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2007年01月11日

中国政府、人民元建て債券の香港発行に同意

香港特別行政区政府の唐英年財政官は10日、香港が中国政府に要望していた中国の金融機関による
香港での人民元建て債券の発行について「中国政府が同意した」と述べた。
来週に正式合意し、具体内容を明らかにする見通し。元建て債券発行は中国本土以外では例がない。


この動きは、香港の金融機関の人民元資金と、香港ドルやその他の通貨の間のパイプを太くして、
大陸のインターバンク(銀行間)債券市場を活性化する狙いがあります。


中国の金融市場は長短の金利水準に整合性がとれないなどまだ未整備の段階で、企業の資金調達も
ほとんど銀行融資に頼っていました。

しかし中国の債券市場の活性化によって、中国の企業がこれまで以上に資金調達の選択肢が拡がりますので、
多額の資金調達→将来への投資で、中国の企業がますます成長していく材料がひとつ増えたといえます。

一見似てますが全く違うものに、日本のサムライ債というのがあります。

元建て外債は、「中国の金融機関によって香港で発行されて、発行時に元建てで払い込まれるもの」ですが、
サムライ債は、「日本外の金融機関によって日本国内で発行されて、発行時に日本円で払い込まれるもの」です。

このサムライ債も時間が経つにつれて徐々に進化し、現在では

・リバースデュアル債・・・利払いが外貨建てで、償還時の通貨が円建ての債券
・順デュアル債・・・利払いが円建てで、償還時の通貨が外貨建ての債券

こんな形式をとるサムライ債も発行されていて、利子や償還時の通貨については必ずしも円である必要はありません。

サムライ債は、1970年代までに急成長した日本の、貿易黒字の拡大や外貨準備高の急増を背景に、
第1号募集額60億円が発行されました。これが東京資本市場の国際化の発端になったとも言われています。

当初は単純なストレート債券のみでしたが、次第に発行体や商品共に多様化されていき、
上記のような、リバースデュアル債や順デュアル債なども登場します。


元建て外債もきっと、短期間のうちに大きく多様化していくことでしょう。
ある意味言い換えると、中国元建て投資へのゲートが開きはじめたともいえる気がしますね。(^ー^)

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そして話は変わりますが、今日1月11日は・・・
ベトナムがWTOに正式に加盟する日です。

そんな記念すべき日に、飲み友達(悪友?笑)である荒井さんの主催するベトナムパーティが開催されます。
ベトナムビジネスに関わる人、興味ある人、また某新聞社や広告代理店の社長、ベンチャー企業の経営者など
色んな方が40名ほど集まって、ベトナムの話題で盛り上がって酒を飲むそうです。
→荒井裕之のアジア株一発勝負

有難くも荒井さんから招待状をいただいてますので、パンローリングのIさんとKさんを連れて行ってきます。
今夜は今宵ベトナムの夜に参加して、色んな方のベトナムのお話をお聞きしたいと思います。(^ー^)☆
→関連記事「日本初の手数料無料!強烈な可能性を秘めるベトナム株ノーロードファンド」

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Posted by causeway_bay at 14:22│Comments(0)

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