香港資産運用奮闘記GCC(ペルシャ湾岸)・MENA > サウジアラビアの証券会社ムバシェル証券(Mubasher)へ行ってきました
2007年05月25日

サウジアラビアの証券会社ムバシェル証券(Mubasher)へ行ってきました

サウジアラビアの証券会社Mubasher Securities(←ムバシェルと読みます)
のドバイ支店に行ってきました。

まず、到着した日20日の朝、ホテルに荷物を置いた後すぐに、ドバイワールドトレードセンターへ向かいました。
ドバイワールドトレードセンターは、ドバイ証券取引所(DFM:Dubai Financial Market)が1階にあります。

ここにサウジの証券会社ムバシェル証券(正式名称:Mubasher Direct Broker for Financial Services)
の、リテール部門が入居しており、この日の朝9:00amからアポをとっておきました。

ムバシェル証券ムバシェル証券は、中東・北アフリカ(MENA)地域に多くの支店を展開する
Middle East North Africaの証券取引に特化する、サウジアラビア最大の
オンライン証券ブローカーです。

親会社がNational Technology Group (NTG) というサウジのコングロマリットで、
その子会社のムバシェルはサウジではメジャーな証券ブローカーです。

ムバシェル証券ドバイのワールドトレードセンターに、そのドバイ支店を構えているのですが、
私は今回、そこを訪れまたもや日本人第一号となる口座開設をしてきました(笑)

←右側の大きなおじさんが、ドバイ支店マネージャのジャマールさん(エジプト人)
左側のナイスガイが、アブゴッシュさん(パレスチナ人)




ムバシェル証券(Mubasher Securities)の口座開設

ムバシェル証券は、マックシャラフ証券とは違い、サウジアラビアのレギュレーションに従っています。
なので、今のところ私たち日本人は郵送による口座開設はできません。

ムバシェル証券のどこか支店を訪問して、対面での口座開設手続きが必要になります。
しかし、一度口座を開いてしまえばあとはすべてインターネットでのオンライントレードが可能です。

口座開設に必要な書類は、以下の通りです。
・パスポート
・政府発行の写真付きID(運転免許証など)
・アドレスプルーフ(バンクステイトメントなど)


上記書類を持参して、どこかの支店を訪れて口座開設申込書を記入すれば口座開設は完了です。

ムバシェル証券スターターキット口座開設が完了すると、左のようなスターターキットをもらいます。

写真右から、口座開設申込書、各種同意書、口座開設申込書の控え、
取引IDとパスワードが記載された封筒、MubasherPRO ver8.0のCD-ROM




このオンライントレードソフト「MubasherPRO」は、以下16市場がリアルタイム取引できるとんでもないソフトウェアです。


ムバシェル証券(Mubasher Securities)の取扱市場

サウジアラビア証券取引所 [TSE]
ドバイ証券取引所(UAE) [DFM]
アブダビ証券取引所(UAE) [ADSM]
クウェート証券取引所 [KSE]
ドーハ証券取引所(カタール) [DSM]
バーレーン証券取引所 [BSE]
マスカット証券取引所(オマーン) [MSM]
・・・以上GCC各国7市場

ベイルート証券取引所(レバノン) [BSE]
カイロアレキサンドリア証券取引所(エジプト) [CASE]
カサブランカ証券取引所(モロッコ) [KSE]
アンマン証券取引所(ヨルダン) [ASE]
パレスチナ証券取引所 [PSE]
イスタンブール証券取引所(トルコ) [ISE]
テヘラン証券取引所(イラン) [TSE]
ジャカルタ証券取引所(インドネシア) [JSX]
タイ証券取引所 [SET]
・・・以上GCC以外9市場

計16市場のオンライントレードが可能です(※ただしサウジに関してはGCC居住者のみが取引可能)
というわけで、私たち外国人にはサウジアラビアの証券市場は開放されていません。

しかし、関係各氏のお話によりますと、年内には外国人も取引できるかも?とおっしゃっていました。
ベトナムや中国のWTO加盟は、日本でも大きな話題になりましたが、サウジのWTO加盟は意外と知られていません。
サウジも1年ほど前に念願のWTO加盟を果たしたばかりで、今後様々な規制緩和が予測されます。

現地の経済紙を見ると、サウジの規制緩和はなかなか旬な話題となっています。

大切なおしらせ:
ドバイ株投資完全マニュアルは、2007年6月3日(日)〜6日(水)<4日間限定>の
Amazonプレゼントキャンペーンを行います。ご協力よろしくお願いいたします。m(_ _)m


UAE「ドバイ株投資完全マニュアル」 2007年6月13日発売予定!
著者:石田和靖/価格:1,890円 (税込)/出版社:パンローリング/四六版ソフトカバー

【本書の内容】
はじめに
1章 急成長の世界最先端都市ドバイと湾岸諸国の概要
2章 ドバイ・アブダビ株式市場の基本情報
3章 投資信託を通じてドバイに投資する
4章 株式市場を通じてドバイに投資する
5マックシャラフ証券のオンライントレード
6章 ドバイ株の情報収集
7章 ドバイ・アブダビ株式市場の参考銘柄
付録)ナショナルバンクオブドバイ
(NBD)の口座開設記入例
付録)
NBDS(NBD証券)の口座開設記入例
付録)
DFM登録ブローカーリスト
付録)
DFMADSM上場企業のPER・株価・時価総額一覧表
付録)マックシャラフ証券テクニカルレポートサンプル
おわりに
ドバイ株投資完全マニュアル



