中国石油天然ガス(ペトロチャイナ:0857HK)が、2008年にも中国最長となる天然ガスパイプラインを
着工することが明らかになりました。
全長は6500km。建設費は約1兆2000億円にものぼる大プロジェクトです。
このパイプラインは主に
トルクメニスタンとカザフスタンの天然ガスを輸送する目的で、新疆ウイグル自治区を起点に
広東省の広州市まで敷設される予定です。
カザフスタンは天然ガスのみならず、鉱物資源に大変恵まれています。
例えば、採掘量が世界第10位以内に達する地下資源がカザフスタンには9つも存在します。
エネルギー資源では天然ガス、石炭、ウランが特に有名です。輸出品目も地下資源とその加工品が7割を占めています。
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輸出品目も地下資源とその加工品が7割を占めるという状況で、
原油(49.4%)、鉄鋼(12.0%)、銅(7.5%)と、
完全に天然資源依存型の経済構造となっています。
また、原油においては国内消費量と輸出量の関係は以下のようになっており、ここ数年国内消費量は横ばい、
それに対して
生産量は年々増加しており、輸出量が急増していることが分かります。
→参考「EIA:Energy Information Administration」
これらがカザフの経済を支え、
GDPは407億ドル、1人当たりGDPは2714ドル、失業率は8.4%(2004年)で、
旧ソ連邦からの独立直後の経済状況に比べ、著しい飛躍を遂げています。
カザフスタンの鉱物資源の採掘量、世界ランキング、世界シェアは以下の通りとなっています。
また、亜鉛鉱、ウラン鉱、クロム鉱、コバルト鉱・・・などと書かれても普通の人にはなかなかイメージがわかないと思いますので、
(もちろん私もイメージわきません・笑)それぞれの資源の用途も調べてみました。
キャピタル・パートナーズ証券が、カザフスタン経済/投資セミナーを開催します。
カザフスタンの
独立系大手投資会社VISOR Holdingのアイダン・カリブジャノフ氏、および
独立系大手運用会社
Compass Asset Managementのアルマス・チュキン氏、ミハイル・デルカフスキー氏、サブロ・ヤシンベコフ氏を
講師に迎え、カザフスタンの経済概況と投資環境等をご紹介するセミナー(参加費無料)を開催いたします。
キャピタルパートナーズ証券の会長、Dr島尾もカザフスタン経済にはとても注目しています。
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Posted by causeway_bay at 17:39│
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