香港資産運用奮闘記ASEAN・極東 > インドネシアの投資調整庁(BKPM)東京事務所が今月末にオープンします
2006年11月27日

インドネシアの投資調整庁(BKPM)東京事務所が今月末にオープンします

インドネシアの投資受け入れ窓口である投資調整庁(BKPM)が、
東京事務所を今月末にオープンします。


インドネシアは、タイ・ベトナム・中国など他のアジア諸国に出遅れてしまった、
日本企業の誘致活動を本格化するため
に、この東京事務所を開設しました。

インドネシア投資調整庁(BKPM)東京事務所は、11月30日からの業務開始です。

【お問い合わせ先】
名称:インドネシア投資調整庁(BKPM)日本事務所
所長:ファジャル ウスマン / Fajar Usman
所在地:〒160-0023 東京都新宿区西新宿5-7-1若月ビル3階
(パンローリングさんのすぐそばですね。遊びにいくついでに立ち寄れます・笑)
電話:03-3320-7692
FAX:03-3320-7693
E-mail:bkpm521@bkpm-jpn.com

インドネシア投資調整庁(BKPM)日本事務所



インドネシアはかつて、日本企業の対東南アジア投資の半分以上を占めていましたが、
1990年代のアジア経済危機を発端に、その後の不安定な政治や社会情勢の混乱などが続き、
さらに追い討ちをかけるかのような、あの同時爆弾テロ事件、インド洋大津波、ジャワ島大地震。


インドネシアは人口も多く天然資源も豊富なのですが、民族構成や地政学的に「悲劇のヒロイン」
と言っても言い過ぎではないほどの、不遇の歴史を歩んでいます。


インドネシアは世界最大のイスラム大国で、かつ18000以上もの小さな島々を抱えた島嶼国家でもあり、
文化や習慣などが細かく多数に分散されやすく、なかなか本格的な成長期に入ることができません。
金利が高く物価が安いという状況が、ずーっと何年も続いています。

下の表を見ると、インドネシアの2004年末の貸出残高の対名目GDP比率は23.4%であり、
1996年末時点(アジア通貨危機以前)の55.4%のおよそ半分まで、貸出残高が縮小しています。
インドネシアの貸出残高の対名目GDP比率の低さは、アジア諸国の中では際立って低いのが目立ちます。

貸出残高の対名目GDP比率














こういった、経済の出遅れに危機感を深めたユドヨノ大統領政権が、
「インドネシアの経済発展には、日本企業の協力が必要不可欠だ!」
と、日本企業誘致を優先課題に掲げて、投資調整庁(BKPM)の日本事務所をオープンしました。

バリ島でホテルを建てるためにも、もちろんBKPMの許認可やもろもろの申請手続きが必要です。
そのために、私自身も勉強不足な点が否めませんので、BKPMの情報をチェックしたいと思います。
→関連記事「バリ島のホテルを買収しないか?」


BKPMの主催でインドネシア投資促進セミナー並びに展示会が開催されます。
日程:11月29日から12月1日まで3日間
場所:新高輪プリンスホテル国際館パミール3階 [以下の地図]

→詳細はこちらをどうぞ

BKPMインドネシア投資促進セミナー会場案内図
























ご興味のある方は、行ってみてはいかがでしょうか?
もし行かれる方がいらっしゃいましたら、後日ご感想等お聞かせいただけると幸いです。
私も、勉強がてらものすごく行きたいのですが、今回は香港行きと重なっているため断念です。。。

↓先日出たばかりの最新刊です。
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タイ・マレーシア・インドネシア・フィリピン・ベトナム・中国・インド

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