クウェート中央銀行、通貨ディナールの米ドル連動を放棄

みなさん、おはようございます。灼熱の国ドバイからです。
現在のドバイ時間、21日の朝7:30AMです。今日もまた9:00AMから出かけます。

まず、本日の日経新聞からの引用です。
「通貨ディナールの米ドル連動を放棄・クウェート中央銀行」

クウェート中央銀行は20日、通貨ディナールの米ドル連動（ペッグ制）を4年4カ月ぶりに放棄し、
主要通貨のバスケットに連動する仕組みに改めた。
米ドルとともにクウェート通貨相場も下がり、輸入価格の上昇を招いているためで、サウジアラビアなど
ほかのペルシャ湾岸諸国の通貨にも切り上げ圧力が強まりそうだ。

国営クウェート通信がサバハ中銀総裁の発言として伝えた。決定を受け、金融当局はクウェート・
ディナール相場を前日より0.37％高い1ドル＝0.28806クウェートディナールに切り上げた。

湾岸協力会議（ＧＣＣ）を構成するクウェート、サウジなど湾岸6カ国はこれまで、すべてが
自国通貨を米ドル相場に連動させていた。ほかの加盟国でも輸入インフレ圧力が強まっており、
クウェートに追従して切り上げる可能性がある。
これで2010年のＧＣＣ域内での通貨統合の完成は難しくなった。

（以上NIKKEI NETより引用）


こちらドバイの金融関係者もみな、
「2010年までの通貨統合は難しい。2015年程度に延びるのではないか。」

という意見が多く、私自身もそう思っていたのですが、まさかこんなにもあっさり延びてしまうとは（笑）
まぁでも、2016年はドバイオリンピックもありそうですし、通貨統合も2015年くらいまで延びたほうが、
2015〜16年あたりの湾岸経済のインパクトがあっていいですね。

でもまぁ、UAEディルハムもクウェートディナールを追随して切り上がったとしても、それはそれで
ドバイ株にはうまみがあるし、どっちに転んでも悪くはないと思うのですが。

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昨日行ったサウジの証券会社のドバイ支店長も、
「GCC通貨統合は2015年まで延びる」とおっしゃっていました。

今日はNBD（ナショナルバンクオブドバイ）に行きます。ここでも同様のこととその見解を聞いてみます。
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