香港資産運用奮闘記ASEAN・極東 > アジアの鉄鋼企業、タイでの事業を急拡大
2007年02月19日

アジアの鉄鋼企業、タイでの事業を急拡大

本日の日経新聞からの引用です。
「アジア鉄鋼、タイ事業拡大。タイに初の高炉。」

インドや韓国などの鉄鋼大手が相次いでタイでの事業を急拡大しています。
タイの地場企業への資本参加などを通じて、東南アジア最大の製造業集積地となったタイに
足場を築いて競争力を高めるのが狙いです。

インド鉄鋼大手のタタ製鉄は昨年、タイの建材用熱延鋼大手ミレニアムスチールを4億ドルで買収。
タタ製鉄(タイ)に社名を変更した同社を通じて、タイ初の高炉建設に踏み切る計画を発表しています。

また、韓国鉄鋼大手のポスコは約20億バーツを投じてタイ最大のステンレスメーカーである、
タイノックス・ステンレスの株式を15%取得
し、ポスコは原材料供給を増やし、タイノックスは
世界的企業のポスコの販路を活用するといった、業務提携スタイルでの進出になっています。

また、中国の鉄鋼最大手である宝鋼集団は昨年、タイの熱延鋼大手Gスチールと冷延鋼の市場調査を
共同で実施し、現在は両社提携の可能性を協議中とのことです。

また、中国の菜蕪鋼鉄集団が、タイの熱延鋼大手サハビリヤスチールの高炉設計を請け負うなど、
中国勢のタイ鉄鋼業へ対するラブコールが大変活発に行われています。


今後タイを中心をした鉄鋼業の世界的アライアンスが一層加速するでしょう。

こういった状況を考えて、タイに投資するか? 鉄に投資をするか? タイの鉄に投資をするか?
海運に投資をするか? オーストラリアに投資をするか?
・・・とまぁ、投資は連想ゲームみたいなものです(笑)

こんな連想ゲームをするのが楽しいですよね。私はいつも連想ゲームをして楽しんでいます。


タイの鉄鋼消費量(タイ鉄鋼協会調べ)













さて、こういった鉄鋼業がタイに進出してくる背景にあるのは、
タイの鉄鋼消費量が今後大きく拡大していくと予測されているからです。

現在タイの鉄鋼消費量は年間1300万トン程度ですが、「今後10年間で年2500万トン規模に拡大する」
(インド・タタ製鉄のトリディベッシュ副社長談)とのことです。

タイは東南アジアの工業集積地となるべく、製造業に様々な優遇制度を設けた工業団地建設に力を注いでいます。
そこには、自動車産業、関連の部品産業が次々と製造拠点を作っており、鉄の需要が急増しています。
また、これらの製造業部門が牽引して、今後大きく経済が飛躍していくだろうと思います。
→関連記事「[タイ][ベトナム]が有力投資先に台頭、生産から開発拠点に」

今後大きな可能性を秘めたタイですが、クーデター、為替規制、爆弾テロなどの悪い材料が出尽くして、
大バーゲンセールとなっている今がチャンスです。バーゲンで購入してあとは上がるのを待つのみ。
そのような、投資タイミングとしては過去まれに見る絶好のタイミングでタイ株セミナーを開催します。

→年間上昇率63.6%のBRICsへ続け!タイ株投資セミナー in 東京

当サイトと相互リンクをしている【アジア株「タイ株」海外投資ロングスティ】の阿部さんが、
4月15日タイ・バンコクから上京し、タイ株のAからZまで全てを出し尽くしてお話してくれます。

阿部さんはバンコク在住ですので、タイ株に関する知識が豊富でリアルです。

席の都合がありますので、お申し込みはお早めに。
早期割引があります。3月10日までお申込みの方は3,000円引きになります。(^ー^)b


→年間上昇率63.6%のBRICsへ続け!タイ株投資セミナー in 東京

大投資家ジム・ロジャーズが語る商品の時代
大投資家ジム・ロジャーズが語る商品の時代
ジム・ロジャーズ

関連商品
冒険投資家ジム・ロジャーズ 世界バイク紀行 日経ビジネス人文庫
冒険投資家ジム・ロジャーズ世界大発見
冒険投資家 ジム・ロジャーズの世界大発見
マネーの公理 スイスの銀行家に学ぶ儲けのルール
冒険投資家 ジム・ロジャーズが語る 投資の戦略
by G-Tools

カラー図解 鉄の未来が見える本
カラー図解 鉄の未来が見える本
新日本製鐵

関連商品
カラー図解 鉄と鉄鋼がわかる本
鉄鋼
よくわかる鉄鋼業界
鉄理論=地球と生命の奇跡
by G-Tools

鉄鋼
鉄鋼
山口 敦

関連商品
化学
商社
自動車
繊維
電機
by G-Tools


香港資産運用奮闘記ASEAN・極東 > アジアの鉄鋼企業、タイでの事業を急拡大


この記事へのトラックバックURL

 ※コメント入力時に、引用文に全角の「>」をつけると赤の太字で強調表示されます