関連記事:
ドバイに関連する記事は以下をご参照ください →サイト内検索「ドバイ」
All About 戸松さんのおすすめガイド記事に"ドバイの魅力とリスク"が掲載されました
新刊のお知らせ 〜ドバイ株投資完全マニュアル〜
ドバイ株投資完全マニュアル amazonプレゼントキャンペーン!
ドバイの不動産情報その2 〜ドバイの不動産はバブるか?!〜
ドバイの不動産情報その1 〜意外とそれほど高くない?ドバイの不動産〜
ドバイ×ベトナム投資セミナー開催! in 東京/大阪/名古屋/広島(6月)
ユニバーサル・スタジオ、ドバイにテーマパーク建設へ
驚異的な売上を記録するドバイのサマーセール
エミレーツ航空が好決算、航路を更に拡大
2016年の夏季五輪にドバイが立候補?!
中国向けを大幅に抜いている中東・アフリカ向けの建設機械輸出
"世界最先端!ドバイ株投資オンラインセミナー"がDVDになりました
ドバイ株投資オンラインセミナー、多数のご参加ありがとうございました!
アラブ連盟、イスラエルと直接交渉
アフリカの政府・金融機関、国際市場で起債続々
ドバイは砂漠の国なのに水が安くて美味しい?!
世界最先端!ドバイ株投資オンラインセミナー、4月12日(木) 開催のお知らせ
ドバイは香港同様、様々な情報がスピーディに集まる街
UAEの証券取引所比較
DIFC(ドバイ国際金融センター)オリジナルUSBメモリ
ドバイの独立系ニュータイプオンラインブローカー"MAC Sharaf Securities"
ドバイ近郊のベッドタウン、シャルジャに行きました
DIFC(ドバイ国際金融センター)に行ってきました
ドバイに到着しました
ドバイの宝くじ 〜Dubai Duty Free's Millennium Millionaire〜
ドバイにてカメルーン人の仏銀バンカーに出会う
今日から ドバイ(Dubai・UAE)へ行ってきます
砂漠のオアシスドバイからです。この街すごすぎ・・・・
エミレーツ航空のエコノミークラスは、メールの送受信ができます
ドバイ(Dubai・United Arab Emirates)のDVDが完成しました
HSBC Bank Middle East(ドバイのHSBC)でディルハム通貨を引き出す
ドバイ観光には"THE BIG BUS"での移動がおすすめ
ドバイの石油開発会社THANI INVESTMENTS(タニインベストメント)を訪問しました
2009年の開業を目指すドバイの地下鉄(Dubai Metro)
2016年の開港を目指すドバイの新空港ジェベルアリ国際空港(Jebel Ali Airport)
ドバイの高級不動産はイギリスの5分の1の価格?!
投資先としてのGCC(Gulf Cooperation Council)諸国

サウジアラビアに関連する記事は以下をご参照ください →サイト内検索「サウジアラビア」
サウジとエジプトを結ぶ、紅海横切る世界最長の海上橋
サウジアラビアが国内6カ所1200億ドルの「メガ経済都市」建設
湾岸6カ国単一通貨2010年導入、そして2015年変動相場制へ

カタールに関連する記事は以下をご参照ください →サイト内検索「カタール」
ドーハ(カタール)の宝くじ 〜Qatar Duty Free's Millionaire〜
ドーハ(カタール)の金融センターと建設ラッシュ
ドーハ(カタール)に行って来ました




投資銀行家が見たサウジ石油の真実
投資銀行家が見たサウジ石油の真実
マシュー・R・シモンズ 月沢 李歌子

関連商品
石油を読む 第2版―地政学的発想を超えて
石油 最後の1バレル
ピーク・オイル・パニック―迫る石油危機と代替エネルギーの可能性
石油最終争奪戦―世界を震撼させる「ピークオイル」の真実
石油の歴史―ロックフェラーから湾岸戦争後の世界まで
by G-Tools

ドバイがクール―世界ナンバーワンずくめの楽園都市
ドバイがクール―世界ナンバーワンずくめの楽園都市
槙島 公

関連商品
ドバイ―海と砂漠で遊ぶ究極のリゾート・シティー
フィガロジャポンvoyage タヒチとドバイ エキゾチックリゾート
Lonely Planet Dubai (Lonely Planet Dubai)
アラビア語が面白いほど身につく本―文字から旅行会話までマスターできる
アラビア・ノート
by G-Tools



香港資産運用奮闘記GCC(ペルシャ湾岸)・MENA > サウジアラビアの証券会社ムバシェル証券(Mubasher)へ行ってきました


Posted by causeway_bay at 14:35│Comments(2)
    この記事へのコメント
  1. 暑いドバイ出張お疲れ様です!

    これは貴重な情報ですね! ムバシェル証券に口座を開くと、こんなにたくさんの国に投資できるのですか! 特に私としては、テヘラン証券取引所に目が釘付けです。

    ちょうど来月、サウジに初出張になりましたので、口座を開いてこようかな? 最低預け入れ金など、あるのでしょうか?

    また詳しいことを是非お教え下さい。
    Posted by まつ at 2007年05月28日 11:08
  2. まつさん

    こんにちは、いつもお世話になります。
    おぉぉ、ついに来月サウジに行かれるのですか?!いいですねー。
    私は再来月に行ければいいなと思っています。

    ムバシェルは最低デポジットはありません。口座開設費用なども一切不要です。
    Posted by kz@銅鑼湾 at 2007年05月29日 19:27

 ※コメント入力時に、引用文に全角の「>」をつけると赤の太字で強調表示されます