香港資産運用奮闘記HSBC(香港上海銀行) > HSBCの口座開設について英語力は必須になりました
2007年09月01日

HSBCの口座開設について英語力は必須になりました

久しぶりにHSBCに関する記事を書きます。現地FAからの最新情報です。

7月23日あたりからHSBC口座開設に英語力が必要になってきたと言う話がありますが、
その傾向はますます厳しくなっています。

HSBCの担当者と簡単な英会話ができないために断られているケースが続出しているようです。
これはまぁ、当たり前と言えば当たり前なんですが・・・(^ー^;

相手とコミュニケーションとろうとする姿勢は、最低限必要なのですが、それすらできない人が多いようです。
「英語が話せない」ことを最初からアピールしたり、相手の話を聞いても相槌も何も無くぽかーんだったり。
これでは、確かに断られても無理は無いでしょう。香港に限らず世界中どこだってそうです。

例えば、あなたが日本でお店をやってるとしましょう。そのお店に一人の外国人がやってきました。

あなた: 「ご注文は何にしますか?」
外国人: 「・・・・・・。」
あなた: 「今日はサンマの塩焼定食がオススメですが。」
外国人: 「・・・・・・。」
あなた: 「で、ご注文は?」
外国人: 「ニホンゴワカリマセーン」


こんな客が来たら、「無難なものを適当に出しとくか・・・」ってなっちゃいますよね。
それかちょっと気の短い東京下町の店主さんなら、「帰ってくれ!」と言ってちゃぶ台ひっくり返すか(笑)

定食屋だったら、無難なものを適当に出してもさほど問題にはならないかもしれませんが、
もちろん銀行が顧客に、無難なものを適当に売りつけるわけにはいきません。


要は、↑この外国人と同じ状況を多くの日本人がHSBCの本店ビルで行なっているということです。
相手(HSBCの行員)からしてみれば、「買い物に来てるのに、自分で注文できないとは何事?」
「めし食いに来たのに、自分の食べたいものを注文しないとは何事?」ということです。

大切なのは、「伝えたいと思う事を伝えようとする努力、知りたいと思う事を知ろうとする努力」です。

「サンマの塩焼定食1人前、ライス大盛りで。オプションで納豆つけてください!」

最低限、↑ここの部分(自分が言いたい事)をスラスラ言えるように覚えるべきです。
そして、伝えたい事を伝えた上で、相手が何を聞いてくるのか、何を知りたいのか?を
研究して、答えられるようにしておくべきです。

「食後に紅茶かコーヒーが付きますが、どちらにしますか?」
⇒「アイスコーヒーください」

「今ならタイムサービスで、ポテトサラダ100円ですが付けますか?」
⇒「いりません」

↑このように、自分の意思をはっきりと相手に伝えることが必要です。


銀行は、あなたの目的や投資スタンス・興味などを聞いて、それに対してベストなサービスを提案してきます。
それが本来の業務なわけですから、それができないということは業務にならない。というわけです。

海外の銀行は、流行やブランド志向で開設するものではありません。あくまでも道具です。
「手に入れた道具を、いかに使いこなすか?」のほうが重要であって、英語の意思疎通に拒否反応をしめす方が、
手に入れた道具を使いこなせるわけがありませんし、手に入れるべきではありません。


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