先日、東京都知事選に立候補した黒川紀章氏は、
オリンピック中止を公約に盛り込んでいました。
彼の東京招致に対する考え方は次のようなものです。
「ロンドンの後はほぼドバイで決まりなのだ。
だから2016年の招致活動に金をかけるのは間違っている。やるならドバイの次だ」
私は見逃していましたが、これはテレビで何度も発言していたそうです。
参考サイト:
「僕は全然駄目じゃないか」、“サムライ建築家”黒川紀章氏の知事選47日間(第1回)
黒川センセイが伝えたかったこと。
黒川紀章の顔が緑色になってるぞ〜
DUBAI:THE SPORTS CAPITAL OF THE MIDDLE EAST
ドバイは中東のスポーツ都市として有名で、タイガーウッズプロデュースによる世界最高峰のゴルフ場、
世界最高賞金の競馬や、世界最大の屋内スキー場、ヨットハーバー、スタジアム、サーキット場など、
様々なスポーツ施設を次から次へと開発しています。
また、政府系巨大プロジェクト「ドバイスポーツシティ」は、2010年完成予定です。
2009年10月にコペンハーゲンで開かれる
IOC(国際オリンピック委員会)総会で、
2016年の夏季五輪開催地が最終的に決定されるわけですが、完成間近の
「ドバイスポーツシティ」によってIOCに強いインパクトを与えることを狙っています。
東京、ロスアンゼルス、リオデジャネイロなど、どこも有力な候補地ですが、
ここまで戦略的な計画と準備ができている候補地が、ほかにあるでしょうか?
しかしドバイ政府は、
オリンピック開催であるか否かに関係なく、基本的なスポーツインフラを4年後に完成させ、
ドバイに様々なスポーツ競技を誘致するという目標がありますので、「2016年の招致活動に金をかける」という
東京のような候補スタンスとは少し一線を画します。
また
カタールのドーハも立候補しているようですが、IOCによる候補地選定の際にカタールとドバイを比較しても
国際性、インフラ充実度、治安のよさ、集客力、など明らかにドバイに軍配でしょう。
2012年ロンドンの後の五輪はほぼドバイで決まり
という、黒川紀章氏の言葉の中にどれほどの裏づけがあるのかは今のところ定かではありませんが、
ドバイ政府は2016年の夏季五輪立候補に向けて、かなり本気で動き始めているようです。楽しみ!(^ー^)
Posted by causeway_bay at 10:19│
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