後まで歩くと、路面電車の庚申塚駅があります。
こちらの駅は、とげぬき地蔵商店街の出入り口にあたりますので週末は非常に混んでいます。
見ての通り、来た電車に乗れずに、次の電車を待たなくてはいけない場合もあります。
都電荒川線は、早稲田〜三ノ輪橋間の30駅を、およそ53分で結んでいます。
→都電荒川線のホームページ
ふぅ、さすがにお腹が空いてきました。
食べたいものはいくらでもあるんですけど、あまりにも混んでてどこも行列です。
それにしても、なぜここはこれだけ景気がよいのでしょうか?景気よすぎです。
ある程度並ぶのを覚悟して、
栗ご飯を食べることにしました。
もっちりした炊きたてのもち米でできた、美味しい栗ご飯。
350円です。(これも安い!)
商店街にはとげぬき地蔵のお寺がありますので、お寺でこの栗ご飯を食べました。
あと、商店街には天ぷら屋の屋台などもあります。
こちらは、好きなもの5つ選んで
揚げたて天ぷらの盛り合わせ300円です。(これも安い!)
ちなみにとげぬき地蔵前のバス停はこんな感じで混んでいます。
あまりにも人が多くて、バスに乗るのも一苦労です。
人が乗りすぎて、バスのドアが閉まりません(笑)
頑張れ!おばちゃん!(笑)
とげぬき地蔵は本当に混みあってて活気のある商店街です。
←それにしても、見てください!この有様!
冒頭でも書いたとおり、高齢者の集客数世界ナンバーワン!の商店街ではないかと思います。
そして、日本でもっとも景気のいい商店街であることも確実でしょう。
とげぬき地蔵商店街には、
高齢化社会を見据えたシニア攻略の戦略のヒントが隠されています。
商店街全体からリアルな経済学が学べます。是非一度行ってみてください。
きっとビジネスの大きなヒントが得られますよ!