香港資産運用奮闘記CIS・旧ソ連邦 > 状況によってポートフォリオの中味はすっかり代わってしまうファンド
2007年01月09日

状況によってポートフォリオの中味はすっかり代わってしまうファンド

東欧ファンドといえば投資先は・・・もちろん東欧株です。
インド株ファンドといえば投資先は・・・もちろんインド株です。
ワールドゴールドファンドといえば投資先は・・・もちろん金鉱採掘企業です。


通常、投資信託というのはその投資先を商品名の一部にしているケースが多いですが、
タイトルのように、「状況によってポートフォリオの中味はすっかり代わってしまうファンド」というのがあります。
でもヘッジファンドではありません。通常の株式投資信託でそのようなものがあります。

"Special Opportunity Fund(SOF)"

様々な特別の機会(Special Opportunity)を捕らえ、世界中の株式をぐるぐる組み替えていくファンドです。

投資するマーケットは、中東・北アフリカ、中国、インド、ロシアなど様々・・・
そして投資するタイミングも、上場前、IPO、上場株などこれまた様々。



世界中のエマージング運用で大きな実績のある、米国のファンドハウスならではのファンドです。
例えば、米国の某ファンドハウスの"Special Opportunity Fund(SOF)"をサンプルに出しますが、
運用スタートからまだ2年足らずで抜群のパフォーマンスを叩き出しており、昨年1年間で60%のリターンを残しました。

SOF 昨年のパフォーマンス




以下青い棒グラフがこのファンドの基準価格の値動きですが、投資セクターそのものを柔軟にスイッチングする
ファンドのため、今後の価格がどう動いていくか非常に楽しみです。
いつ何が組み込まれるか分からないという、そんな面白さを兼ね備えたお正月の福袋的なファンドです(笑


SOF 基準価格チャート













ちなみに色々組み替えながら、現在の投資内容は以下のようになっているようです。
今のところ、話題の(当サイトで勝手に話題にしてるだけですが・笑)MENAも中国もインドもロシアも組み込まれています。
さて、これから先このファンドには何が組み込まれるでしょうか。。。非常にワクワクドキドキ(笑
→関連記事「投資先としてのGCC(Gulf Cooperation Council)諸国」


SOF アセットアロケーション













ロシアのメディア関連企業は面白いということを聞いたことがありますが、このファンドは、
Rambler Mediaというロシアのテレビ局 「1社のみ」を組み込んでいるという不気味さ(笑
市場は分散させていますが、インド・中国・ロシアともに投資銘柄数は少なく、比較的集中投資です。

ちなみに、フランクリンテンプルトンマークモビアス氏のマーケットレビューによりますと、
2007年要注目の投資先は、「スロベニア・ルーマニア・ウクライナと、ベトナム・UAE」

1月27日の投資戦略フェアでは、そんな5カ国に注目するモビアス氏の経済的根拠が聞けるかもしれません。
→関連記事「国際投資へのパスポートの著者、マーク・モビアス氏が来日します!」

2007年も東欧ロシア圏、中東圏は何かが起こりそうな予感。。。面白そうです。
そして、Special Opportunity Fund(SOF)の、これまでの運用実績は以下の通りです。

シャープレシオSOF 運用実績









シャープレシオは1.40ありますので、リスク・リターンのバランスはまずまずよろしいかといえますが、
私自身は、ここはあまり気にしないようにしています。
→関連記事「よいファンドを選ぼう!その6 〜シャープレシオ〜」

リスクは、他の株式市場と比べて、短期的な価格変動率が非常に高いということです。
海外投資の経験が豊かな方で、ハイリスク・ハイリターンの運用を考えている方向けの商品といえます。
お正月の福袋がわりにいかがでしょうか。日本からでも契約書郵送と海外送金で契約可能です。

以下、手数料等の詳細になります。

SOF 詳細







当サイトでは、「私の体験談に沿った情報提供のみ」とさせていただくことをご了承ください。
→もしご興味がある方は代理店におつなぎいたしますのでご本名でメールください

湾岸諸国と北アフリカへの投資をご検討されている方はこちらをご参照ください。
→関連記事「投資先としてのGCC(Gulf Cooperation Council)諸国」

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