NIKKEI NET:国際ニュースからの引用です。
「世界の大手銀行、中国事業本格化へ準備着々(11/28)※」
中国政府は、現在外資系の銀行に対して、支店の開設や金融商品の販売等について、
色々な制限を加えていますが、
その制限を12月11日に解除する予定です。
中国は2001年12月11日に143番目のWTO加盟国となりました。
WTO(World Trade Organization)とはそもそも、
「自由貿易促進を主たる目的」として作られた国際機関ですから
色々な規制緩和を国際的に要請され、その代償として中国企業も世界中に進出が可能になります。
その加盟に伴って、国内銀行と外国銀行との公平な競争条件の整備を義務づけられることとなり、
中国は本年中に、
外資の銀行に数億人の個人顧客を開放しなくてはいけないという契約です。
2006年12月11日は、中国のWTO加盟以来5年間というタイムリミットなのです。
そのような流れの中で、中国の金融システムは、2週間後に大幅な規制緩和が始まりますが、
それに応じて世界の大手銀行は中国での事業本格化に向けた準備を着々と進めています。
スタンダード・チャータード銀行は今月、外資勢の先陣を切って現地子会社設立を申請しました。
HSBC、シティグループ、ABNアムロもすぐ後に続くとNIKKEIの記事には載っています。
9月香港に行ったときに、
Quamnet.comの著名アナリストとお話する機会がありました。彼が言うには、
「インドをはじめとしたBRICs諸国で、リテール業務を急拡大している香港の銀行が割安で狙い目。
なかでもスタンダードチャータード銀行などは、2009年あたりには面白いことになっているだろう。」
→関連記事「欧米の主力銀行、インドでの業務35%増収」
とアドバイスいただきましたが、確かに彼の言うとおりスタンダードチャータード銀行の株価は、
9月あたりからぐんぐん上昇しており、上場来最高値を更新中です。
金融制限解除後のスタンダードチャータード銀行の動向を予測して、買いが入っていました。
Quamnet.comの著名アナリストの読みはズバリ的中しました。
8月の終わりから11月の終わりまでの3ヶ月間で、約20%の上昇率です。(謝謝!!)
そもそも私は、香港もタイも、なんとなく銀行株が好きなようです。。。
さて、明日からまた香港に行ってきます。
Quamnet.comのスタッフともお食事する予定ですので、またとっておきの情報を仕入れてきます。
今回の香港は、多分2006年最後の渡港になると思います。
香港でいつもお世話になっている関係各氏に、「今年1年間大変お世話になりました!!」と、
海より深く、炎よりアツク(笑)感謝の意を表明してきたいと思います。
以下スタンダードチャータード銀行日本代表の青沼さんの著書です。まさにリテール重視のお方です。
→関連記事「スタンダードチャータード銀行丸の内支店を訪問」
Posted by causeway_bay at 15:53│
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